用語解説辞典
危険物乙4試験の重要用語 236語を収録
236語
アセトアルデヒド
(あせとあるでひど)危険物の性質・消火特殊引火物。引火点-39℃、発火点175℃、水溶性で刺激臭をもつ無色の液体。
アセトン
(あせとん)危険物の性質・消火第1石油類(水溶性)。ケトン類の代表で、特有の芳香をもつ水溶性液体。
アニリン
(あにりん)危険物の性質・消火化学式C6H5NH2の芳香族アミン。第3石油類非水溶性で、染料・医薬品の合成原料となる。
油火災
(あぶらかさい)危険物の性質・消火第4類危険物(引火性液体)の火災。B火災とも呼ばれ消火法が特殊。
亜麻仁油
(あまにゆ)危険物の性質・消火亜麻の種子から得られる代表的な乾性油。動植物油類で、ヨウ素価が高く自然発火しやすい。
アルコール類
(あるこーるるい)法令炭素数1〜3の飽和1価アルコールで、含有量60%以上のもの。指定数量は400L。
アルコール類
(あるこーるるい)危険物の性質・消火炭素数1〜3の飽和1価アルコール(変性アルコール含む)の総称。第4類の独立区分。
泡消火剤
(あわしょうかざい)物理・化学発泡した泡で液面を覆い窒息+冷却消火する。B火災に最適。
移送取扱所
(いそうとりあつかいしょ)法令配管およびポンプ等で危険物を移送する取扱所。長距離パイプラインなどが該当する。
イソプロパノール
(いそぷろぱのーる)危険物の性質・消火アルコール類。2-プロパノール・IPAとも呼ばれ、消毒・溶剤に広く使用される。
一般取扱所
(いっぱんとりあつかいしょ)法令給油・販売・移送取扱所以外の取扱所。ボイラー・発電設備等での危険物使用が代表例。
移動タンク貯蔵所
(いどうたんくちょぞうしょ)法令車両に固定したタンクで危険物を貯蔵・運搬する貯蔵所。いわゆるタンクローリー。
引火性液体
(いんかせいえきたい)法令一定温度以下で引火する液体。第4類危険物の総称で、引火点による品名分類が定められている。
引火性液体
(いんかせいえきたい)危険物の性質・消火常温で液体であり、引火点をもち、火気により蒸気が引火する性質をもつ液体の総称。
引火点
(いんかてん)物理・化学可燃性液体が点火源により引火する最低の液温。蒸気濃度が燃焼下限値に達する温度。
運搬時の標識
(うんぱんじのひょうしき)法令指定数量以上の危険物を運搬する車両に掲げる標識。0.3m平方の黒地に黄色反射塗料で「危」と表示。
運搬容器
(うんぱんようき)法令危険物を運搬する際に用いる容器。材質・構造・最大容積・性能試験等が法令で定められている。
A火災
(えーかさい)物理・化学普通火災。木材・紙・繊維など普通可燃物の火災。白色表示。
A重油
(えーじゅうゆ)危険物の性質・消火重油の中で最も粘度が低く軽油に近い性状をもつ1種重油。ボイラーや小型船舶等の燃料に用いる。
エーテル類
(えーてるるい)危険物の性質・消火酸素原子を介して2つの炭化水素基が結合した化合物の総称。R-O-R形の構造をもつ。
ABC粉末消火剤
(えーびーしーふんまつしょうかざい)物理・化学リン酸アンモニウム系の粉末消火剤。A・B・C火災のすべてに適応。
ABC粉末消火剤
(えーびーしーふんまつしょうかざい)危険物の性質・消火リン酸アンモニウムを主成分とする粉末消火剤。普通・油・電気火災すべてに有効。
液体
(えきたい)物理・化学一定の体積はあるが形は容器に従う物質の状態。分子は移動可能で流動性を持つ。
液比重
(えきひじゅう)物理・化学液体の密度と水の密度との比。1未満なら水に浮き、1超なら水に沈む。
液比重
(えきひじゅう)危険物の性質・消火液体物質の水(4℃)に対する比重。第4類はほとんどが1未満で水より軽い。
エタノール
(えたのーる)危険物の性質・消火アルコール類。酒類の主成分で、芳香をもつ無色透明の液体。
エチレングリコール
(えちれんぐりこーる)危険物の性質・消火化学式C2H6O2の2価アルコール。第3石油類水溶性で、自動車不凍液の主成分として知られる。
塩基
(えんき)物理・化学水溶液中で水酸化物イオン(OH⁻)を生じる物質。pH7超を示す。
屋外タンク貯蔵所
