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配電・配線

VVF・VVR・CV ケーブルの違い

低圧屋内配線で使われるケーブルには複数の種類があり、構造と用途で使い分けます。VVFは住宅屋内で最も普及している平形ケーブル、VVRは丸形、CVは三相動力用が中心です。

比較表で見る違い

観点VVFVVRCV
正式名称600V ビニル絶縁ビニルシースケーブル(平形)600V ビニル絶縁ビニルシースケーブル(丸形)600V 架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル
断面形状平形(フラット)丸形(円形)丸形(円形)
絶縁体ビニルビニル架橋ポリエチレン(耐熱性高い)
許容温度60℃60℃90℃(高い)
許容電流比較的小(VVR、CVより小さい)中(介在物入りで放熱良)大(架橋ポリエチレンで放熱・耐熱性向上)
主な用途一般住宅の屋内配線(最も普及)住宅・小規模建築の屋内配線高圧・低圧の幹線、三相動力用
心線数2心・3心が中心2心・3心・4心単心・3心・4心など多様

それぞれの詳しい解説

AVVF(平形ビニルシースケーブル)

低圧屋内配線で最も普及している平形ケーブル。住宅のコンセント・照明回路の配線に多用されます。施工が容易で、ステープルでの固定がしやすい平形断面が特徴。

  • 住宅屋内配線の主流

  • 1.6mm/2.0mm の2心・3心が一般的

  • 許容温度60℃、許容電流は小さめ

BVVR(丸形ビニルシースケーブル)

丸形断面のビニル絶縁ビニルシースケーブル。心線の間に介在物が入り放熱が良いため、VVFより許容電流が大きい。屋外引込線や地中埋設にも一定の条件下で使用可能。

  • 丸形断面で介在物入り

  • VVFより許容電流が大きい

  • 屋外引込・地中埋設にも使用可

CCV(架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル)

絶縁体に架橋ポリエチレンを用い、許容温度が90℃と高いケーブル。許容電流が大きく、三相動力幹線・工場のモータ用などに使われます。CVTは3本のCV単心を撚り合わせた形態。

  • 絶縁体は架橋ポリエチレン(耐熱性高)

  • 許容温度90℃

  • 高圧・低圧の幹線、三相動力用

試験対策のポイント

「VVF=平形・住宅向け、VVR=丸形・少し許容電流大、CV=架橋PE・許容電流最大」。Fはflat(平形)、Rはround(丸形)、CVのCはCross-linked PEの略と覚える。

理解度チェック(3問)

Q1. 一般住宅の屋内配線で最も多く使われるケーブルとして正しいものはどれか。

  1. 1VVF
  2. 2VVR
  3. 3CV
  4. 4CVT
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正解:1. VVF

住宅の屋内配線はVVF(平形ビニルシースケーブル)が最も普及。施工が容易で、コンセント・照明回路に多用される。

Q2. CVケーブルの絶縁体として正しいものはどれか。

  1. 1ビニル
  2. 2天然ゴム
  3. 3架橋ポリエチレン
  4. 4ポリ塩化ビニル
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正解:3. 架橋ポリエチレン

CVケーブルの絶縁体は架橋ポリエチレン(Cross-linked Polyethylene)。耐熱性が高く許容温度は90℃。

Q3. VVFケーブルの記号Fが表すものとして正しいものはどれか。

  1. 1Fire(耐火)
  2. 2Flat(平形)
  3. 3Flexible(可とう)
  4. 4Fine(細形)
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正解:2. Flat(平形)

VVFの「F」はFlat(平形)の意味。VVRの「R」はRound(丸形)。

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