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テクノロジ系

SSL/TLSとIPsecの違い

SSL/TLSとIPsecはともに通信を暗号化するプロトコルですが、動作するレイヤが異なります。SSL/TLSはトランスポート層〜セッション層で動作しアプリケーション単位で暗号化、IPsecはネットワーク層で動作しIPパケット全体を暗号化します。VPN構築では両者が使い分けられます。

比較表で見る違い

観点SSL/TLSIPsec
動作レイヤトランスポート〜セッション層(4-5層)ネットワーク層(3層)
暗号化対象アプリケーションのデータ部分IPパケット全体(ペイロード+ヘッダ)
主な用途HTTPS、メール暗号化、SSL-VPN拠点間VPN、リモートアクセスVPN
実装場所アプリケーション・OSOS・ルータ・ファイアウォール
クライアント要件Webブラウザで利用可(特別なソフト不要)専用クライアント設定が必要
認証方式X.509証明書、共通鍵事前共有鍵(PSK)、証明書
代表的モードTLS 1.2 / TLS 1.3トランスポートモード、トンネルモード

それぞれの詳しい解説

ASSL/TLS

トランスポート層〜セッション層で動作する暗号化プロトコル。HTTPSをはじめWebブラウザでの安全な通信に広く使われています。X.509証明書を使ったサーバ認証とハイブリッド暗号方式(公開鍵で鍵交換・共通鍵で本体暗号化)が特徴。SSL 3.0以前は脆弱性によりTLS 1.2/1.3が主流となっています。

  • トランスポート〜セッション層で動作

  • HTTPS等のWeb通信で標準

  • X.509証明書による認証

  • 現在はTLS 1.2/1.3が推奨

BIPsec

ネットワーク層で動作しIPパケット全体を暗号化・認証するプロトコル群。拠点間VPNやリモートアクセスVPNの基盤として使われます。AH(認証)とESP(暗号化+認証)の2つのプロトコルがあり、IKE(鍵交換)と組み合わせて動作します。トンネルモードでは元のIPヘッダごと新しいヘッダでカプセル化します。

  • ネットワーク層で動作

  • 拠点間VPN・リモートアクセスVPNで利用

  • AH/ESP/IKEで構成

  • トランスポートモードとトンネルモード

試験対策のポイント

「SSL/TLS=トランスポート層・HTTPS、IPsec=ネットワーク層・VPN」で整理。動作レイヤと用途が異なる。

理解度チェック(2問)

Q1. IPsecが動作するOSI参照モデルの層として、適切なものはどれか。

  1. 1データリンク層
  2. 2ネットワーク層
  3. 3トランスポート層
  4. 4アプリケーション層
解答・解説を見る

正解:2. ネットワーク層

IPsecはネットワーク層(第3層)で動作しIPパケット全体を暗号化・認証する。SSL/TLSはトランスポート層〜セッション層で動作する点と対比して覚える。

Q2. SSL/TLSに関する記述として、適切なものはどれか。

  1. 1ネットワーク層でIPパケット全体を暗号化する
  2. 2拠点間VPNの構築に主に使われる
  3. 3X.509証明書を用いてサーバ認証を行う
  4. 4AH・ESPの2つのプロトコルから構成される
解答・解説を見る

正解:3. X.509証明書を用いてサーバ認証を行う

SSL/TLSはX.509証明書でサーバ認証を行い、HTTPS等で利用される。IPパケット全体の暗号化やAH・ESPはIPsecの特徴。拠点間VPNは主にIPsecの用途。

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