(おくがいたんくちょぞうしょ)法令屋外に設置したタンクで危険物を貯蔵する貯蔵所。製油所等の大型タンクが代表例。
屋外貯蔵所
(おくがいちょぞうしょ)法令屋外の場所で容器入りの危険物を貯蔵する貯蔵所。貯蔵できる危険物が限定される。
屋内タンク貯蔵所
(おくないたんくちょぞうしょ)法令屋内に設けたタンクで危険物を貯蔵する貯蔵所。タンク容量は指定数量の40倍以下。
屋内貯蔵所
(おくないちょぞうしょ)法令屋内の場所において、容器に入った危険物を貯蔵・取扱う貯蔵所。独立した専用建物が原則。
乙種危険物取扱者
(おつしゅきけんぶつとりあつかいしゃ)法令取得した類の危険物のみを取り扱える資格。1類〜6類のうち選択して受験できる。
オルトキシレン
(おるときしれん)危険物の性質・消火キシレンの異性体のひとつでメチル基が隣接する位置にある。第2石油類の非水溶性液体。
化学泡
(かがくあわ)危険物の性質・消火炭酸水素ナトリウムと硫酸アルミニウムの化学反応で生成する泡を用いる消火薬剤。
化学変化
(かがくへんか)物理・化学物質が別の物質に変化する現象。分子の組換えにより新しい物質が生じる。
火気厳禁
(かきげんきん)法令第4類等の引火性危険物を扱う製造所等の掲示板に表示する注意事項。赤地に白文字。
火気注意
(かきちゅうい)法令第2類危険物(引火性固体を除く)を扱う場所の掲示板に表示する注意事項。赤地に白文字。
化合物
(かごうぶつ)物理・化学2種類以上の元素が化学的に結合してできた純物質。一定の組成比をもつ。
過酸化物
(かさんかぶつ)危険物の性質・消火分子内に−O−O−結合をもつ化合物。衝撃や加熱で爆発分解する危険がある。
過酸化物試験
(かさんかぶつしけん)危険物の性質・消火エーテル類等に過酸化物が生成しているかを確認する試験。ヨウ化カリウム法が代表的。
可塑剤
(かそざい)危険物の性質・消火プラスチックに柔軟性・加工性を与える添加剤。フタル酸エステル類など第4石油類が多い。
ガソリン
(がそりん)危険物の性質・消火第1石油類。原油精製で得られる炭化水素混合物で、自動車燃料の代表。
可燃物
(かねんぶつ)物理・化学燃焼するもの。燃料となる物質。第4類危険物では引火性液体の蒸気が該当。
仮使用
(かりしよう)法令製造所等の変更工事中、変更工事に係らない部分を市町村長等の承認を得て使用すること。
仮貯蔵・仮取扱
(かりちょぞうかりとりあつかい)法令製造所等以外の場所で、消防長または消防署長の承認を受けて、10日以内に限り危険物を貯蔵・取扱うこと。
簡易タンク貯蔵所
(かんいたんくちょぞうしょ)法令簡易タンクで危険物を貯蔵する貯蔵所。1基のタンク容量は600L以下、設置数は3基まで。
還元
(かんげん)物理・化学物質が酸素を失う反応、または電子を受け取る反応。酸化の逆反応。
完成検査
(かんせいけんさ)法令設置・変更工事完了後、許可内容に適合しているかを市町村長等が検査すること。合格後に使用開始可能。
完成検査前検査
(かんせいけんさまえけんさ)法令完成検査の前に、液体危険物タンクの水張・水圧検査や基礎・地盤検査等を行う検査。
乾性油
(かんせいゆ)危険物の性質・消火空気中で酸化し固化する性質をもつ動植物油。ヨウ素価130以上で自然発火しやすい。
機械泡
(きかいあわ)危険物の性質・消火泡消火薬剤水溶液に空気を機械的に混合発泡させた消火泡。エアフォームとも呼ばれる。
機械油
(きかいゆ)危険物の性質・消火一般的な機械の摺動部を潤滑する第4石油類の鉱油系潤滑油。マシン油とも呼ばれる。
危険物
(きけんぶつ)法令消防法別表第一に掲げられた、火災発生・拡大の危険性が高い物品。第1類から第6類に分類される。
危険物取扱者保安講習
(きけんぶつとりあつかいしゃほあんこうしゅう)法令製造所等で危険物の取扱作業に従事する取扱者が、定期的に受講する都道府県知事主催の講習。
危険物取扱者免状
(きけんぶつとりあつかいしゃめんじょう)法令都道府県知事が交付する危険物取扱者の資格証。全国で有効で、紛失・損傷時は再交付申請が必要。
危険物保安監督者
(きけんぶつほあんかんとくしゃ)法令製造所等で危険物の取扱作業を監督する者。甲種または乙種のうち6か月以上の実務経験者から選任。
