A介護老人保健施設(老健)
介護老人保健施設は、病状が安定した要介護者に対し、医学的管理下での介護とリハビリテーションを行い、在宅復帰を目指す中間施設です。常勤医師を配置し、理学療法士・作業療法士などのリハビリ職を手厚く置いています。在所期間は3〜6か月程度を目安とし、「家に帰す」ことを目的とする点が特徴で、長期の療養や看取りを主目的とする介護医療院とは性格が異なります。
在宅復帰を目指す中間施設
リハビリ職を手厚く配置
在所期間は3〜6か月程度が目安
介護保険3施設のうち、老健と介護医療院はどちらも医療的なケアを提供しますが、役割が異なります。老健は在宅復帰を目指す中間施設、介護医療院は長期にわたる療養と生活を一体的に支える「住まい」としての機能を併せ持つ施設です。2024年(令和6年)3月末で介護療養型医療施設が廃止され、その受け皿として介護医療院の役割が定着しました。
| 観点 | 介護老人保健施設(老健) | 介護医療院 |
|---|---|---|
| 基本的な目的 | 在宅復帰を目指すリハビリ・中間施設 | 長期療養が必要な人への医療+介護+生活支援(住まい) |
| 主な利用者像 | 病状が安定し在宅復帰を目指す要介護者 | 長期にわたり療養が必要な要介護者(容体が比較的重い人を含む) |
| 医療提供 | 医学的管理下のケア・リハビリが中心 | 日常的な医学管理・看取り・ターミナルケアまで対応 |
| 在所期間 | 原則3〜6か月程度を目安に在宅復帰 | 長期の療養を前提(終身的利用が可能) |
| 類型 | 原則として単一の類型 | I型(重い医療ニーズ)とII型(比較的安定)に分かれる |
| 位置づけの経緯 | 従来から介護保険3施設の一つ | 介護療養型医療施設(2024年3月末廃止)の受け皿として創設 |
介護老人保健施設は、病状が安定した要介護者に対し、医学的管理下での介護とリハビリテーションを行い、在宅復帰を目指す中間施設です。常勤医師を配置し、理学療法士・作業療法士などのリハビリ職を手厚く置いています。在所期間は3〜6か月程度を目安とし、「家に帰す」ことを目的とする点が特徴で、長期の療養や看取りを主目的とする介護医療院とは性格が異なります。
在宅復帰を目指す中間施設
リハビリ職を手厚く配置
在所期間は3〜6か月程度が目安
介護医療院は、主として長期にわたり療養が必要な要介護者に対し、療養上の管理・看護・医学的管理下の介護・機能訓練・日常生活上の世話を一体的に行う施設です。介護療養型医療施設(2024年3月末廃止)の受け皿として創設され、医療と介護に加えて「生活施設(住まい)」としての機能を併せ持つのが大きな特徴です。重篤な身体疾患や認知症の合併症を持つ人を主な対象とするI型と、比較的容体が安定した人を対象とするII型の2類型があり、看取りやターミナルケアにも対応します。
長期療養と生活を一体的に支える施設
I型(重い医療ニーズ)・II型(比較的安定)の2類型
看取り・ターミナルケアに対応
「老健=在宅復帰の中間施設・短中期」「介護医療院=長期療養+生活(住まい)・I型/II型・看取り対応」。介護医療院は廃止された介護療養型医療施設の後継、と覚えましょう。
Q1. 介護医療院の基本的な役割として最も適切なものはどれか。
正解:2. 長期にわたる療養と生活支援を一体的に提供する
介護医療院は、長期療養が必要な要介護者に医療・介護・生活支援を一体的に提供する施設です。在宅復帰を目指す短期のリハビリは老健の役割です。
Q2. 2024年(令和6年)3月末で廃止され、介護医療院がその受け皿となった施設はどれか。
正解:2. 介護療養型医療施設
介護療養型医療施設は2024年3月末で廃止され、介護医療院がその受け皿として位置づけられています。
Q3. 介護医療院の類型に関する記述として正しいものはどれか。
正解:1. I型とII型の2類型に分かれる
介護医療院は、医療ニーズの高いI型と比較的容体が安定したII型の2類型に分かれます。
Q4. 在宅復帰を主たる目的とする施設はどちらか。
正解:2. 介護老人保健施設
在宅復帰を目指すのは老健です。介護医療院は長期療養と生活を支える施設で、終身的な利用も想定されます。