保育士
国家資格

保育士 問題集

検索練習・分散学習など科学的に効果が確かめられた学習法で設計した、基本無料の試験対策サービスです。試験範囲を体系的に学べる教材と豊富な問題演習を用意し、すべての問題についたくわしい解説で「なぜそうなるのか」まで理解しながら合格力を伸ばせます。

35章まとめノート
405問一問一答
5回予想問題
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保育士 試験ガイド

保育士は、児童福祉法に基づいて子どもの保育と保護者への支援を担う国家資格です。保育士試験は、養成校を卒業していなくても資格を取得できるルートとして、子育て経験を活かして働きたい方や異業種から保育の仕事へ転職したい方に広く利用されています。共働き世帯の増加を背景に保育人材の需要は安定しており、年齢を問わず挑戦しやすい資格です。

スキマ資格では、保育士筆記試験の9科目に対応したまとめノート(全35章)・一問一答405問・本番形式の予想模試5回(各160問)・数字暗記カード・用語解説辞典を基本無料で提供しています。まずはこのガイドで科目合格制という独特のしくみを理解してから、学習計画を立てましょう。

試験の基本情報

資格の種類
国家資格
実施機関
一般社団法人 全国保育士養成協議会(国の指定試験機関)
合格率
約20〜25%(科目合格制を活かして複数回で合格を目指す人も多い)
受験者数
年間延べ約8〜9万人前後(前期・後期合計)
受験料
受験手数料 12,700円程度(年度・分野により別途必要となる場合あり)
試験形式
マークシート(筆記・五肢択一中心)+実技(実演)
試験時間
筆記は2日間にわたり科目ごとに実施(1科目あたり30分〜1時間程度)
合格基準
筆記は各科目満点の6割以上(「教育原理」「社会的養護」は両方同時に6割以上)。実技は各分野50点満点中30点以上

出典: 一般社団法人 全国保育士養成協議会「保育士試験 実施結果」直近年度

保育士とは

保育士は、児童福祉法に基づく国家資格です。保育所や認定こども園、乳児院・児童養護施設などの児童福祉施設で、0歳から就学前までの子どもの保育や、保護者への支援を担う専門職です。資格を持つ人だけが「保育士」を名乗れる名称独占資格で、保育士でない人が保育士またはこれと紛らわしい名称を使うことは禁止されています。なお保育・子育て支援の所管は、2023年4月に発足したこども家庭庁に移っています。

保育士になる方法は二つあります。一つは厚生労働大臣が指定する保育士養成施設(大学・短大・専門学校等)を卒業する方法、もう一つが「保育士試験」に合格する方法です。本サイトが対象とするのは後者の保育士試験で、一般社団法人 全国保育士養成協議会が国の指定試験機関として実施しています。社会人や主婦・主夫の方が働きながら独学で挑戦しやすいルートとして人気があります。

保育士試験は年に2回(前期・後期)実施され、まず筆記試験、それに合格した人が実技試験に進む二段階方式です。筆記試験は9科目で構成され、各科目とも満点の6割以上を取ると合格になります。マークシートによる五肢択一が中心です。合格率は例年おおむね20〜25%程度で推移しています。

最大の特徴は「科目合格制」です。筆記で合格した科目は、合格した年を含めて3年間有効となり、次回以降は不合格だった科目だけを受け直せます。働きながら少しずつ科目を積み上げて合格を目指せるため、忙しい社会人にも取り組みやすい仕組みです。なお「教育原理」と「社会的養護」はどちらも10問の科目ですが、両方を同時に6割以上取らないと合格にならない、いわゆる「ニコイチ」科目として有名です。

  • 児童福祉法に基づく国家資格で、保育士を名乗れるのは有資格者だけの「名称独占資格」
  • 保育・子育て支援の所管はこども家庭庁(2023年発足)。試験は全国保育士養成協議会が実施
  • 年2回(前期・後期)実施。筆記9科目+実技の二段階方式で、合格率は例年20〜25%程度
  • 筆記は各科目6割以上で合格。合格科目は3年間有効の「科目合格制」で働きながら挑戦しやすい
  • 「教育原理」と「社会的養護」は両方同時に6割が必要な“ニコイチ”科目に要注意
試験の内容(科目・形式・合格基準)

保育士試験は、筆記試験(9科目)と実技試験の二段階で構成されます。筆記は各科目とも満点の6割以上で合格し、合格科目は3年間有効です。筆記に全科目合格した人だけが実技試験に進み、3分野から2分野を選んで受験します。マークシートの五肢択一が中心です。

試験形式
マークシート(筆記・五肢択一中心)+実技(実演)
試験時間
筆記は2日間にわたり科目ごとに実施(1科目あたり30分〜1時間程度)
解答形式
筆記9科目 計160問(各科目6割以上で合格)+実技2分野
合格基準
筆記は各科目満点の6割以上(「教育原理」「社会的養護」は両方同時に6割以上)。実技は各分野50点満点中30点以上

