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商業簿記

償却原価法の利息法と定額法の違い

額面と取得価額の差額(金利調整差額)を償還期に向けて配分する方法。実効利子率を使って配分するのが利息法、期間で均等配分するのが定額法。

比較表で見る違い

観点利息法定額法
配分の基準実効利子率による複利計算取得から償還までの期間で均等
各期の償却額帳簿価額に応じて毎期変動する毎期一定
計算の手間複雑(実効利子率が必要)簡便
基準上の位置づけ原則的な方法継続適用を条件とする容認処理

それぞれの詳しい解説

A利息法

帳簿価額に実効利子率を乗じて算定した金額を各期の利息配分額とし、券面利子額との差額を金利調整差額の償却額として帳簿価額に加減する方法。理論的に正確で、原則的な方法とされる。

  • 実効利子率を使用

  • 償却額は毎期変動

  • 原則的方法

B定額法

金利調整差額を取得から償還までの期間にわたり毎期均等額で配分する簡便な方法。計算が容易なため、利息法に代えて継続適用を条件に容認されている。

  • 期間で均等配分

  • 償却額は毎期一定

  • 簡便な容認処理

試験対策のポイント

利息法は実効利子率で毎期変動、定額法は期間で均等。「利息は率で変動、定額は割って一定」と覚える。利息法が原則。

理解度チェック(3問)

Q1. 償却原価法の利息法に関する記述として正しいものはどれか。

  1. 1帳簿価額に実効利子率を乗じて利息配分額を算定する
  2. 2金利調整差額を期間で均等配分する
  3. 3償却額は毎期一定となる
  4. 4取得原価のまま据え置く
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正解:1. 帳簿価額に実効利子率を乗じて利息配分額を算定する

利息法は帳簿価額に実効利子率を乗じて利息配分額を算定し、券面利子額との差額を償却する。償却額は帳簿価額の変動に応じて毎期変動する。

Q2. 償却原価法の定額法の特徴として正しいものはどれか。

  1. 1金利調整差額を期間で均等配分するため償却額が毎期一定
  2. 2実効利子率を用いるため償却額が毎期変動
  3. 3償却を行わない
  4. 4時価評価を行う
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正解:1. 金利調整差額を期間で均等配分するため償却額が毎期一定

定額法は金利調整差額を取得から償還までの期間で均等配分する簡便法であり、各期の償却額は一定となる。

Q3. 償却原価法において原則的な方法とされるのはどちらか。

  1. 1利息法
  2. 2定額法
  3. 3総平均法
  4. 4移動平均法
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正解:1. 利息法

償却原価法では利息法が原則的な方法とされ、定額法は継続適用を条件とした容認処理である。

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