危険物保安統括管理者
(きけんぶつほあんとうかつかんりしゃ)法令大量の第4類危険物を取り扱う事業所で、事業所全体の保安業務を統括管理する者。
キシレン
(きしれん)危険物の性質・消火ベンゼン環にメチル基2個が付いた芳香族炭化水素。第2石油類非水溶性で、3つの異性体がある。
気体
(きたい)物理・化学形も体積も一定でなく容器全体に拡散する物質の状態。分子間力が極めて弱い。
揮発性
(きはつせい)危険物の性質・消火常温で液体が気化しやすい性質。揮発性が高いほど蒸気を多く発生し引火危険が増す。
ギヤー油
(ぎやーゆ)危険物の性質・消火歯車(ギヤー)の潤滑に用いる第4石油類の潤滑油。耐圧性・粘度を高めた鉱油系の油。
給油空地
(きゅうゆくうち)法令給油取扱所で、自動車等が出入りし給油を受けるための空地。間口10m以上、奥行6m以上。
給油取扱所
(きゅうゆとりあつかいしょ)法令固定給油設備により自動車等の燃料タンクに直接給油する取扱所。ガソリンスタンドが代表例。
給油ホース
(きゅうゆほーす)法令固定給油設備の給油用ホース。全長5m以下、先端のノズルには手動閉鎖装置を備える。
強化液
(きょうかえき)物理・化学炭酸カリウム水溶液の消火剤。冷却効果が高くA火災中心、霧状はB・C火災にも有効。
強化液
(きょうかえき)危険物の性質・消火炭酸カリウム水溶液を主体とする消火薬剤。冷却効果と再燃防止に優れる。
凝固
(ぎょうこ)物理・化学液体が冷却され熱を放出して固体に変化する現象。凝固点で起こる。
凝縮
(ぎょうしゅく)物理・化学気体が冷却され液体に変化する現象。蒸発の逆過程。
許可取消
(きょかとりけし)法令製造所等が法令違反等の重大事由に該当する場合、市町村長等が設置許可を取り消すこと。
霧状の水
(きりじょうのみず)危険物の性質・消火水を細かい霧状に噴霧する消火形態。冷却効果と窒息効果で一部の油火災にも有効。
桐油
(きりゆ)危険物の性質・消火アブラギリの種子から得られる乾性油。動植物油類で、ヨウ素価が高く塗料・防水材に使用。
禁水
(きんすい)法令第3類禁水性物質や第1類アルカリ金属の過酸化物を扱う場所の掲示板に表示する注意事項。青地に白文字。
空気泡
(くうきあわ)危険物の性質・消火泡消火薬剤水溶液に空気を混合し発泡させた消火泡の別称。機械泡と同義に用いられる。
空気の組成
(くうきのそせい)物理・化学空気の成分構成。窒素約78%、酸素約21%、その他(アルゴン等)約1%。
グリセリン
(ぐりせりん)危険物の性質・消火化学式C3H8O3の3価アルコール。第3石油類水溶性で、無色透明・粘性・甘味をもつ。
クレオソート油
(くれおそーとゆ)危険物の性質・消火コールタールの分留により得られる第3石油類。木材防腐剤・カーボンブラック原料に用いる。
クロロベンゼン
(くろろべんぜん)危険物の性質・消火ベンゼンの水素1個を塩素で置換した芳香族化合物。第2石油類非水溶性の無色透明液体。
掲示板
(けいじばん)法令製造所等で危険物の品名・数量・取扱者氏名等を表示する板。注意事項を示す掲示板も設置する。
軽油
(けいゆ)危険物の性質・消火ディーゼル燃料に用いる第2石油類。引火点45度以上、発火点約220度の淡黄色〜淡褐色の液体。
原子
(げんし)物理・化学元素の化学的性質を保つ最小粒子。原子核(陽子・中性子)と電子からなる。
元素
(げんそ)物理・化学化学的にそれ以上分解できない物質の構成基本単位。約120種類が知られる。
工業ガソリン
(こうぎょうがそりん)危険物の性質・消火工業用途(溶剤・原料)の無色〜淡黄色のガソリン。ベンジン・ナフサ等が該当する。
甲種危険物取扱者
(こうしゅきけんぶつとりあつかいしゃ)法令すべての類(第1類〜第6類)の危険物を取り扱える資格。試験には学歴・実務経験等の受験資格がある。
固体
(こたい)物理・化学分子間力が強く一定の形と体積を持つ物質の状態。分子は振動するのみで移動しない。
混合危険
(こんごうきけん)危険物の性質・消火異なる物質を混合することで発火・爆発・有毒ガス発生等の危険が生じる現象。
混合物
