日商簿記検定1級
検定対策

日商簿記検定1級 問題集

検索練習・分散学習など科学的に効果が確かめられた学習法で設計した、基本無料の試験対策サービスです。試験範囲を体系的に学べる教材と豊富な問題演習を用意し、すべての問題についたくわしい解説で「なぜそうなるのか」まで理解しながら合格力を伸ばせます。

36章まとめノート
700問仕訳問題
8回予想問題
80問計算問題

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日商簿記検定1級 試験ガイド

日商簿記検定1級は、商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算の4科目から出題される日商簿記の最上位級です。処理の手順を覚えるだけでなく、企業会計基準や原価計算基準がなぜそう定めているのかという理論の背景まで問われ、大企業の会計処理や経営意思決定に必要な会計知識を扱います。合格すると税理士試験の税法科目の受験資格が得られることから、会計専門職を目指す方にとってキャリアの分岐点になる試験です。

スキマ資格では、1級の論点を網羅する仕訳問題700問、商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算の全36章のまとめノート、本試験と同じ4大問構成の予想問題8回を基本無料で提供しています。勘定科目辞典や、紛らわしい会計基準・原価計算手法を整理した比較記事も合わせて使えます。

試験の基本情報

資格の種類
公的資格
実施機関
日本商工会議所・各地商工会議所
合格率
約10%前後(回により8〜13%程度。科目別の足切りもあり、簿記検定で最難関)
受験者数
統一試験で年間 約2万人(受験者数)
受験料
受験料 8,800円(税込)
試験形式
統一試験:ペーパー試験(マークシート+記述・計算)
試験時間
180分(商業簿記・会計学 90分+工業簿記・原価計算 90分)
合格基準
100点満点中70点以上で合格。ただし1科目でも40%(10点)未満があると不合格(科目別足切り)

出典: 日本商工会議所「受験者数・合格率データ」直近年度(2023〜2024年度実績)

日商簿記検定1級とは

日商簿記検定1級は、日本商工会議所および各地商工会議所が実施する「簿記検定試験」の最上位に位置づけられる公的資格です。2級が株式会社の商業簿記・工業簿記の実務レベルを扱うのに対し、1級は「商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算」の4分野を、会計基準や原価計算基準の理論的背景まで含めて高度に学習します。

合格すると税理士試験の受験資格が得られるため、税理士・公認会計士など会計の専門職を目指す人の登竜門として位置づけられています。連結会計・企業結合・退職給付・税効果・収益認識・減損会計など上場企業の会計実務に直結する論点を網羅し、原価計算では意思決定会計(差額原価収益分析・設備投資の経済性計算・CVP分析)まで踏み込みます。

試験は商業簿記・会計学(90分)と工業簿記・原価計算(90分)の計180分、各科目25点の100点満点で、70点以上かつ1科目も40%(10点)を下回らないことが合格条件です(科目別の足切りあり)。統一試験は年2回(6月・11月)のみで、合格率は概ね10%前後の難関です。

  • 簿記検定の最高峰。合格すれば税理士試験の受験資格が得られる
  • 商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算の4分野を理論まで含めて高度に学習
  • 連結会計・企業結合・退職給付・税効果・収益認識など上場企業の会計実務に直結
  • 原価計算では意思決定会計(設備投資・CVP・差額原価)まで踏み込む
  • 2級合格者が「これだけで1級論点を一通り学べる」よう網羅的に収録
試験の内容(科目・形式・合格基準)

日商簿記1級は「商業簿記・会計学」(前半90分)と「工業簿記・原価計算」(後半90分)の2部構成で、各科目25点ずつの合計100点満点です。70点以上で合格ですが、1科目でも40%(10点)未満があると不合格となる科目別足切りが設けられており、4分野をバランスよく仕上げる必要があります。

試験形式
統一試験:ペーパー試験(マークシート+記述・計算)
試験時間
180分(商業簿記・会計学 90分+工業簿記・原価計算 90分)
解答形式
仕訳・勘定記入・財務諸表作成(商業簿記)、理論の空欄補充・計算(会計学)、原価計算表・勘定記入(工業簿記)、意思決定・差異分析の計算(原価計算)
合格基準
100点満点中70点以上で合格。ただし1科目でも40%(10点)未満があると不合格(科目別足切り)

