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金融資産運用

PERとPBRの違い

どちらも株価の割安・割高を判断する指標ですが、何と比較するかが違います。PERは「利益」と、PBRは「純資産」と比較します。

比較表で見る違い

観点PERPBR
名称Price Earnings Ratio(株価収益率)Price Book-value Ratio(株価純資産倍率)
計算式株価 ÷ 1株当たり純利益(EPS)株価 ÷ 1株当たり純資産(BPS)
単位
見方低いほど割安(利益に対して株価が低い)低いほど割安(特に1倍割れは解散価値以下)

それぞれの詳しい解説

APER(株価収益率)

株価が1株当たり純利益(EPS)の何倍かを示す指標。「投資金額が利益で何年で回収できるか」のイメージ。一般に低いほど割安と判断されますが、業種によって基準が異なります。

BPBR(株価純資産倍率)

株価が1株当たり純資産(BPS)の何倍かを示す指標。1倍を下回ると、株価が「会社を解散して得られる価値」を下回っていることになります。

試験対策のポイント

「PER=利益と比較」「PBR=純資産と比較」。どちらも「低い=割安」だが分母が違うと覚える。

理解度チェック(3問)

Q1. PERの計算式として正しいものはどれか。

  1. 1株価 ÷ 1株当たり配当金
  2. 2株価 ÷ 1株当たり純利益
  3. 3株価 ÷ 1株当たり純資産
  4. 4純利益 ÷ 自己資本
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正解:2. 株価 ÷ 1株当たり純利益

PER=株価÷1株当たり純利益(EPS)。低いほど利益に対して株価が割安。

Q2. A社の株価が2,000円、1株当たり純資産が1,000円のとき、PBRは何倍か。

  1. 10.5倍
  2. 21.0倍
  3. 32.0倍
  4. 45.0倍
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正解:3. 2.0倍

PBR=株価÷1株当たり純資産=2,000÷1,000=2.0倍。

Q3. PBR1倍割れが意味するものとして最も適切なものはどれか。

  1. 1配当利回りが高い
  2. 2株価が解散価値を下回っている
  3. 3営業利益率が低い
  4. 4自己資本比率が高い
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正解:2. 株価が解散価値を下回っている

PBR1倍は株価=1株当たり純資産。1倍割れは「会社を解散したときの価値より株価が低い」状態を意味する。

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