出題科目

保育の心理学20問

子どもの発達過程や発達理論、学習・記憶、愛着など、保育に必要な心理学の基礎。

保育原理20問

保育の意義・歴史、保育所保育指針(平成30年施行)の理解など、保育の土台となる原理。

子ども家庭福祉20問

児童福祉法やこども基本法、こども家庭センターなど子ども・家庭を支える制度と施策。2024年の児童福祉法改正も押さえる。

社会福祉20問

社会福祉の理念・制度、相談援助(ソーシャルワーク)、社会保障の仕組みなど。

教育原理10問

教育の思想・歴史・制度の基礎。「社会的養護」とセットで両方6割以上が必要な“ニコイチ”科目。

社会的養護10問

社会的養護の理念・体系、児童養護施設や里親などの仕組み。「教育原理」とセットで両方6割以上が必要。

子どもの保健20問

子どもの健康と安全、発育発達、事故防止、感染症、応急手当などの保健分野。

子どもの食と栄養20問

栄養の基礎、乳幼児期の食生活、離乳食・アレルギー対応、食育の考え方など。

保育実習理論20問

保育現場での実習に関する理論。音楽(楽典・コード)、造形、言語など実技にもつながる総合科目。

問われる力

  • 子どもの発達段階を理解し、年齢に応じた保育を考える力
  • 保育所保育指針やこども基本法など、最新の法令・制度を正確に押さえる力
  • 保健・栄養・安全の知識をもとに子どもの健康と命を守る力
  • 実技(音楽・造形・言語)で子どもの前で実際に表現・援助する力
試験日程・実施スケジュール
  • 前期:筆記試験は4月頃、実技試験は6〜7月頃
  • 後期:筆記試験は10月頃、実技試験は12月頃
  • 申込期間:前期は1月頃、後期は7月頃(受験申請書の請求が必要)
  • 登録:合格後、都道府県知事への保育士登録を行って初めて保育士として働ける

※筆記で合格した科目は合格年を含め3年間有効(科目合格制)。「教育原理」と「社会的養護」は両方同時に6割以上で合格となる。試験日・手数料・受験資格は年度により変わるため、必ず実施機関の公式サイトで最新情報をご確認ください。

筆記9科目と実技試験の全体像

筆記試験は「保育の心理学」「保育原理」「子ども家庭福祉」「社会福祉」「教育原理」「社会的養護」「子どもの保健」「子どもの食と栄養」「保育実習理論」の9科目です。保育所保育指針を軸に、心理学・福祉制度・保健衛生・栄養・音楽や造形の基礎理論まで、出題範囲は非常に幅広く設定されています。

筆記の全科目に合格すると実技試験に進みます。実技は音楽・造形・言語の3分野から2分野を選択する形式で、ピアノ等の弾き歌いや絵画制作、素話(お話)の実演が課されます。筆記と同様、選択した各分野で6割以上の得点が合格の条件です。

科目別合格制を活かした戦い方

保育士試験の大きな特徴が科目別合格制です。一度合格した筆記科目は3年間有効なので、1回の試験で9科目すべてに合格する必要はなく、複数回に分けて合格科目を積み上げる戦略が取れます(対象施設での勤務経験による有効期間の延長制度もあります)。試験は年2回あるため、働きながら・子育てしながらでも計画的に完走しやすいしくみです。

注意したいのが「教育原理」と「社会的養護」です。この2科目はセットで扱われ、同じ回の試験で両方6割以上を取らないとどちらも合格になりません。片方だけできても持ち越せないため、この2科目は必ず同時に仕上げる意識で対策しましょう。

合格率と難易度・必要な学習時間

合格率は例年20〜30%前後と低めに見えますが、これは9科目+実技をすべて突破した最終的な合格率です。科目別合格制を前提に複数回で計画的に受験すれば、数字の印象ほど手が届かない試験ではありません。一方で、福祉制度の改正や統計、人名・年号など暗記量は多く、準備不足の科目を残すと足踏みが続きます。

必要な学習時間は100〜180時間程度が目安とされています。9科目を一気に仕上げる場合は数か月単位の計画が必要ですが、受験回を分けるなら1回あたりの負担を大きく減らせます。ご自身の生活リズムに合わせて、どの回でどの科目を取り切るかを最初に決めておくのがおすすめです。

効率的な勉強法

まず「まとめノート」で科目ごとの重要事項を穴埋め形式で押さえ、すぐに一問一答で思い出す練習に移りましょう。保育所の設備基準・職員配置・児童福祉施設の数値、発達の月齢、法律や制度の年号など、数字がらみの出題が多いのがこの試験の特徴で、数字暗記カードでの集中暗記が得点に直結します。

科目の仕上げ段階では、本番形式の予想模試(各160問)で「科目ごとに6割」という合格ラインを体感してください。9科目まんべんなくではなく、受験する回に取り切る科目へ演習を集中させるのが科目合格制の試験を攻略するコツです。間違えた問題は用語辞典や比較記事で周辺知識ごと整理すると、類題への対応力が上がります。