出題科目

商業簿記25点/100点

連結会計、企業結合、事業分離、退職給付、税効果会計、収益認識基準、外貨換算、純資産(新株予約権・株式報酬)など、上場企業水準の決算・財務諸表作成を問う。

会計学25点/100点

会計基準・概念フレームワークの理論、減損会計、リース、金融商品、研究開発費、資産除去債務などを空欄補充・正誤・計算で問う理論寄りの科目。

工業簿記25点/100点

費目別・部門別計算、個別原価計算、総合原価計算(工程別・組別・等級別)、標準原価計算の勘定記入・差異分析を問う。

原価計算25点/100点

意思決定会計(差額原価収益分析・設備投資の経済性計算)、CVP分析、直接原価計算、事業部制会計、予算統制、ABC(活動基準原価計算)など管理会計の中核。

問われる力

  • 連結・企業結合・退職給付・税効果など高度な決算処理を正確に行う力
  • 会計基準の理論的背景を理解し、空欄補充・正誤問題に対応する力
  • 原価計算基準に基づき、製品原価を正確に集計・配賦する計算力
  • 設備投資・CVP・差額原価など意思決定会計の数値を組み立てる力
  • 180分・4分野を科目別足切りを回避しつつ得点を最大化する戦略
試験日程・実施スケジュール
  • 統一試験:年2回(6月中旬・11月中旬)
  • ※1級はネット試験(CBT)の実施はなく、統一試験のみ
  • 合格発表:試験日の概ね約1ヶ月後

※受験料・日程の詳細は、日本商工会議所の公式サイトで最新情報をご確認ください。

足切りのある合格基準に注意

1級の合格基準は、100点満点中70点以上に加えて、4科目それぞれが満点の40%(10点)以上であることです。1科目でも10点未満があると、合計点がどれだけ高くても不合格になります。得意科目で稼いで苦手科目を捨てるという戦略が通用しない設計になっており、4科目を均等に仕上げる必要があります。

この足切りは、直前期の学習計画にも影響します。伸ばしやすい得意分野に時間を注ぎたくなりますが、1級では「40%を確実に超える状態を全科目で保つ」ことを優先し、そのうえで得点源を作るという順序で組み立てるのが安全です。

合格率と難易度・必要な学習時間

合格率は例年10%前後で推移しており、2級までとは難易度が明確に一段変わります。試験は例年6月と11月の年2回のみで、2級・3級のようなネット試験(CBT方式)は実施されていないため、受験機会が限られる点も長期戦になりやすい理由です。

必要な学習時間は、2級合格レベルの知識がある方で500〜1,000時間程度が目安とされています。1日2時間の学習でも1年前後かかる計算で、年2回の試験に合わせて半年〜1年単位の計画を組むのが現実的です。範囲が広いため、新しい論点を追いかけるより、一度学んだ論点を忘れないよう反復する仕組みづくりが成否を分けます。

1級合格で開ける道(税理士試験の受験資格など)

日商簿記1級の合格は、税理士試験の税法科目の受験資格として認められています。税理士試験の会計科目(簿記論・財務諸表論)は令和5年度から受験資格が撤廃され誰でも受験できますが、法人税法や消費税法などの税法科目には要件があり、1級合格はその代表的なルートです。1級の商業簿記・会計学は簿記論・財務諸表論と重なる部分が多く、学習がそのまま次につながります。

就職・転職市場でも、1級は経理としての専門性を示す明確な指標になります。上場企業の連結決算や開示業務、監査法人・会計事務所での実務など、2級までとは異なる領域の求人につながることが期待できます。

取得後のキャリア

日商簿記1級は、会計の専門職を目指す人の登竜門です。合格により税理士試験の受験資格が得られるほか、上場企業の連結決算・開示実務、監査法人、経営企画・管理会計など、より高度な会計キャリアの扉を開きます。経理のスペシャリストとして社内評価を高めたい人にも有効です。

税理士・公認会計士への登竜門

1級合格は税理士試験の受験資格になる。公認会計士試験の学習基礎としても親和性が高く、会計専門職への王道ルート。

上場企業の連結決算・開示実務

連結・企業結合・税効果・収益認識など1級の論点は、上場企業の決算・有価証券報告書の作成実務に直結する。

監査法人・会計事務所

監査補助や高度な決算支援、組織再編・連結の助言業務など、専門性の高い会計サービスで強みになる。

経営企画・管理会計(FP&A)