(こんごうぶつ)物理・化学2種類以上の純物質が化学結合せずに混ざり合ったもの。組成比は一定でない。
混載
(こんさい)法令異なる類の危険物を同一の車両で運搬すること。類同士の組合せに混載禁止のルールがある。
酢酸
(さくさん)危険物の性質・消火化学式CH3COOHの有機酸。純粋なものを氷酢酸と呼ぶ。第2石油類水溶性の腐食性液体。
酢酸エチル
(さくさんえちる)危険物の性質・消火第1石油類。果実様の芳香をもつ無色透明のエステル類液体。
酸
(さん)物理・化学水溶液中で水素イオン(H⁺)を生じる物質。pH7未満を示す。
酸化
(さんか)物理・化学物質が酸素と化合する反応、または電子を失う反応。燃焼は急激な酸化。
酸化還元反応
(さんかかんげんはんのう)物理・化学酸化と還元が同時に起こる化学反応。電子の授受を伴う。
酸化プロピレン
(さんかぷろぴれん)危険物の性質・消火特殊引火物。引火点-37℃、発火点449℃、水溶性でエーテル様臭の無色液体。
酸素供給源
(さんそきょうきゅうげん)物理・化学燃焼に必要な酸素を供給するもの。通常は空気(酸素濃度約21%)。
C火災
(しーかさい)物理・化学電気火災。電気設備・配線などによる火災。青色表示。
C重油
(しーじゅうゆ)危険物の性質・消火3種重油に該当する高粘度の重油。引火点70度以上で大型ボイラーや船舶燃料に使用される。
ジエチルアミン
(じえちるあみん)危険物の性質・消火第1石油類(水溶性)。アンモニア様悪臭をもつ可燃性のアミン化合物。
ジエチルエーテル
(じえちるえーてる)危険物の性質・消火特殊引火物。引火点-45℃、発火点160℃の極めて引火しやすい無色透明の液体。
自家用給油取扱所
(じかようきゅうゆとりあつかいしょ)法令事業所内の従業員等の車両のみに給油する給油取扱所。一般客には給油しない。
自然発火
(しぜんはっか)物理・化学外部からの点火源なしに物質が酸化熱・分解熱の蓄積で発火する現象。
自然発火
(しぜんはっか)危険物の性質・消火外部からの加熱なしに、物質が空気中で酸化等により発熱・蓄熱して発火する現象。
指定数量
(していすうりょう)法令危険物について政令で定める数量。これ以上を貯蔵・取扱う場合は製造所等の許可が必要となる基準値。
指定数量倍数
(していすうりょうばいすう)法令貯蔵・取扱う危険物の量を、その危険物の指定数量で割った値。複数品目では合計する。
自動車ガソリン
(じどうしゃがそりん)危険物の性質・消火自動車用に精製・調合されたガソリン。識別のためオレンジ色に着色されている。
重油
(じゅうゆ)危険物の性質・消火原油から灯油・軽油を分留した残油を主体とする第3石油類。粘度・性状によりA・B・C重油に分類。
出発地・到着地
(しゅっぱつちとうちゃくち)法令移動タンク貯蔵所による危険物の移送において、市町村長等への通報・経路選定の対象となる地点。
潤滑油
(じゅんかつゆ)危険物の性質・消火機械の摩擦部の潤滑・冷却・防錆を目的とする油の総称。多くは第4石油類に該当する。
昇華
(しょうか)物理・化学固体が液体を経ずに直接気体に変化する現象。またはその逆の現象。
消火
(しょうか)物理・化学燃焼を中断・停止させること。燃焼の3要素または4要素のいずれかを取り除く。
消火剤
(しょうかざい)物理・化学消火に用いる物質。水・泡・粉末・二酸化炭素・ハロゲン化物・強化液など。
消火設備
(しょうかせつび)物理・化学消火に用いる設備。第1種〜第5種に分類される。
消火の3要素・4要素
(しょうかのさんようそよんようそ)物理・化学消火の方法:除去・窒息・冷却の3つに抑制を加えた4つの基本原理。
蒸気比重
(じょうきひじゅう)物理・化学蒸気の密度と空気の密度との比。空気=1とし、1超は空気より重い蒸気。
蒸気比重
(じょうきひじゅう)危険物の性質・消火物質の蒸気が空気を1としたときの比重。1より大きければ空気より重く低所に滞留する。
蒸気密度
(じょうきみつど)危険物の性質・消火気体・蒸気の単位体積あたりの質量。蒸気比重と同義で使われ空気との比較を示す。
使用停止命令
(しようていしめいれい)法令法令違反のあった製造所等に対し、市町村長等が期間を定めて使用停止を命じる行政処分。
