A運転時間
実際にハンドルを握って運転している時間の合計を、一定期間の平均で評価する基準。改善基準告示では「2日(始業時刻から48時間)を平均して1日あたり9時間以内」「2週間を平均して1週間あたり44時間以内」と定められています。1日単位で9時間ちょうどを超えても、2日平均で9時間以内なら基準内になる点が特徴です。
2日平均で1日あたり9時間以内
2週間平均で1週間あたり44時間以内
個々の1日ではなく「平均」で評価する
荷役・休憩は含まず、純粋な運転時間で見る
改善基準告示では、ハンドルを握る「運転時間」に2つの観点で上限が設けられています。1つは一定期間の合計を平均で見る「運転時間(2日平均で1日あたり)」、もう1つは休みなく運転し続ける「連続運転時間」です。集計の単位と中断ルールが異なるため、混同しないことが重要です。令和6年4月改正後の数値で押さえましょう。
| 観点 | 運転時間 | 連続運転時間 |
|---|---|---|
| 見る観点 | 一定期間の運転時間の合計(平均) | 休みなく続けて運転する時間 |
| 基準値 | 2日(始業時刻から起算した48時間)平均で1日あたり9時間以内 | 4時間以内(運転の中断なく連続できる上限) |
| 週単位の基準 | 2週間平均で1週間あたり44時間以内 | (週単位の規定はなく中断ルールで管理) |
| 中断のルール | (合計時間で管理。中断方法の直接規定はない) | 運転開始後4時間以内に合計30分以上の中断が必要 |
| 中断の最小単位 | ─ | 1回おおむね連続10分以上(細切れすぎる中断は不可) |
| 例外的な延長 | ─ | サービスエリア等に駐車できない等やむを得ない場合、4時間30分まで延長可 |
| 違反の典型例 | 2日平均で1日9時間を超えて運転を続ける | 中断を入れず4時間を超えて運転し続ける |
実際にハンドルを握って運転している時間の合計を、一定期間の平均で評価する基準。改善基準告示では「2日(始業時刻から48時間)を平均して1日あたり9時間以内」「2週間を平均して1週間あたり44時間以内」と定められています。1日単位で9時間ちょうどを超えても、2日平均で9時間以内なら基準内になる点が特徴です。
2日平均で1日あたり9時間以内
2週間平均で1週間あたり44時間以内
個々の1日ではなく「平均」で評価する
荷役・休憩は含まず、純粋な運転時間で見る
運転を中断することなく続けられる時間で、4時間以内とされています。運転開始後4時間または4時間経過直後に、合計30分以上の中断(1回おおむね連続10分以上)を取る必要があります。10分未満の細切れの中断は3回以上連続させてはなりません。駐車場所が確保できない等やむを得ない場合に限り、4時間30分まで延長できます。
連続運転は4時間以内
運転開始後4時間以内に合計30分以上の中断(1回おおむね連続10分以上)
10分未満の中断を3回以上連続させない
やむを得ない場合は4時間30分まで延長可
「運転時間=2日平均で1日9時間以内(平均で見る)、連続運転時間=4時間以内(続けて運転できる上限)」。連続運転は4時間ごとに合計30分以上(1回おおむね10分以上)の中断が必要。例外で4時間30分まで延長可。
Q1. 改善基準告示における運転時間の基準として正しいものはどれか。
正解:2. 2日を平均して1日あたり9時間以内
運転時間は2日(始業時刻から48時間)を平均して1日あたり9時間以内、かつ2週間平均で1週間あたり44時間以内。1日単位ではなく平均で評価する。
Q2. 連続運転時間とその中断についての説明として正しいものはどれか。
正解:2. 連続運転は4時間以内で、運転開始後4時間以内に合計30分以上の中断が必要
連続運転は4時間以内とし、運転開始後4時間または直後に合計30分以上(1回おおむね連続10分以上)の中断を取る。
Q3. 連続運転時間の中断の取り方として、改善基準告示上適切でないものはどれか。
正解:3. 5分の中断を3回以上連続させて中断とした
中断は1回おおむね連続10分以上が必要で、10分未満の中断を3回以上連続させることはできない。30分まとめても、10分以上の分割でもよい。やむを得ない場合4時間30分まで延長は可。