運行管理者(貨物)試験 問題集
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運行管理者試験(貨物) 試験ガイド
運行管理者(貨物)は、トラック運送事業者の営業所に選任が義務付けられている国家資格です。ドライバーの点呼、乗務割の作成、休憩・睡眠施設の管理、指導監督など、輸送の安全を現場で担保する責任者としての役割を担います。事業用自動車の保有台数に応じて必要な人数が定められているため運送業界での需要は安定しており、資格手当や管理職登用の要件としている企業も多くあります。
スキマ資格では、運行管理者(貨物)試験の対策として、まとめノート全26章・一問一答430問・本番形式の予想問題5セット・改善基準告示の拘束時間などを覚える数字暗記カード・用語解説辞典を基本無料で提供しています。まずはこのガイドで試験のしくみを押さえましょう。
試験の基本情報
- 資格の種類
- 国家資格
- 実施機関
- 公益財団法人 運行管理者試験センター
- 合格率
- 回により変動するが おおむね 30〜40%前後
- 受験者数
- 年間 約4〜5万人(貨物・第1回/第2回合算)
- 受験料
- 6,000円(税込・別途システム利用料等が必要)
- 試験形式
- CBT方式(多肢選択)
- 試験時間
- 90分
- 合格基準
- 総得点の6割(18問)以上、かつ各分野1問(実務分野は2問)以上
出典: 公益財団法人 運行管理者試験センター公表データ
運行管理者(貨物)とは
運行管理者(貨物)は、貨物自動車運送事業法に基づく国家資格で、トラック運送事業者の各営業所に必ず選任が義務づけられる「輸送の安全管理者」です。事業用トラックの保有台数に応じて必要な人数が決まり、ドライバーの点呼・乗務割の作成・過労運転の防止・指導監督・運行記録の管理などを通じて、事故防止と安全輸送を統括します。
試験は2024年度よりCBT方式(コンピューターを使った試験)で実施され、出題は30問・試験時間は90分。合格基準は「総得点の60%(30問中18問)以上」かつ「出題5分野それぞれで最低1問(『その他運行管理に関する実務上の知識・能力』の分野は2問)以上の正解」を同時に満たす必要があります。一分野でも基準を下回ると、総得点が足りていても不合格となる点が特徴です。
受験するには受験資格が必要で、(1) 試験日の前日までに、事業用自動車の運行の管理に関し1年以上の実務経験がある人、または (2) 国土交通大臣が認定する「基礎講習」を修了(修了予定を含む)した人、のいずれかを満たす必要があります。誰でも受けられる試験ではなく、実務経験か基礎講習が前提となります。
試験は年2回、おおむね8月頃(第1回)と翌年3月頃(第2回)に、全国のCBTテストセンターで一定の期間内に都合のよい日時・会場を予約して受験します。なお運行管理者には貨物(トラック)と旅客(バス・タクシー)の2種類があり、扱う事業と根拠法令が異なるため、合格しても資格者証はそれぞれの種別ごとに交付されます。
- トラック運送事業者の営業所に法令で選任が義務づけられる国家資格(必置資格)
- 点呼・乗務割・過労運転防止・指導監督・運行記録の管理など「輸送の安全」を統括
- 受験には実務経験1年以上、または基礎講習の修了が必要(誰でも受験できるわけではない)
- CBT方式・30問・90分。総得点6割(18問)以上かつ各分野で最低1問(実務分野は2問)が必要
- 年2回(8月頃・3月頃)実施。貨物と旅客は種別が分かれ資格者証も別
試験の内容(科目・形式・合格基準)
CBT方式・30問・90分。合格には総得点の60%(30問中18問)以上に加え、出題5分野それぞれで最低1問(「その他運行管理の実務上の知識・能力」は2問)以上の正解が必要。
- 試験形式
- CBT方式(多肢選択)
