応用情報技術者 問題集
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応用情報技術者試験 試験ガイド
応用情報技術者試験(AP)は、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が実施する国家試験「情報処理技術者試験」のレベル3にあたる区分です。「上位者の指導の下で」役割を果たす基本情報技術者に対し、応用情報技術者は「独力で」システムの企画・設計・開発・運用を担える人材を想定しており、技術からプロジェクトマネジメント、経営戦略までを記述式で答えられるレベルが求められます。
スキマ資格では、知識分野(科目A・旧午前)を固めるための教材として、まとめノート全30章・一問一答400問・予想問題5セット(400問)・過去問2,560問・用語解説辞典250語・比較記事16本を基本無料で提供しています。このガイドで試験の構成を押さえてから、ページ上部の学習コンテンツで演習を始めましょう。
試験の基本情報
- 資格の種類
- 国家資格
- 実施機関
- 独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
- 合格率
- 20〜25%(旧制度の春期・秋期での実績。令和5年度は春期 23.7% / 秋期 23.2%)
- 受験者数
- 年間 約12〜15万人
- 受験料
- 7,500円
- 試験形式
- CBT方式(2026年度〜/前期・後期の試験期間内に受験日を選択)
- 試験時間
- 科目A 150 分 + 科目B 150 分(科目A群と科目B群は実施期間が分かれます)
- 合格基準
- 科目A・科目Bのそれぞれで基準点以上(旧制度では各100点満点中60点以上)
出典: 独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)「応用情報技術者試験」試験区分ページおよびCBT移行に関する公表資料(2026年7月時点)。合格率は令和5年度試験の公表データ
応用情報技術者とは
応用情報技術者試験(AP)は、情報処理の促進に関する法律に基づき、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が実施する国家資格・情報処理技術者試験の「レベル3」に位置付けられる試験です。
ITパスポート(レベル1)・基本情報技術者(レベル2)の上位にあたり、応用的なIT知識と技能を持ち、IT戦略の立案や情報システムの設計・開発・運用などを上級技術者として遂行できる人材であることを認定します。さらに上位の高度試験(プロジェクトマネージャ・ネットワークスペシャリスト等)の科目A-1試験(旧・午前Ⅰ試験)が免除されるなど、ステップアップの起点として活用される試験でもあります。
2026年度からCBT方式へ移行し、前期・後期の2回、それぞれ一定の試験期間内に設けられた複数日から都合のよい日時を選んで受験する形になりました。あわせて名称も変わり、従来の午前試験が「科目A試験」、午後試験が「科目B試験」となっています。出題形式・出題数・試験時間は変更されておらず、科目Aが四肢択一80問(150分)、科目Bが記述式11問中5問選択(150分)です。合格率は20〜25%でやや難。
受験資格は不問(誰でも受験可)。社会人エンジニアの腕試し・転職時の評価・人事制度上の手当対象として広く活用されており、IT 業界では取得を推奨・支援する企業が多数あります。
- IPA が実施する国家資格・情報処理技術者試験のレベル3
- 基本情報(FE)の上位、高度試験(レベル4)の登竜門
- 2026年度からCBT方式へ移行し、前期・後期の試験期間内で受験日を選べる
- 科目A(四肢択一80問)+科目B(記述11問中5問選択)の2部構成
- 合格率 20〜25%・年間約 12〜15 万人が受験する人気資格
- 高度試験の科目A-1(旧・午前Ⅰ)免除など、ステップアップに有利
試験の内容(科目・形式・合格基準)
科目Aは四肢択一80問(150分)、科目Bは記述式11問中5問選択(150分)。CBT移行後も出題形式・出題数・試験時間は変更されていません。出題範囲はテクノロジ系・マネジメント系・ストラテジ系の全分野で、科目A・科目Bのそれぞれで基準点以上を取る必要があります。
- 試験形式
- CBT方式(2026年度〜/前期・後期の試験期間内に受験日を選択)
- 試験時間
- 科目A 150 分 + 科目B 150 分(科目A群と科目B群は実施期間が分かれます)
- 解答形式
- 科目A: 四肢択一80問 / 科目B: 記述11問中5問選択
- 合格基準
- 科目A・科目Bのそれぞれで基準点以上(旧制度では各100点満点中60点以上)
出題科目
基礎理論科目A ~6問
離散数学・応用数学・情報理論・通信理論・計算理論・アルゴリズム
コンピュータシステム科目A ~10問
プロセッサ・メモリ・入出力・システム構成・性能評価
技術要素科目A ~20問
データベース・ネットワーク・セキュリティ・ヒューマンインタフェース
開発技術科目A ~6問