原価計算で学ぶ意思決定会計・CVP・予算統制は、経営企画や事業部の業績管理(FP&A)の土台になる。

経理のスペシャリストとして昇進

社内経理で「1級保有」は決算リーダー・経理マネージャーへの説得力ある裏付けになる。

合格で得られる資格
税理士試験の受験資格
出典: 国税庁「税理士試験受験資格」(会計学に属する科目の受験資格として日商簿記1級合格を規定)
年間受験者数(統一試験)
約2万人
出典: 日本商工会議所「受験者数・合格率データ」直近年度(2023〜2024年度)
合格率
約10%前後(最難関)
出典: 日本商工会議所「統計資料」直近年度(2023〜2024年度)
  • 税理士・公認会計士を目指す人の最初の関門として位置づけられる
  • 連結・企業結合など、そのまま上場企業の決算実務で使う知識が身につく
  • 原価計算の意思決定会計は、管理会計・経営企画キャリアに直結する
  • 難関ゆえに保有者が少なく、経理職での希少性・評価が高い
よくある質問

Q.簿記2級に合格していれば1級にすぐ挑戦できますか?

2級の商業簿記・工業簿記の理解があれば学習の土台はできています。ただし1級は会計学(理論)や原価計算の意思決定会計など、2級にない論点が大きく加わり、要求される深さも格段に上がります。本サイトは「2級合格者がこれだけで1級論点を一通り学べる」量を意識して、まとめノート・仕訳・予想問題・勘定科目辞典を網羅的に収録しています。

Q.学習時間はどれくらい必要ですか?

2級合格レベルの人で500〜700時間、ゼロからでは800〜1,000時間以上が一般的な目安とされます。範囲が広く理論も問われるため、半年〜1年スパンの計画的な学習が向いています。まずまとめノートで全体像をつかみ、仕訳問題で手を動かし、予想問題で本番形式に慣れる流れが効率的です。

Q.合格基準の「科目別足切り」とは何ですか?

1級は4科目(商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算)各25点の合計100点満点で、70点以上が合格ラインです。ただし1科目でも40%(10点)未満があるとその時点で不合格になります。得意科目で稼いでも苦手科目を捨てられないため、4分野をバランスよく仕上げることが重要です。

Q.ネット試験(CBT)で1級は受けられますか?

2級・3級にはネット試験(CBT)がありますが、1級は統一試験のみで、ネット試験は実施されていません(2026年時点)。受験機会は年2回(6月・11月)に限られるため、試験日から逆算した計画が大切です。

Q.1級に合格すると何ができますか?

税理士試験の受験資格が得られます。また連結決算・企業結合・税効果など上場企業水準の会計実務に対応できる力の証明になり、監査法人・経営企画・経理マネージャーなど高度な会計キャリアで評価されます。

Q.簿記2級と1級ではどのくらい差がありますか?

出題範囲の広さと理論の深さの両方で大きな差があります。2級が処理の手順を正確に実行できるかを問うのに対し、1級は会計基準や原価計算基準の考え方を理解したうえで、初見の状況にも対応できるかを問います。学習時間の目安も2級合格レベルから500〜1,000時間程度とされ、2級までの延長線というより新しい試験に挑む感覚に近い試験です。

Q.1級にネット試験はありますか?

1級はネット試験(CBT方式)では実施されておらず、例年6月と11月に行われる統一試験のみです。2級・3級のように準備ができた時点で受験日を決めることはできないため、試験日から逆算して学習計画を立てる必要があります。

Q.1科目だけ苦手でも合格できますか?

合計70点を超えていても、4科目のうち1科目でも満点の40%(10点)未満があると不合格になります。苦手科目を捨てる戦略は使えないため、まずは全科目で足切りラインを安定して超える状態を作り、そのうえで得点源を伸ばす順序で仕上げるのがおすすめです。

※試験日程・受験手数料・出題範囲などの最新情報は、必ず商工会議所の検定試験(日本商工会議所)でご確認ください。本ガイドの内容は2026年8月時点の情報に基づいています。

最終更新:

試験実施情報は日本商工会議所・各地商工会議所の公表値に基づきます。最新情報は実施機関の公式サイトをご確認ください。