危険物乙4 問題集
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危険物取扱者 乙種第4類 試験ガイド
危険物取扱者 乙種第4類(乙4)は、ガソリン・灯油・軽油・重油といった引火性液体を取り扱える国家資格です。ガソリンスタンド、タンクローリーの運行、化学工場、燃料を保管する倉庫など、活躍の場が広く、危険物取扱者のなかでも圧倒的に受験者が多い区分です。一定量以上の危険物を扱う施設には危険物取扱者の設置が義務付けられているため、資格手当の対象になる職場も多くあります。
スキマ資格では、乙4試験の対策として、まとめノート全23章・一問一答430問・本番形式の予想問題5セット・引火点や指定数量を整理した表まとめ問題・数値暗記カード・用語解説辞典を基本無料で提供しています。まずはこのガイドで、3科目それぞれに合格基準がある試験のしくみを押さえましょう。
試験の基本情報
- 資格の種類
- 国家資格
- 実施機関
- 一般財団法人 消防試験研究センター
- 合格率
- 30〜35%前後
- 受験者数
- 年間 約25万人(国家資格の中で最大クラス)
- 受験料
- 4,600円(2024年度)
- 試験形式
- マークシート(PBT)/一部都道府県でCBT実施
- 試験時間
- 2時間
- 合格基準
- 3科目すべてで60%以上(法令9/15問、物化6/10問、性消6/10問)。合計点ではなく科目別判定
出典: 一般財団法人 消防試験研究センター「危険物取扱者試験 受験者数・合格率」直近年度
危険物取扱者乙種第4類とは
危険物取扱者乙種第4類(通称「乙4」)は、消防法に基づく国家資格で、ガソリン・灯油・軽油・重油・第1〜4石油類・アルコール類・特殊引火物・動植物油類など「第4類危険物(引火性液体)」を取り扱い、または取扱の立会いを行うために必要な資格です。
危険物取扱者の中でも乙4は最も需要が高く、年間の受験者数は約25万人と国家資格の中でも最大クラス。合格率は30〜35%前後で、暗記中心・5肢択一・35問・2時間というシンプルな試験形式で、独学・通信どの学習スタイルでも合格を狙いやすい点が特徴です。
試験範囲は「危険物に関する法令(15問)」「基礎的な物理学および基礎的な化学(10問)」「危険物の性質ならびにその火災予防および消火の方法(10問)」の3科目。それぞれ60%以上で合格となる**科目別合格判定**が他の資格と異なる重要ポイントです。
ガソリンスタンド・タンクローリー・化学工場・塗装業・印刷業・運送業など、第4類危険物を扱うすべての現場で重宝され、業界によっては資格手当(月3,000〜10,000円)が付くケースも多い実利的な資格です。
- ガソリン・灯油・軽油など第4類引火性液体を取り扱うために必要な国家資格
- 年間約25万人が受験する国家資格最大クラス。合格率30〜35%前後
- 3科目(法令/物化/性消)すべてで60%以上が合格基準(科目別合格判定)
- 本番は5択35問・2時間。暗記中心で独学合格しやすい
- GS・運送・工場・タンクローリーなど幅広い業界で資格手当の対象
試験の内容(科目・形式・合格基準)
乙4試験は3科目・全35問・2時間の5択マークシート試験です。**3科目すべてで60%以上**の正答が必要で、1科目でも基準未満があると不合格となる「科目別合格判定」が最大の特徴です。法令の数値暗記、物化の理論理解、性消の物質ごとの性質暗記が攻略の3本柱となります。
- 試験形式
- マークシート(PBT)/一部都道府県でCBT実施
- 試験時間
- 2時間
- 解答形式
- 5肢択一35問(法令15問・物化10問・性消10問)
- 合格基準
- 3科目すべてで60%以上(法令9/15問、物化6/10問、性消6/10問)。合計点ではなく科目別判定
出題科目
危険物に関する法令15問
消防法・危険物の規制に関する政令・規則を中心に、危険物の定義・分類、製造所等の区分、危険物取扱者制度、構造設備基準、貯蔵・取扱基準、運搬・移送、措置命令・罰則など。15問・60%以上が合格基準。
基礎的な物理学および基礎的な化学(物化)10問
物質の三態、密度・比重、燃焼の3要素、引火点・発火点、燃焼範囲、静電気、消火の理論と適応火災、消火剤の種類など。10問・60%以上が合格基準。
危険物の性質ならびにその火災予防および消火の方法(性消)10問
第4類危険物の共通性状、各品名(特殊引火物・第1〜4石油類・アルコール類・動植物油類)の性質・引火点・消火方法など、物質ごとの暗記が中心。10問・60%以上が合格基準。
問われる力
- 消防法・政令の数値・要件を正確に暗記する力(保安距離・指定数量・倍数等)
- 燃焼・消火の理論と化学反応の基礎理解、簡単な計算
