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計器用変圧器(VT)と変流器(CT)の違い

高圧の電圧・電流をそのまま計器に入れることはできないため、計器用変成器で低い値に変換します。電圧を変換するのが計器用変圧器(VT)、電流を変換するのが変流器(CT)です。二次側の扱い(開放厳禁・短絡厳禁)が真逆である点が頻出です。

比較表で見る違い

観点計器用変圧器(VT)変流器(CT)
英語名Voltage Transformer(VT/PT)Current Transformer(CT)
変換する量電圧(高電圧→低電圧)電流(大電流→小電流)
二次側の定格110V(定格二次電圧)5A(定格二次電流)
一次側の接続回路に並列に接続回路に直列に接続
二次側で禁止される操作短絡(ショート)厳禁開放(オープン)厳禁
禁止操作で起こる危険過電流による焼損高電圧発生による絶縁破壊・感電
主な接続先電圧計・電力計・電力量計の電圧コイル電流計・電力計・保護継電器の電流コイル

それぞれの詳しい解説

A計器用変圧器(VT)

高圧の電圧を計器が扱える低い電圧(定格二次電圧110V)に変換する変成器。回路に並列に接続します。変圧器と同じ構造のため、二次側を短絡すると過大な電流が流れて焼損するため短絡は厳禁です。電圧計・電力量計の電圧コイルに接続します。

  • 電圧を変換(定格二次電圧110V)

  • 回路に並列接続

  • 二次側の短絡は厳禁(焼損する)

  • 電圧計・電力計・電力量計に接続

B変流器(CT)

大きな電流を計器が扱える小さな電流(定格二次電流5A)に変換する変成器。回路に直列に接続します。通電中に二次側を開放すると鉄心が磁気飽和して二次側に高電圧が発生し、絶縁破壊や感電の危険があるため開放は厳禁です。点検時は必ず二次側を短絡してから外します。

  • 電流を変換(定格二次電流5A)

  • 回路に直列接続

  • 通電中の二次側開放は厳禁(高電圧発生)

  • 取り外し時は二次側を短絡しておく

試験対策のポイント

「VT=電圧変換・並列接続・二次110V・短絡厳禁、CT=電流変換・直列接続・二次5A・開放厳禁」。CTは二次開放で高電圧が出るので点検時は二次を短絡する。VTとCTで二次側の禁止操作(短絡⇔開放)が真逆なのが要注意。

理解度チェック(3問)

Q1. 変流器(CT)の通電中に絶対に行ってはならない操作はどれか。

  1. 1二次側を短絡する
  2. 2二次側を開放する
  3. 3一次側に直列接続する
  4. 4二次側に電流計をつなぐ
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正解:2. 二次側を開放する

変流器(CT)は通電中に二次側を開放すると鉄心が磁気飽和し、二次側に高電圧が発生して絶縁破壊・感電の危険がある。点検時は二次側を短絡してから扱う。

Q2. 計器用変圧器(VT)の定格二次電圧として一般的なものはどれか。

  1. 15V
  2. 2105V
  3. 3110V
  4. 4210V
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正解:3. 110V

計器用変圧器(VT)の定格二次電圧は110V。一方、変流器(CT)の定格二次電流は5Aである。

Q3. 計器用変成器の接続方法として正しい組合せはどれか。

  1. 1VTは直列、CTは並列に接続する
  2. 2VTは並列、CTは直列に接続する
  3. 3VTもCTも並列に接続する
  4. 4VTもCTも直列に接続する
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正解:2. VTは並列、CTは直列に接続する

計器用変圧器(VT)は電圧を測るため回路に並列接続、変流器(CT)は電流を測るため回路に直列接続する。

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