- 試験時間
- 90分
- 解答形式
- 多肢選択式 30問
- 合格基準
- 総得点の6割(18問)以上、かつ各分野1問(実務分野は2問)以上
出題科目
貨物自動車運送事業法
事業の許可・運行管理者の選任と業務・点呼・運行記録・安全管理規程など事業法の中核
道路運送車両法
自動車の登録・検査(車検)・整備・保安基準・点検整備記録など車両に関する法令
道路交通法
運転者の遵守事項・速度・駐停車・過労運転の禁止・大型車の通行など交通ルール
労働基準法
労働時間・休憩・休日・賃金や、自動車運転者の改善基準告示(拘束時間・休息期間・連続運転時間)
その他運行管理に関する実務上の知識及び能力
点呼・指導監督・健康管理・運行計画・事故防止・digitachoや交通事故の分析など実務応用(合格には2問以上の正解が必要)
問われる力
- 運行管理者の選任義務・業務範囲と、点呼・運行指示・記録の管理の理解
- 改善基準告示(拘束時間・休息期間・連続運転時間・運転時間の上限)の数値の把握
- 車両の検査・整備・保安基準など道路運送車両法の知識
- 過労運転の防止・健康起因事故対策など運転者の指導監督・健康管理
- 運行計画・所要時間の計算や事故事例の分析といった実務上の応用能力
試験日程・実施スケジュール
- 第1回: 8月頃(CBT・約1か月の試験期間内で日時を予約)
- 第2回: 翌年3月頃(CBT・約1か月の試験期間内で日時を予約)
2024年度よりCBT方式で実施。受験には事業用自動車の運行管理に関する1年以上の実務経験、または基礎講習の修了(修了予定含む)が必要。
旅客試験との違い — 根拠法と改善基準
運行管理者試験には貨物と旅客の2種類があり、それぞれ別の資格です。貨物はトラック運送事業が対象で根拠法は貨物自動車運送事業法、旅客はバス・タクシー事業が対象で根拠法は道路運送法になります。
さらに、運転者の労働時間を定める改善基準告示の内容も、トラック運転者とバス・タクシー運転者では拘束時間や運転時間の上限が異なります。数字を覚え違えると失点に直結するため、両方の資格を目指す場合は混同しないよう注意が必要です。道路交通法・道路運送車両法・労働基準法の基本部分は共通なので、片方を取得していれば学習の負担は軽くなります。
合格率と難易度・必要な学習時間
合格率は例年30%前後です。出題される法令の範囲自体は限定的ですが、細かい数字が多く、分野別の基準を満たす必要があるため、対策なしでは通りにくい試験といえます。
必要な学習時間は50〜100時間程度が目安とされています。1日1時間なら2〜3か月が標準的なペースです。運送会社での実務経験がある方は、点呼や日常点検といった実務分野で有利に進められます。なお受験には実務経験1年以上または基礎講習の修了が必要で、講習の日程確保に時間がかかることがあるため、早めに手続きを確認しておきましょう。
効率的な勉強法
まず「まとめノート」全26章で、事業法・車両法・道交法・労基法という法令の柱を整理します。似た用語が多いため、どの法律の話をしているのかを意識して読み進めるのがポイントです。そのうえで一問一答430問を繰り返し、条文の要件を思い出せる状態にしましょう。
この試験の得点を左右するのは数字です。点呼の記録の保存期間、日常点検の実施時期、運行記録計の装着義務、そして改善基準告示の拘束時間・休息期間・連続運転時間の上限——こうした数値は数字暗記カードで反復すると定着します。
仕上げには予想問題5セットを本番形式の30問で解き、分野別の正解数を必ず確認してください。総得点が18問を超えていても、特定分野の最低正解数を割っていれば本番では不合格です。弱点分野が判明したら、その分野に絞って一問一答へ戻るサイクルが効果的です。
取得後のキャリア
