APERT
不確実性を伴うプロジェクトに用いられる工程管理手法。各作業について楽観値(a)・最頻値(m)・悲観値(b)の3点見積から期待時間 t=(a+4m+b)/6 を計算し、これをもとにアローダイアグラム上でクリティカルパスを求めます。研究開発や前例のないプロジェクトに向きます。
3点見積(楽観・最頻・悲観)
期待時間 t=(a+4m+b)/6
時間に不確実性がある場合に有効
研究開発・新規案件向き
PERT(Program Evaluation and Review Technique)とCPM(Critical Path Method)はいずれもプロジェクトの工程管理手法で、アローダイアグラムを用いてクリティカルパスを求めます。PERTは時間に不確実性がある研究開発型、CPMはコストと時間が明確な建設・製造型のプロジェクトに向きます。
| 観点 | PERT | CPM |
|---|---|---|
| 開発元 | アメリカ海軍(1958年、ポラリスミサイル計画) | デュポン・レミントンランド(1957年) |
| 時間見積 | 楽観値・最頻値・悲観値の3点見積 | 単一の確定値 |
| 時間の扱い | 確率的(期待値と分散を計算) | 決定論的 |
| コスト管理 | 主目的ではない | 時間とコストの最適化が主目的 |
| 対象プロジェクト | 研究開発・新規プロジェクト | 建設・製造など実績ある工程 |
| クリティカルパス | 求める(期待時間ベース) | 求める(確定時間ベース) |
| スラック(余裕時間) | 考慮する | 考慮する |
不確実性を伴うプロジェクトに用いられる工程管理手法。各作業について楽観値(a)・最頻値(m)・悲観値(b)の3点見積から期待時間 t=(a+4m+b)/6 を計算し、これをもとにアローダイアグラム上でクリティカルパスを求めます。研究開発や前例のないプロジェクトに向きます。
3点見積(楽観・最頻・悲観)
期待時間 t=(a+4m+b)/6
時間に不確実性がある場合に有効
研究開発・新規案件向き
時間とコストが比較的明確なプロジェクトに用いられる工程管理手法。各作業を単一の確定時間で見積もり、コストと時間のトレードオフを最適化します。標準時間と特急時間(短縮可能な時間)の関係から、コストを最小化する工程短縮計画を立案できる点が特徴です。建設業や製造業で広く使われています。
時間は確定値で見積もる
コストと時間の最適化が主目的
実績ある工程の最適化に向く
建設・製造で広く利用
「PERT=3点見積・確率的・研究開発、CPM=確定値・コスト最適・建設製造」で整理。
Q1. PERTにおいて、作業の楽観値2日・最頻値5日・悲観値8日のとき、期待時間は何日か。
正解:2. 5日
PERTの期待時間 t = (a + 4m + b) / 6 = (2 + 4×5 + 8) / 6 = 30 / 6 = 5日。3点見積を用いる点がPERTの特徴。
Q2. CPMの特徴として、適切なものはどれか。
正解:3. 時間とコストの最適化を主目的とする
CPMは時間とコストの最適化を主目的とし確定値で見積もる。3点見積・確率的扱い・研究開発向きはPERTの特徴。両者ともクリティカルパスを求める点は共通。