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財務諸表

流動資産と固定資産の違い

貸借対照表の資産は、現金化のしやすさで「流動資産」と「固定資産」に分類されます。判定には「正常営業循環基準」と「1年基準」の2つを併用します。

比較表で見る違い

観点流動資産固定資産
主な性質短期に現金化される資産長期にわたり利用する資産
判定基準営業循環内 or 1年以内に回収・費用化それ以外(1年超利用)
代表例現金・預金・売掛金・受取手形・商品建物・備品・車両運搬具・土地
減価償却の有無対象外有形固定資産(土地除く)は対象
B/S上の表示順流動性配列法では上に表示流動資産の下に表示

それぞれの詳しい解説

A流動資産

現金・預金や、商品・売掛金など正常営業循環内で現金化される資産、および1年以内に現金化・費用化が見込まれる資産。資金繰りの判断材料として重要です。

  • 営業循環基準と1年基準で判定

  • 商品・売掛金・受取手形は営業循環内なので流動

B固定資産

1年を超えて長期にわたり営業活動に使用する資産。簿記3級では有形固定資産(建物・備品・車両運搬具・土地)が中心で、土地以外は減価償却の対象になります。

  • 土地は減価償却しない(時の経過で減価しないため)

  • 減価償却累計額は控除形式で表示

試験対策のポイント

「正常営業循環内+1年以内=流動」「1年超利用=固定」。商品・売掛金は1年超でも営業循環内なので流動資産になる点に注意。

理解度チェック(3問)

Q1. 次のうち、固定資産に区分される勘定科目として正しいものはどれか。

  1. 1受取手形
  2. 2商品
  3. 3建物
  4. 4前払金
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正解:3. 建物

建物は1年超利用する有形固定資産。受取手形・商品・前払金は流動資産。

Q2. 次のうち、減価償却の対象とならない固定資産として正しいものはどれか。

  1. 1建物
  2. 2備品
  3. 3車両運搬具
  4. 4土地
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正解:4. 土地

土地は時の経過で価値が減らないため減価償却を行わない。建物・備品・車両運搬具は減価償却の対象。

Q3. 商品の正常営業循環期間が1年6か月の企業において、商品の貸借対照表上の区分として正しいものはどれか。

  1. 1流動資産
  2. 2固定資産
  3. 3繰延資産
  4. 4営業循環外資産
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正解:1. 流動資産

正常営業循環基準が優先され、商品・売掛金などは1年を超えても流動資産に区分される。

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