譲渡・引渡しの届出
(じょうとひきわたしのとどけで)法令製造所等の譲渡または引渡しがあったとき、譲受人または引渡しを受けた者が遅滞なく行う届出。
蒸発
(じょうはつ)物理・化学液体が表面から気体に変化する現象。沸点未満でも起こる。
蒸発燃焼
(じょうはつねんしょう)物理・化学液体表面から蒸発した蒸気が空気と混合して燃える燃焼形態。
除去消火
(じょきょしょうか)物理・化学可燃物そのものを取り除いて消火する方法。
シリンダー油
(しりんだーゆ)危険物の性質・消火蒸気機関や大型エンジンのシリンダー部を潤滑する第4石油類の高粘度潤滑油。
シンナー
(しんなー)危険物の性質・消火塗料の希釈・洗浄に用いる有機溶剤の混合物。トルエン・酢酸エチル等が主成分。
水中貯蔵
(すいちゅうちょぞう)危険物の性質・消火物質を水中に沈めて貯蔵する方法。蒸気発生抑制・空気遮断のため一部物質に用いる。
水溶性危険物
(すいようせいきけんぶつ)危険物の性質・消火水に溶ける性質をもつ第4類危険物。アルコール類・アセトン・酢酸などが該当する。
スチームカーテン
(すちーむかーてん)危険物の性質・消火高圧蒸気を噴出して可燃性蒸気の拡散を遮断・希釈する防護設備。窒息効果も期待できる。
製造所
(せいぞうしょ)法令危険物を製造する目的で、指定数量以上の危険物を取り扱う施設。
製造所等
(せいぞうしょとう)法令指定数量以上の危険物を貯蔵・取扱うために許可を受けた施設の総称。製造所・貯蔵所・取扱所の3区分。
静電気
(せいでんき)物理・化学物体表面に蓄積された電荷。摩擦・流動・剥離などで発生し放電火花で点火源となる。
絶縁体
(ぜつえんたい)物理・化学電気を通しにくい物質。不導体ともいい、静電気を蓄積しやすい。
接地
(せっち)物理・化学電気を大地に逃がす処置。アースともいい、静電気対策の基本。
設置許可
(せっちきょか)法令製造所等を設置するときに、市町村長等に申請して受ける許可。無許可設置は違反となる。
専用タンク
(せんようたんく)法令給油取扱所で、固定給油設備に直接接続して使用する地下埋設タンク。容量制限なし。
措置命令
(そちめいれい)法令製造所等の所有者等が法令違反等を行った場合、市町村長等が必要な措置を命じる行政命令。
タービン油
(たーびんゆ)危険物の性質・消火蒸気タービン・ガスタービン・水車などの軸受潤滑に用いる第4石油類の潤滑油。
耐アルコール泡
(たいあるこーるあわ)物理・化学水溶性液体(アルコール類等)にも有効な特殊泡消火剤。水溶性液体用泡。
耐アルコール泡
(たいあるこーるあわ)危険物の性質・消火水溶性液体火災に有効な特殊泡消火剤。アルコール・酢酸・グリセリン等の消火に用いる。
第1石油類
(だいいちせきゆるい)法令引火点21度未満の引火性液体。指定数量は非水溶性200L、水溶性400L。
第1石油類
(だいいちせきゆるい)危険物の性質・消火第4類のうち引火点21℃未満の液体。ガソリン・ベンゼン・トルエン・アセトン等が含まれる。
第1類
(だいいちるい)法令酸化性固体に分類される危険物。それ自体は燃えないが、他の物質を強く酸化させる固体。
第5類
(だいごるい)法令自己反応性物質。分子内に酸素を含み、加熱・衝撃で自己分解・爆発する固体または液体。
第3石油類
(だいさんせきゆるい)法令引火点70度以上200度未満の引火性液体。指定数量は非水溶性2,000L、水溶性4,000L。
第3石油類
(だいさんせきゆるい)危険物の性質・消火1気圧において引火点70度以上200度未満の引火性液体。重油・グリセリン・アニリンなどが該当。
第3類
(だいさんるい)法令自然発火性物質および禁水性物質。空気や水と接触して発火または可燃性ガスを発生する。
帯電
(たいでん)物理・化学物体に静電気の電荷が蓄えられた状態。絶縁体ほど帯電しやすい。
第2石油類
(だいにせきゆるい)法令引火点21度以上70度未満の引火性液体。指定数量は非水溶性1,000L、水溶性2,000L。
第2石油類
(だいにせきゆるい)危険物の性質・消火1気圧において引火点21度以上70度未満の引火性液体。灯油・軽油・キシレン・酢酸などが該当する。