システム開発技術・ソフトウェア開発管理技術
プロジェクトマネジメント科目A ~4問
スコープ・スケジュール・コスト・品質・リスク管理
サービスマネジメント科目A ~6問
ITIL ベース・サービスマネジメント・システム監査
システム戦略科目A ~6問
システム戦略・システム企画・要件定義
経営戦略科目A ~6問
経営戦略マネジメント・技術戦略マネジメント
企業と法務科目A ~6問
企業活動・経営工学・法務・標準化
科目B 11 問科目B 5問
経営戦略 / 情報セキュリティ(必須) / プログラミング / システム設計 / ネットワーク / データベース / 組込みシステム / 情報システム開発 / プロマネ / サービスマネジメント / システム監査 — 11問中5問選択(情報セキュリティは必須)
問われる力
- 応用的な IT 知識と技能の理解(テクノロジ・マネジメント・ストラテジ)
- 情報システムの企画・要件定義・設計・開発の応用力
- プロジェクトマネジメント・サービスマネジメント・システム監査の知識
- 経営戦略・システム戦略の応用力
- 記述式問題に答える文章構成力・専門知識の応用力
試験日程・実施スケジュール
- 2026年度からCBT方式へ移行し、前期・後期の2回、それぞれ一定の試験期間内に複数日で実施
- 科目A群と科目B群は実施期間を分けて行われるため、申込時に両方の日程を確保する
- 各回の試験期間・申込期間はIPAが年度ごとに公表
- 旧制度では春期4月・秋期10月の年2回、1日で午前・午後を実施していた
受験資格は不問。2026年度からCBT方式(前期・後期)へ移行し、午前試験は科目A試験、午後試験は科目B試験に名称変更された。なお現行の試験制度は2026年度の実施をもって終了し、2027年度から新試験制度へ移行する予定とIPAが公表しているため、受験前に必ず最新の受験案内を確認すること。
科目A・科目Bの2部構成と出題範囲
科目A(旧・午前試験)は四肢択一80問・150分です。基礎理論、データベース、ネットワーク、情報セキュリティ、開発技術といったテクノロジ系に加えて、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント、システム戦略、経営戦略、法務まで、IT全分野から満遍なく出題されます。範囲は基本情報技術者と重なりますが、問われ方が応用的で、計算や条件の読み替えを伴う問題が増えます。
科目B(旧・午後試験)は記述式で、11問のうち5問を選んで150分で解答します。情報セキュリティは必須で、残りは経営戦略、プログラミング、ネットワーク、データベース、組込みシステム開発、プロジェクトマネジメント、システム監査などから選択します。長文の事例を読み解き、要点を数十字にまとめて書く力が問われるため、四肢択一とは対策の質が変わります。
2026年度からは実施方式がペーパー方式からCBT方式へ移行し、「午前試験」は科目A試験、「午後試験」は科目B試験へ名称が変わりました。科目Aと科目Bは実施期間を分けて行われ、申込みの際に両方の日時を予約します。問われる知識・技能の範囲や出題形式・出題数・試験時間は従来のままです。
合格率と難易度・必要な学習時間
合格率は例年20〜25%前後です。受験者の多くが現役のIT技術者や基本情報技術者の合格者であることを踏まえると、数字以上に手強い試験です。合否を分けるのは科目Bで、知識があっても「読んで、絞って、書く」作業を時間内に終えられずに崩れるケースが目立ちます。
必要な学習時間は200〜500時間程度が目安とされ、前提知識によって幅があります。基本情報技術者に合格して間もない方は短縮できますが、初学者が挑む場合は半年前後を見込んでおくと安全です。まず科目Aの知識を仕上げ、その土台の上で科目Bの記述練習に時間を割く順番が現実的です。
効率的な勉強法
科目Aは過去に出題された論点の再出題が多く、過去問演習が最短ルートです。スキマ資格では旧・午前試験の公開回(令和7年秋期〜平成21年春期)2,560問を年度別に演習できます。現在の科目Aと範囲・形式が共通なので、そのまま知識の総ざらいに使えます。
いきなり過去問では厳しいと感じる場合は、まとめノート全30章で全体像をつかみ、一問一答400問で思い出す練習(検索練習)を回すところから始めましょう。用語解説辞典や比較記事は、TCP/UDPや共通鍵/公開鍵のように混同しやすい用語の整理に向いています。仕上げは予想問題5セット(80問×5回)を通しで解き、150分の時間感覚をつかんでおくと安心です。
科目Bは、選択できる分野が多いぶん戦略が重要です。本番で解きやすい問題を選べるよう、必須の情報セキュリティに加えて得意分野を6つ前後まで広げておくのが定番です。答案づくりは公式の過去問題などで実際に手を動かし、模範解答と見比べる練習を重ねてください。
基本情報・ITパスポートとの違いとステップアップ
同じIPAの試験でも、ITパスポートは「ITを使う側」の入門、基本情報技術者は「作る側」の基礎、応用情報技術者は「独力で担える」応用レベルと役割が分かれています。前の2つは全問が多肢選択式ですが、応用情報では記述式の科目Bが加わり、消去法が使えない分、理解の深さがそのまま得点に表れます。