運行管理者(貨物)を取得すると、トラック運送事業者の営業所で法令上選任される「運行管理者」として、ドライバーの安全管理・労務管理の責任者を担える。物流業界では必置資格として常に需要があり、保有台数に応じて複数名の選任が必要なため、運送・物流・倉庫業界で安定して評価されます。
トラック運送会社(運行管理者)
営業所の運行管理者として点呼・乗務割・指導監督・運行記録の管理を統括。安全運行の責任者。
物流・倉庫・3PL企業
配送・輸送部門の管理者として、ドライバーの労務管理と輸送品質・安全を確保。
運行管理補助者・配車担当
補助者として点呼の一部を担い、配車・ルート設計など現場の運行管理業務を支える。
運送業の独立・開業
一般貨物自動車運送事業の許可要件として運行管理者の選任が必要。開業時の中核人材。
安全統括・コンプライアンス部門
事業者の安全管理体制づくりや法令遵守、事故防止対策の立案・運用を担う。
- 一般貨物自動車運送事業では運行管理者の選任が法令上の義務で、需要が景気に左右されにくい
- EC拡大で物流需要が伸びる一方ドライバー不足が深刻なため、安全と労務を管理できる人材は重宝される
- 危険物取扱者(乙4)やフォークリフト、整備関連資格などと組み合わせると現場での評価が高まる
よくある質問
Q.受験資格はありますか?
あります。(1) 試験日の前日までに事業用自動車の運行の管理に関し1年以上の実務経験がある、または (2) 国土交通大臣が認定する基礎講習を修了(修了予定を含む)している、のいずれかを満たす必要があります。実務経験も基礎講習もない状態では受験できません。
Q.貨物と旅客の運行管理者は何が違いますか?
貨物はトラック運送(一般貨物自動車運送事業など)、旅客はバス・タクシー等の旅客自動車運送事業を対象とします。根拠となる事業法や出題内容が一部異なり、合格して交付される運行管理者資格者証も「貨物」「旅客」の種別ごとに分かれます。両方の業務に就くにはそれぞれの資格が必要です。
Q.合格基準を教えてください。
総得点の60%(30問中18問)以上を正解し、かつ出題5分野それぞれで最低1問(「その他運行管理に関する実務上の知識及び能力」の分野のみ2問)以上を正解する必要があります。合計点が足りていても、いずれかの分野が基準に満たないと不合格になります。
Q.試験はいつ・どこで受けられますか?
年2回(おおむね第1回が8月頃、第2回が翌年3月頃)実施されます。2024年度よりCBT方式となり、約1か月の試験期間内に、全国のCBTテストセンターから都合のよい日時・会場を予約して受験します。
Q.独学で合格できますか?
可能です。出題範囲は事業法・車両法・道交法・労働基準法(改善基準告示)・実務の5分野で、過去問と予想問題の反復が王道です。特に改善基準告示の拘束時間・休息期間・連続運転時間などの数値と、各分野で最低1問取る「足切り」を意識した網羅学習が合格の鍵になります。
Q.貨物と旅客は両方取ったほうがよいですか?
勤務先の事業内容で決めるのが基本です。トラック運送なら貨物、バス・タクシーなら旅客が必要になります。道路交通法や車両法など共通部分が多いため、片方を取得していればもう片方の学習負担は軽くなりますが、根拠法と改善基準の数字が異なるので混同しないよう整理して覚えてください。
Q.合格後すぐに運行管理者になれますか?
試験に合格すると運行管理者資格者証の交付を受けられ、事業者から選任されることで運行管理者として業務を行います。選任後は定期的に一般講習を受講する必要があります。手続きの詳細は必ず公式情報でご確認ください。
※試験日程・受験手数料・出題範囲などの最新情報は、必ず公益財団法人 運行管理者試験センターでご確認ください。本ガイドの内容は2026年8月時点の情報に基づいています。
最終更新:
試験実施情報は公益財団法人 運行管理者試験センターの公表値に基づきます。最新情報は実施機関の公式サイトをご確認ください。