- 第4類危険物の品名ごとの引火点・発火点・性状・適応消火方法の暗記
- 3科目すべてで60%以上を確実にとる「バランス型」の学習戦略
試験日程・実施スケジュール
- 試験日:都道府県により異なるが、ほぼ毎月実施(東京は週1回ペース)
- 申込方法:書面申請または電子申請(消防試験研究センター)
- 合格発表:試験から約3週間後に書面通知
- 免状交付:合格後、書類提出により免状(運転免許大の青色カード)が交付される
※受験資格に学歴・年齢制限なし、誰でも受験可能。試験日・受験料等は年度により変わるため、消防試験研究センター公式サイトで最新情報をご確認ください。
出題範囲と「3科目すべてで6割」という関門
出題は3科目です。「危険物に関する法令」15問では消防法の体系、指定数量、製造所等の区分と基準、保安距離、貯蔵・取扱いの基準などが問われます。「基礎的な物理学および化学」10問では燃焼理論、静電気、比重、消火の原理といった基礎科学を扱います。「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」10問では、第4類の各石油類の引火点・発火点・比重や、適切な消火剤が問われます。
この試験の最大の特徴は、合格基準が総合点ではなく科目ごとに設定されている点です。3科目それぞれで60%以上、つまり法令9問・物理化学6問・性質消火6問を取る必要があり、1科目でも下回れば他が満点でも不合格になります。物理化学はわずか10問しかないため、4問落とすと即不合格という緊張感があります。
乙種は類ごとに分かれており、乙4はそのうち引火性液体を扱う区分です。他の類を追加で取得する場合は、法令と物理化学が免除され、性質・消火の10問だけで受験できる制度があります。
合格率と難易度・必要な学習時間
合格率は例年30〜40%前後です。受験資格がなく受験者層が幅広いこと、そして科目ごとの60%基準で取りこぼしが起きやすいことが、この数字の背景にあります。逆にいえば、3科目をバランスよく仕上げれば十分合格できる試験です。
必要な学習時間は50〜80時間程度が目安とされています。1日1時間なら1〜2か月が標準的なペースです。化学の基礎に不安がある方は、物理化学の10問に少し多めに時間を配分するとよいでしょう。
効率的な勉強法
まず「まとめノート」全23章で3科目の全体像をつかみ、一問一答430問を繰り返して知識を定着させます。この試験は問われる論点が安定しているため、演習量がそのまま得点に反映されます。
指定数量、保安距離、引火点、比重といった数値は、単独で覚えるより比較して覚えるほうが確実です。表まとめ問題と数値暗記カードで、第4類の各石油類(特殊引火物・第一石油類・アルコール類・第二石油類・第三石油類・第四石油類・動植物油類)の性質を横並びで整理しておきましょう。
仕上げには予想問題5セットを本番形式で解き、必ず科目別の得点を確認してください。総合点で合格ラインを超えていても、物理化学だけ5問正解といった状態では本番で不合格になります。弱点科目が判明したら、その科目に絞って一問一答へ戻るサイクルが効果的です。
取得後の活用と他の類へのステップアップ
乙4を取得すると、ガソリンや灯油などの引火性液体を取り扱い、また立会いを行うことができます。ガソリンスタンドではセルフ式店舗の監視業務にも必要とされ、タンクローリーの運転、化学プラント、ボイラーを扱う施設などでも求められます。
他の類(第1類の酸化性固体、第2類の可燃性固体など)を追加取得する場合、乙種のいずれかに合格していれば法令と物理化学が免除され、性質・消火の10問のみで受験できます。取り扱う危険物の幅を広げたい方は、この免除制度を活用して複数類を取得していくのが効率的です。すべての類を扱いたい場合は甲種が上位資格になりますが、甲種には学歴や実務経験などの受験資格が定められています。
取得後のキャリア
乙4は「危険物を扱う現場で必須」という特性上、特定業界での需要が極めて安定しています。ガソリンスタンド(GS)では給油時の立会いに乙4が必須で、運送業(タンクローリー運転手)、化学工場、印刷業(インク・溶剤)、塗装業、製油所、危険物倉庫、消防設備業など、幅広い現場で資格手当(月3,000〜10,000円)の対象となります。電工・ボイラー技士などとのダブル取得で「設備管理ビルメン4点セット」の一角としても定番です。
ガソリンスタンド(GS)スタッフ・店長
セルフGSではフロアの給油監視に乙4の有資格者が必須。フルサービスでも給油・点検時の立会いに必要。深夜帯は乙4持ちが特に重宝される。
運送業(タンクローリー運転手)
ガソリン・軽油・灯油等を運ぶタンクローリーの運転には大型免許+乙4が必要。物流業界で年収アップ・転職に直結する組合せ。