取得後のキャリア

保育士は、保育所や認定こども園をはじめ、児童福祉施設や子育て支援の現場で幅広く活躍できる専門職です。共働き世帯の増加や、こども誰でも通園制度などの新しい施策を背景に保育人材のニーズは高く、年齢を問わず長く働きやすい国家資格として注目されています。

保育所・認定こども園の保育士

0歳〜就学前の子どもの保育・生活支援、保護者対応を担う中心的な職場。公立・私立、認可・認可外など働き方も多様。

児童福祉施設・社会的養護の現場

乳児院や児童養護施設、障害児施設などで、家庭で暮らせない子どもや支援を要する子どもの生活を支える。

地域子育て支援・子育て支援員

地域子育て支援拠点や一時預かり、こども誰でも通園制度などで、在宅子育て家庭をサポートする。

幼稚園教諭とのダブルライセンス

幼稚園教諭免許と併せ持つと、認定こども園で「保育教諭」として働けるなど活躍の場が広がる。

保育所等の利用児童数
約270万人規模
出典: こども家庭庁「保育所等関連状況取りまとめ」直近公表値
保育の有効求人倍率
全職種平均より高い水準で推移
出典: 厚生労働省 職業安定業務統計 直近公表値
保育士試験の合格率
例年おおむね20〜25%程度
出典: 全国保育士養成協議会「試験実施結果」直近年度
保育士登録者数(累計)
180万人超
出典: こども家庭庁・関係機関 公表値
  • 保育・子育て支援の所管は2023年発足のこども家庭庁に移管された
  • 名称独占資格で、有資格者だけが「保育士」を名乗って働ける
  • 共働き世帯の増加や「こども誰でも通園制度」で保育人材の需要は底堅い
  • 幼稚園教諭免許と併せ持つと認定こども園の保育教諭になれるなど活躍の幅が広い
よくある質問

Q.未経験・初学者でも合格できますか?

可能です。合格率は例年20〜25%程度で、筆記は9科目それぞれ6割取れば合格できる絶対評価方式です。さらに合格科目は3年間有効の「科目合格制」なので、一度に全科目をそろえる必要はなく、働きながら少しずつ積み上げて合格を目指す人も多くいます。

Q.受験資格はありますか?

保育士試験には受験資格があり、大学・短大・専門学校の卒業者などが対象です。最終学歴によって必要な要件(在学・卒業の状況や実務経験など)が異なるため、自分が受験できるかは必ず実施機関の公式サイトで最新の受験資格をご確認ください。

Q.実技試験はどんな内容ですか?

筆記の全科目に合格すると実技試験に進みます。「音楽に関する技術」「造形に関する技術」「言語に関する技術」の3分野から2分野を選び、各分野50点満点中30点以上で合格です。ピアノ等の弾き歌い、絵画表現、素話(すばなし)などが出題されます。

Q.「ニコイチ」科目とは何ですか?

筆記の「教育原理」と「社会的養護」はそれぞれ10問の科目ですが、片方だけ6割を超えても合格にならず、両方を同時に6割以上取って初めて合格になります。この組み合わせが“ニコイチ”と呼ばれ、保育士試験で特に注意が必要なポイントです。

Q.独学でも合格できますか?

可能です。市販テキストと過去問演習に加え、本サイトのような一問一答・予想問題でスキマ時間に反復すると効率的です。保育所保育指針やこども基本法・こども家庭庁、児童福祉法2024年改正など、最新の制度を押さえることが得点のカギになります。

Q.受験資格を教えてください

学歴に応じた要件があり、大学・短大卒業者は保育と関係のない学部・学科でも受験できます。高等学校卒業の方は卒業時期によって、児童福祉施設での実務経験が必要な場合があります。要件は細かく定められているため、全国保育士養成協議会(保育士試験事務センター)の公式サイトで必ずご確認ください。

Q.一度にすべての科目へ合格する必要がありますか?

ありません。合格した筆記科目は3年間有効なので、年2回の試験を使って複数回に分けて合格科目を積み上げられます。対象施設で勤務経験のある方には有効期間の延長制度もあります。ただし「教育原理」と「社会的養護」は同じ回で両方6割以上を取る必要がある点にご注意ください。

Q.試験は年に何回ありますか?

例年、前期・後期の年2回実施されます。筆記試験は前期が4月頃、後期が10月頃で、実技試験はそれぞれ筆記の後の日程で行われます。申込受付は試験日のかなり前に締め切られるため、最新の日程・手続きは保育士試験事務センターの公式サイトでご確認ください。

※試験日程・受験手数料・出題範囲などの最新情報は、必ず一般社団法人 全国保育士養成協議会でご確認ください。本ガイドの内容は2026年8月時点の情報に基づいています。

最終更新:

試験実施情報は一般社団法人 全国保育士養成協議会の公表値に基づきます。最新情報は実施機関の公式サイトをご確認ください。