応用情報技術者に合格すると、高度試験(プロジェクトマネージャ、ネットワークスペシャリストなど)や情報処理安全確保支援士試験の科目A-1試験(旧・午前Ⅰ試験)が2年間免除されます。高度試験への登竜門と呼ばれるのはこのためで、次のステップを見据える方ほど取得の価値が大きい試験です。
取得後のキャリア
応用情報技術者を取得すると、IT 系企業の上級エンジニア、システム設計・要件定義担当、プロジェクトマネージャ補佐などのキャリアが現実的になります。さらに上位の高度試験(プロジェクトマネージャ・ネットワークスペシャリスト・データベーススペシャリスト等)に進む基盤資格としても重要です。
システムエンジニア(SE)
要件定義・基本設計・詳細設計を担う上級エンジニア。AP の知識を直接活用。
プログラマー(上位)
応用情報の知識でアーキテクチャやアルゴリズムの応用設計が可能に。
プロジェクトマネージャ補佐
PM 補佐としてスケジュール・リスク・品質管理を担当。高度試験 PM へのステップ。
インフラエンジニア
ネットワーク・データベース・セキュリティ知識を活かしてインフラ設計・運用。
IT コンサルタント
経営戦略・システム戦略の知識を活かして顧客の DX 推進を支援。
高度試験へのステップ
PM・NW・DB・SC・SA・ST・AU・ES・IT ストラテジストの科目A-1(旧・午前Ⅰ)免除(2年間有効)。
- IT 業界では資格手当(月3,000〜20,000円)の対象になりやすい
- 転職・人事評価で「上級エンジニア相当」として評価されやすい
- プロジェクトマネージャ等の高度試験への登竜門
よくある質問
Q.基本情報(FE)と応用情報(AP)の違いは?
基本情報(FE)はレベル2、応用情報(AP)はレベル3です。AP は FE の上位で、より応用的・実務的な知識と記述式の科目B試験(旧・午後試験)が課されます。どちらもCBT方式ですが、FE が通年受験できるのに対し、AP は前期・後期それぞれの試験期間内で受験日を選ぶ形です。AP に合格すると上位の高度試験(PM・NW 等)の科目A-1試験(旧・午前Ⅰ)が免除されます。
Q.受験資格はありますか?
ありません。誰でも受験可能です。学歴・年齢・実務経験を問わず申し込めます。初心者でも独学で 3〜6ヶ月の学習で合格を目指せます。
Q.合格基準は?
科目A(四肢択一80問・150分)と科目B(記述11問中5問選択・150分)のそれぞれで基準点以上を取る必要があります。旧制度では各100点満点中60点以上とされていました。片方だけ高得点でも合格にはならないため、両方をバランスよく対策することが重要です。最新の合格基準は必ずIPAの受験案内でご確認ください。
Q.何ヶ月くらいの勉強で合格できますか?
初学者で 6ヶ月、FE 取得済みで 3〜4ヶ月、実務経験者で 2〜3ヶ月が目安です。1日1〜2時間の学習で十分。過去問題の反復が最重要で、科目A(旧・午前)は直近 10 回分、科目B(旧・午後)は出題分野を絞って 5 回分以上を解くのが定番です。CBT移行後も出題形式は変わっていないため、過去問演習はそのまま有効です。
Q.取得後どんなキャリアアップができますか?
上位の高度試験(プロジェクトマネージャ・ネットワークスペシャリスト・データベーススペシャリスト・情報処理安全確保支援士 等)の科目A-1試験(旧・午前Ⅰ)が 2 年間免除されます。これらに合格するとさらにキャリアが広がります。また企業によっては資格手当の対象となります。
Q.基本情報技術者を飛ばして受験してもよいですか?
受験資格に制限はないため、いきなり応用情報技術者から受験できます。実際に基本情報を経ずに合格する方もいます。ただし出題範囲は基本情報の内容を土台としているので、アルゴリズムやネットワークの基礎に不安があるなら、先に基本情報の範囲を一周しておくと学習がスムーズです。
Q.科目B(旧・午後)はどの分野を選べばよいですか?
情報セキュリティは必須で、残り4問を選択します。得意分野を2〜3個だけ決め打ちすると、その回の問題が難しかったときに逃げ場がなくなります。本番で問題を見てから選べるよう6つ前後を準備しておくのが定番で、実務経験のある分野や科目Aで得点しやすい分野から広げると負担が少なくて済みます。
Q.試験はいつ受けられますか?
2026年度からCBT方式となり、年2回(前期・後期)設けられた実施期間の中から、都合のよい日時と試験会場を選んで受験します。科目Aと科目Bは実施期間が分かれており、申込み時に両方を予約します。日程は年度ごとに公表されるため、IPAの公式サイトで最新情報を確認してください。
※試験日程・受験手数料・出題範囲などの最新情報は、必ずIPA 応用情報技術者試験 公式ページでご確認ください。本ガイドの内容は2026年8月時点の情報に基づいています。
最終更新:
試験実施情報は独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)の公表値(令和5年度試験実績)に基づきます。最新情報は実施機関の公式サイトをご確認ください。