化学工場・製油所・印刷工場
溶剤・薬品・燃料を扱う製造現場で、危険物の取扱・保管に乙4資格者の配置が義務付けられる。製造業オペレーターのキャリアアップ要件。
ビルメンテナンス・設備管理
大型ビル・工場の自家発電装置の燃料(重油・軽油)取扱に必要。第二種電気工事士・第3種冷凍機械責任者・2級ボイラー技士と合わせて「ビルメン4点セット」と呼ばれる定番。
消防設備業・危険物倉庫業
消防設備点検会社や物流倉庫(危険物を保管)で、乙4を持つことで業務範囲が広がる。
- 年間受験者数
- 約25万人
- 出典: 消防試験研究センター「危険物取扱者試験 受験者数」直近年度
- 合格率
- 30〜35%前後
- 出典: 消防試験研究センター「危険物取扱者試験 合格率」直近年度
- 全国GS数(給油所)
- 約2.8万事業所
- 出典: 資源エネルギー庁「給油所数の推移」
- 化学工業従事者数
- 約90万人
- 出典: 総務省「労働力調査」化学工業就業者数
- GS・タンクローリー・化学工場では「乙4持ち」がほぼ必須で、慢性的な需要がある
- 資格手当(月3,000〜10,000円)が付く企業が多く、取得効果が明確
- 「ビルメン4点セット」の一角として、設備管理職への転職に強い
- 受験資格制限なし(誰でも受験可)で、学生・主婦・異業種社会人にも人気
- 甲種への上位互換ルートあり(乙種4類含む4類以上を取得後、実務経験等で甲種受験可)
よくある質問
Q.未経験・初学者でも合格できますか?
可能です。乙4は受験資格制限がなく、毎年多くの学生・主婦・異業種社会人が独学合格しています。標準的な学習時間は40〜60時間程度で、暗記中心の試験のため通勤電車などのスキマ時間で十分対策できます。
Q.3科目すべて60%以上ってどういう意味ですか?
乙4は他の資格と異なり「科目別合格判定」を採用しています。法令9/15問、物化6/10問、性消6/10問のすべてで60%以上の正答が必要で、1科目でも届かない場合は不合格になります。合計点で合否は決まらないため、苦手科目を作らない学習戦略が重要です。
Q.乙種第4類と他の類(乙1・乙2・乙3・乙5・乙6)の違いは?
乙種は1〜6類があり、それぞれ取扱可能な危険物の種類が異なります。乙4は引火性液体(ガソリン・灯油等)で最も需要が高く、まず乙4から取得するのが定番。乙1(酸化性固体)、乙2(可燃性固体)、乙3(自然発火性・禁水性)、乙5(自己反応性)、乙6(酸化性液体)はそれぞれ専門業界向け。
Q.甲種・乙種・丙種の違いは?
甲種=全6類すべて取扱可・実務経験要件あり。乙種=取得した類のみ取扱可・受験資格制限なし。丙種=ガソリン・灯油・軽油・重油等の特定品目のみ・立会い不可。乙4は乙種なので「第4類のみ」を取扱・立会い可能で、運送・GS等で独占的に重宝されます。
Q.独学でも合格できますか?
可能です。市販のテキスト+過去問題集+スキマ資格のような演習サイトで、独学合格者が多数います。法令の数値・性消の物質ごとの引火点を確実に暗記し、物化の理論を理解することが合格の王道です。
Q.免状の有効期限・更新は?
免状自体に有効期限はありません。ただし「危険物取扱者保安講習」を3年に1回(製造所等で危険物を取り扱う者)受講する義務があります。住所変更は届出不要、氏名・本籍変更は書換え申請が必要です。
Q.試験はいつ受けられますか?
都道府県ごとに年間を通じて複数回実施されており、受験する都道府県は居住地に関係なく選べます。実施回数の多い地域なら、準備が整った時期に合わせて受験できます。日程と申込方法は消防試験研究センターの公式サイトでご確認ください。
Q.甲種・丙種とは何が違いますか?
丙種はガソリン・灯油・軽油など第4類の一部に限って取り扱える区分で、立会いはできません。乙種は類ごとに定められた危険物を取り扱え、立会いも可能です。甲種はすべての類の危険物を扱えますが、受験には化学系学科の卒業や乙種取得後の実務経験といった要件があります。まず乙4から始めるのが一般的です。
Q.他の類も取りたい場合はどうすればよいですか?
乙種のいずれかに合格していれば、他の類を受験する際に「法令」と「物理化学」が免除され、「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」10問のみで受験できます。負担が大きく減るため、乙4取得後に複数類へ広げていく方は多くいます。
※試験日程・受験手数料・出題範囲などの最新情報は、必ず一般財団法人 消防試験研究センターでご確認ください。本ガイドの内容は2026年8月時点の情報に基づいています。
最終更新:
試験実施情報は一般財団法人 消防試験研究センターの公表値に基づきます。最新情報は実施機関の公式サイトをご確認ください。