第2類
(だいにるい)法令可燃性固体に分類される危険物。比較的低温で着火しやすい固体。
第4石油類
(だいよんせきゆるい)法令引火点200度以上250度未満の引火性液体。指定数量は6,000L。
第4石油類
(だいよんせきゆるい)危険物の性質・消火1気圧において引火点200度以上250度未満の引火性液体。各種潤滑油・可塑剤などが該当する。
第4類
(だいよんるい)法令引火性液体に分類される危険物。常温で液体であり、引火性を有する。乙4の取扱対象。
第4類危険物
(だいよんるいきけんぶつ)危険物の性質・消火消防法別表第一に掲げる引火性液体の総称。常温で液体であり、引火点を持つことが特徴。
滞留
(たいりゅう)危険物の性質・消火可燃性蒸気が空気より重いため低所・くぼ地・地下ピット等にとどまる現象。
第6類
(だいろくるい)法令酸化性液体。それ自体は燃えないが、他の物質の燃焼を強く促進する液体。
立会い
(たちあい)法令危険物取扱者が、無資格者が危険物を取り扱う際にその場で立ち会うこと。甲種・乙種のみ可能。
地下タンク貯蔵所
(ちかたんくちょぞうしょ)法令地盤面下に埋設したタンクで危険物を貯蔵する貯蔵所。給油取扱所の専用タンクとは別区分。
窒息消火
(ちっそくしょうか)物理・化学酸素濃度を約14%未満に下げて燃焼を止める方法。酸素供給源を遮断。
注入口
(ちゅうにゅうこう)法令タンクに危険物を注入するための口。屋外設置を原則とし、火災予防のための設備が必要。
注油空地
(ちゅうゆくうち)法令給油取扱所で、灯油・軽油を容器詰替え・タンクローリーへ注油するための空地。
中和
(ちゅうわ)物理・化学酸と塩基が反応して塩と水を生じる反応。互いの性質を打ち消し合う。
貯蔵所
(ちょぞうしょ)法令指定数量以上の危険物を貯蔵する目的で許可を受けた施設の総称。形態により7種類に区分される。
通気管
(つうきかん)法令タンク内の圧力変動を緩和するために設ける管。タンクの上部に取り付けられる。
点火源
(てんかげん)物理・化学燃焼を開始させるためのエネルギー源。火気・摩擦熱・電気火花・静電気など。
動植物油類
(どうしょくぶつゆるい)法令動物の脂肉等または植物の種子・果肉から抽出した油で、引火点250度未満のもの。指定数量10,000L。
動植物油類
(どうしょくぶつゆるい)危険物の性質・消火動物の脂肉や植物の種子から抽出した油で、1気圧で引火点250度未満のもの。第4類最終品名。
灯油
(とうゆ)危険物の性質・消火第2石油類の代表的な石油製品。引火点40度以上、発火点約220度の無色または淡黄色の液体。
特殊引火物
(とくしゅいんかぶつ)法令1気圧で発火点100度以下、または引火点-20度以下かつ沸点40度以下の引火性液体。指定数量50L。
特殊引火物
(とくしゅいんかぶつ)危険物の性質・消火第4類のうち発火点100℃以下、または引火点-20℃以下かつ沸点40℃以下の液体。
突沸
(とっぷつ)危険物の性質・消火加熱中の液体が沸点を超えて急激に沸騰し、容器外に飛び散る現象。
取扱所
(とりあつかいしょ)法令危険物を取り扱う施設で、給油・販売・移送・一般取扱所の4種類に区分される。
トルエン
(とるえん)危険物の性質・消火第1石油類。ベンゼンの水素1個をメチル基に置換した芳香族炭化水素。
内部燃焼
(ないぶねんしょう)物理・化学可燃物自身が酸素を含み、外部の酸素供給なしで燃える燃焼形態。自己燃焼ともいう。
Na/K粉末消火剤
(なとりうむかりうむふんまつしょうかざい)危険物の性質・消火炭酸水素ナトリウム(重曹)または炭酸水素カリウムを主成分とするBC粉末消火剤。
二酸化炭素消火剤
(にさんかたんそしょうかざい)物理・化学液化二酸化炭素を放射し窒息効果で消火する。B・C火災に適応。
二酸化炭素消火剤
(にさんかたんそしょうかざい)危険物の性質・消火液化二酸化炭素を放出し窒息効果と冷却効果で消火する消火剤。第4類火災に有効。
二重殻タンク
(にじゅうかくたんく)法令内殻と外殻の二重構造を持つ地下タンク。漏えい検知機能を備え、地下タンクの腐食漏えい対策となる。
