📖この章で学ぶこと
子どもの発達をとらえる主要な理論を整理する章です。ピアジェの認知発達段階、ヴィゴツキーの発達の最近接領域、エリクソンの心理社会的発達、フロイトの心理性的発達という4本柱を、提唱者と段階名・キーワードがすぐ結びつくようにします。発達観そのものを問う出題の土台になります。
🔥ここが頻出
ピアジェの4段階(感覚運動期・前操作期・具体的操作期・形式的操作期)と保存概念・自己中心性、ヴィゴツキーの最近接領域と足場かけ、エリクソンの8段階のうち乳児期〜青年期、フロイトの口唇期〜性器期は人物と用語をセットで毎年問われます。
子どもが外界を理解する枠組み(シェマ)を、自分の枠組みに取り込む同化と、枠組み自体を作り変える調節によって発達させると考えたのはである。彼は認知発達を4つの段階に分けた。0〜2歳ごろは、見る・触る・なめるなど感覚と運動を通して世界を知るである。この時期の終わりごろには、目の前から物が消えても存在し続けると分かるが成立する。2〜7歳ごろは、言葉やイメージで考えられるが論理的操作はまだ不十分なである。この時期は、他者の視点に立てず自分の見方を中心に考えるが特徴で、見かけが変わっても量や数は変わらないと理解するの概念がまだ成立していない。7〜11歳ごろは、具体的な事物については論理的に考えられるとなる。11歳以降は、抽象的・仮説的な事柄も論理的に考えられるに至る。一方、発達における社会・文化や他者との関わりを重視し、子どもが一人ではできないが大人や仲間の援助があればできる範囲を(ZPD)と呼んだのはである。この領域で大人が行う適切な手助けを、のちにブルーナーらは(スキャフォールディング)と呼んだ。人生を8つの段階に分け、各段階に乗り越えるべき心理社会的危機があるとした発達理論を提唱したのはである。乳児期の課題は、養育者との関わりを通して世界を信じられるようになる「基本的信頼」対である。幼児前期(1〜3歳)の課題は「自律性」対恥・疑惑、幼児後期(3〜6歳)の課題は「自発性(自主性)」対である。児童期(学童期)の課題は「勤勉性」対劣等感、そして青年期の課題は自分は何者かを確立する(自我同一性)の確立対同一性の拡散である。人間の心を無意識・前意識・意識でとらえ、性的なエネルギー(リビドー)の向かう先で発達段階を説明したのはである。最初の段階は、吸う・なめるなど口での満足を求めるで、続いて排泄のしつけと結びつくに進む。その後、性器に関心が向かう男根(エディプス)期、性的関心が一時静まるを経て、思春期以降の性器期に至るとされる。