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相続・事業承継

相続税と贈与税の違い

どちらも財産の移転に課される税金ですが、課税のタイミングが違います。生前に渡せば贈与税、死亡時に渡れば相続税。贈与税は相続税逃れを防ぐための「補完税」と位置づけられます。

比較表で見る違い

観点相続税贈与税
課税の契機相続・遺贈による財産取得贈与による財産取得
基礎控除3,000万円+600万円×法定相続人の数年間110万円(暦年課税)
税率10〜55%(8段階の累進)10〜55%(一般・特例の2区分)
申告期限相続開始を知った日の翌日から10か月以内贈与を受けた年の翌年2/1〜3/15

それぞれの詳しい解説

A相続税

死亡を契機に、相続または遺贈で財産を取得した者に課される国税。基礎控除(3,000万円+600万円×法定相続人)を超えた部分に課税される。

B贈与税

生前に財産を受け取った場合に課される国税。年間110万円までの暦年課税と、相続時精算課税(累計2,500万円まで非課税で相続時に精算)がある。

試験対策のポイント

「相続税の基礎控除=3,000万円+600万円×人数」「贈与税の基礎控除=年110万円」を絶対覚える。

理解度チェック(3問)

Q1. 相続税の基礎控除額の計算式として正しいものはどれか。

  1. 15,000万円+1,000万円×法定相続人
  2. 23,000万円+600万円×法定相続人
  3. 32,000万円+500万円×法定相続人
  4. 44,000万円+700万円×法定相続人
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正解:2. 3,000万円+600万円×法定相続人

2015年の改正で基礎控除は「3,000万円+600万円×法定相続人の数」に縮小された。

Q2. 贈与税(暦年課税)の基礎控除額として正しいものはどれか。

  1. 110万円
  2. 260万円
  3. 3110万円
  4. 4300万円
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正解:3. 110万円

贈与税(暦年課税)の基礎控除は年110万円。これを超えた部分に贈与税が課される。

Q3. 相続税の申告期限として正しいものはどれか。

  1. 1相続開始を知った日から3か月以内
  2. 2相続開始を知った日の翌日から10か月以内
  3. 3相続開始日から1年以内
  4. 4相続開始の翌年3/15まで
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正解:2. 相続開始を知った日の翌日から10か月以内

相続税は「相続の開始があったことを知った日の翌日から10か月以内」に申告・納付。

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