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技能

議長と司会の違い

会議を進める人として「議長」と「司会」がある。どちらも進行役だが、議事をまとめて採決を取りまとめる責任を負うのが議長、式次第に沿って場を進めるのが司会というように、担う権限の重さが異なる。

比較表で見る違い

観点議長司会
主な役割議事を整理し結論へ導く進行・順序の案内
採決への関与採決を取り、議事をまとめる採決そのものは行わない
権限・責任会議運営の責任者進行の補助役
使われる場面審議・決議を伴う会議式典・発表会・打合せの進行

それぞれの詳しい解説

A議長

会議の審議を整理し、出席者の意見を引き出しながら結論や決議へ導く責任者である。発言が偏らないよう交通整理し、賛否を問う採決を取りまとめ、会議全体の秩序を保つ役割を負う。株主総会や取締役会など、議決を伴う会議で置かれることが多い。中立の立場で公平に議事を運ぶことが求められ、自分の意見を一方的に押し通すのではなく、参加者の合意形成を導くことに徹するのが本来の務めである。

  • 議事の整理と採決の取りまとめを担う

  • 会議運営の最終責任を負う

  • 決議を伴う会議で置かれる

B司会

式次第やプログラムに沿って進行を案内する役である。発言者や来賓の紹介、次第の切り替え、時間管理などを行い、場を滑らかに進めることに徹する。一方で、議事の採決や決議の取りまとめといった会議の意思決定そのものは原則として担わない。式典・発表会・懇親会など、議決よりも進行の円滑さや雰囲気づくりが重視される場で活躍し、議長のような最終的な運営責任までは負わないのが一般的である。

  • 式次第に沿って進行を案内する

  • 採決・決議の取りまとめは行わない

  • 式典・発表会などの進行役

試験対策のポイント

議長は「議事をまとめ採決まで責任を負う運営者」、司会は「順序を案内する進行役」。決議があるなら議長、進行案内なら司会と区別する。

理解度チェック(3問)

Q1. 会議で採決を取り、議事を結論へまとめる責任を負うのはどれか。

  1. 1司会
  2. 2議長
  3. 3書記
  4. 4受付
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正解:2. 議長

採決を取り議事を結論へまとめるのは議長である。司会は進行の案内役で採決は担わない。書記は発言や決定事項を記録するのが役割、受付は出席者の確認や案内を担う役割であり、いずれも会議の意思決定を取りまとめる立場ではない。会議運営の最終責任を負うのは議長だと押さえておきたい。決議があるなら議長、と覚えると見分けやすい。

Q2. 司会の役割として最も適当なものはどれか。

  1. 1議案を採決して可否を決定する
  2. 2式次第に沿って進行を案内する
  3. 3会議の決議に最終責任を負う
  4. 4出席者の議決権を数えて結論を出す
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正解:2. 式次第に沿って進行を案内する

司会は式次第に沿って進行を案内するのが役割である。採決や決議の責任は議長が負うため、可否の決定や最終責任、議決権を数えて結論を出すといった意思決定にかかわる行為はいずれも司会の務めではない。司会は場を滑らかに進めることに徹し、議事の決定権は持たないのが一般的である。進行案内なら司会、と役割で押さえておきたい。

Q3. 会議における議長の務めとして不適当なものはどれか。

  1. 1発言が偏らないよう交通整理する
  2. 2議事を整理して採決を取る
  3. 3自分の意見を一方的に押し通して議論を打ち切る
  4. 4会議の秩序を保つ
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正解:3. 自分の意見を一方的に押し通して議論を打ち切る

議長は中立の立場で議事を整理し、公平に採決へ導くのが務めであり、自分の意見を押し通して議論を打ち切るのは公平性を欠くため不適当である。発言の交通整理、採決の取りまとめ、秩序の維持はいずれも議長に求められる役割で、参加者の合意形成を導くことが本来の責務といえる。中立であることが議長に欠かせない姿勢である。

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