ニトロベンゼン
(にとろべんぜん)危険物の性質・消火ベンゼンの水素1個をニトロ基で置換した第3石油類。アニリン製造の中間体で毒性が強い。
二硫化炭素
(にりゅうかたんそ)危険物の性質・消火特殊引火物。発火点90℃と第4類で最も低く、水中貯蔵される無色の液体。
燃焼
(ねんしょう)物理・化学可燃物が酸素と急激に化合し光と熱を発する酸化反応。
燃焼下限値
(ねんしょうかげんち)物理・化学燃焼範囲のうち下限の蒸気濃度。これ未満では燃焼しない。
燃焼上限値
(ねんしょうじょうげんち)物理・化学燃焼範囲のうち上限の蒸気濃度。これを超えると酸素不足で燃焼しない。
燃焼の3要素
(ねんしょうのさんようそ)物理・化学燃焼に必要な3つの要素。可燃物・酸素供給源・点火源(熱源)のこと。
燃焼範囲
(ねんしょうはんい)物理・化学空気中で燃焼が継続する蒸気濃度の範囲(vol%)。爆発範囲ともいう。
n-プロパノール
(のるまるぷろぱのーる)危険物の性質・消火アルコール類。1-プロパノールとも呼び、特有の芳香をもつ無色液体。
廃止届
(はいしとどけ)法令製造所等を廃止するとき、所有者等が遅滞なく市町村長等に行う届出。
廃油タンク
(はいゆたんく)法令給油取扱所で、廃油等を一時貯留するために地下に埋設するタンク。容量10,000L以下。
爆発
(ばくはつ)危険物の性質・消火急激な化学反応や物理的変化により、ガスが急膨張して圧力波・衝撃波を生じる現象。
発火点
(はっかてん)物理・化学点火源なしで物質が空気中で自然に燃え出す最低温度。引火点より高い。
パラアルデヒド
(ぱらあるでひど)危険物の性質・消火アセトアルデヒドの3量体。引火点17℃、発火点238℃の特有臭をもつ無色液体。
パラキシレン
(ぱらきしれん)危険物の性質・消火キシレンの異性体でメチル基が1,4位(対称位)に付く。第2石油類でテレフタル酸の原料。
ハロゲン化物消火剤
(はろげんかぶつしょうかざい)危険物の性質・消火ハロゲン化炭化水素を主成分とする消火剤。負触媒(抑制)効果と窒息効果で消火する。
半乾性油
(はんかんせいゆ)危険物の性質・消火ヨウ素価100〜130の動植物油で、空気中で部分的に酸化乾燥する。綿実油・なたね油・大豆油等。
販売取扱所
(はんばいとりあつかいしょ)法令容器入りのまま危険物を販売する取扱所。指定数量倍数で第1種(15倍以下)と第2種(15超40以下)に分かれる。
pH
(ぴーえいち)物理・化学水素イオン濃度の指標。0〜14の値で、7が中性、未満が酸性、超が塩基性。
B火災
(びーかさい)物理・化学油火災。引火性液体・第4類危険物などによる火災。黄色表示。
B重油
(びーじゅうゆ)危険物の性質・消火2種重油に該当する中粘度の重油。A重油とC重油の中間性状で工業炉等に使用される。
比重
(ひじゅう)物理・化学ある物質の密度と基準物質(液体は水、気体は空気)の密度との比。無次元数。
非水溶性危険物
(ひすいようせいきけんぶつ)危険物の性質・消火水に溶けない第4類危険物。ガソリン・灯油・軽油・ベンゼンなど大部分が該当する。
標識
(ひょうしき)法令製造所等であることを表示するための板。所定の寸法・色・記載内容が定められている。
表面燃焼
(ひょうめんねんしょう)物理・化学可燃物の表面が直接酸素と反応して燃える形態。木炭・コークスなど。
避雷設備
(ひらいせつび)法令落雷による発火・火災を防ぐため、製造所等の屋上等に設ける雷保護設備。
ピリジン
(ぴりじん)危険物の性質・消火第1石油類(水溶性)。窒素を含む複素環化合物で、特有の悪臭をもつ無色液体。
品名変更届
(ひんめいへんこうとどけ)法令貯蔵・取扱う危険物の品名・数量・指定数量倍数を変更する際、変更前10日前までに行う届出。
不乾性油
(ふかんせいゆ)危険物の性質・消火ヨウ素価100以下の動植物油で、空気中でほとんど酸化乾燥しない。オリーブ油・椿油・ヤシ油等。
物質の三態
(ぶっしつのさんたい)物理・化学固体・液体・気体の3つの状態のこと。温度や圧力により相互に変化する。
沸点
(ふってん)物理・化学液体の蒸気圧が外圧(通常1気圧)と等しくなり沸騰する温度。
物理変化
(ぶつりへんか)物理・化学物質そのものは変わらず形・状態のみが変化する現象。状態変化や溶解など。
プロピオン酸
(ぷろぴおんさん)危険物の性質・消火化学式C2H5COOHの飽和カルボン酸。第2石油類水溶性で、刺激臭をもつ無色液体。
分解燃焼
(ぶんかいねんしょう)物理・化学固体が熱分解で生じた可燃性ガスが燃える燃焼形態。木材・石炭・紙など。
分子
(ぶんし)物理・化学物質の化学的性質を保つ最小粒子。原子が結合してできる。
丙種危険物取扱者
(へいしゅきけんぶつとりあつかいしゃ)法令第4類のうち、ガソリン・灯油・軽油・重油など特定品目のみ取り扱える資格。立会いはできない。
変更許可
(へんこうきょか)法令製造所等の位置・構造・設備を変更するときに、市町村長等に申請して受ける許可。
変性アルコール
(へんせいあるこーる)危険物の性質・消火エタノールにメタノール等を添加して飲用不可とした工業用アルコール。アルコール類に該当。
ベンゼン
(べんぜん)危険物の性質・消火第1石油類。芳香族炭化水素の代表で、特有の芳香をもつ無色透明の液体。
保安距離
(ほあんきょり)法令製造所等から学校・住居・重要文化財等までの間に保つべき距離。災害時の延焼防止のため定められる。
ボイル・シャルルの法則
(ぼいるしゃるるのほうそく)物理・化学一定量の気体の体積は圧力に反比例し、絶対温度に比例する法則。PV/T=一定。
防火設備
(ぼうかせつび)法令火災の延焼防止のために設けられる扉・窓等の設備。特定防火設備と防火設備に区分される。
棒状の水
(ぼうじょうのみず)危険物の性質・消火消火栓・ホースから棒状に放水する形態。油火災には不適とされる。
防油堤
(ぼうゆてい)法令屋外タンク貯蔵所の液体危険物タンク周囲に設ける、流出油を留める堤。容量は最大タンク容量の110%以上。
防油堤
(ぼうゆてい)危険物の性質・消火屋外貯蔵タンクの周囲に設ける土手状の囲い。流出油を堤内に保持し被害拡大を防ぐ。
保有空地
(ほゆうくうち)法令製造所等の周囲に確保する空地。消火活動・延焼防止のため設けられ、何も置けない。
密度
(みつど)物理・化学単位体積あたりの質量。通常g/cm³やkg/m³で表す。
メタキシレン
(めたきしれん)危険物の性質・消火キシレンの異性体でメチル基が1,3位に付く。第2石油類の非水溶性液体で工業用途が広い。
メタノール
(めたのーる)危険物の性質・消火アルコール類。最も簡単な1価アルコールで、強い毒性をもつ無色透明の液体。
メチルエチルケトン
(めちるえちるけとん)危険物の性質・消火第1石油類。MEKと略され、アセトンに似た芳香をもつ無色透明の液体。
免状の書換え
(めんじょうのかきかえ)法令免状記載事項に変更があった場合や写真が10年経過した場合に、知事に申請して書き換える手続き。
免状の再交付
(めんじょうのさいこうふ)法令免状を亡失・滅失・汚損・破損した場合に申請する手続き。亡失後に発見した場合は10日以内に提出。
漏れ検査
(もれけんさ)法令地下タンク等の漏えい有無を確認する定期検査。1年または3年ごとに実施。
融解
(ゆうかい)物理・化学固体が熱を吸収して液体に変化する現象。融点で起こる。
融点
(ゆうてん)物理・化学固体が液体に変化(融解)する温度。純物質では一定値となる。
油布の堆積
(ゆふのたいせき)危険物の性質・消火乾性油の染みた布類が積み重なると酸化熱が蓄積し自然発火する現象。動植物油類の重要論点。
容器の積重ね
(ようきのつみかさね)法令危険物の運搬・貯蔵時の容器の積重ね高さ制限。屋内貯蔵所では原則3m以下。
ヨウ素価
(ようそか)危険物の性質・消火油脂100gに付加するヨウ素のグラム数。不飽和度を示し乾性油・半乾性油・不乾性油の分類基準。
抑制消火
(よくせいしょうか)物理・化学燃焼の連鎖反応を断ち切る消火方法。負触媒消火ともいう。
予防規程
(よぼうきてい)法令一定規模以上の製造所等で、火災予防のため作成・遵守すべき自主保安規程。市町村長等の認可を受ける。
冷却消火
(れいきゃくしょうか)物理・化学可燃物の温度を引火点・発火点以下に下げて消火する方法。