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マナー・接遇

上座と下座(席次)の違い

席次マナーの基本が「上座」と「下座」である。目上の人や客を上座に、もてなす側や目下を下座に案内するのが原則である。応接室・会議室・乗り物で位置の決め方が変わるため、場面ごとに押さえておく。

比較表で見る違い

観点上座下座
座る人客・目上の人もてなす側・目下の人
応接室の位置入口から遠い奥の席入口に近い席
長椅子と一人掛け長椅子(ソファ)が上座一人掛けの椅子が下座
乗用車(運転手付き)運転席の真後ろが最上席助手席が末席

それぞれの詳しい解説

A上座

客や目上の人を案内する、その場で最も格の高い席である。応接室では入口から遠い奥の席が上座にあたり、長椅子(ソファ)と一人掛けの椅子があれば長椅子が上座になる。出入口から離れ、人の出入りに煩わされず落ち着いて座れる位置が選ばれるためである。床の間のある和室では床の間に近い側、景色のよい部屋では眺めのよい側を上座とすることもあり、相手をもてなす最も良い席だと覚えておくとよい。

  • 入口から遠い奥が基本

  • 長椅子(ソファ)が上座

  • 客・目上の人を案内する

B下座

もてなす側や目下の人が座る、入口に近い席である。出入口に近ければすぐに動いて応対・案内・お茶出しができるため、もてなす側がこの位置に控えるのが理にかなっている。応接室では一人掛けの椅子が下座にあたることが多い。秘書や接待する側は下座に位置し、客や目上の人を奥の上座へ案内するのが基本で、自分が良い席に座ってしまわないよう席次の原則を意識することが大切である。

  • 入口に近い席

  • 一人掛けの椅子が下座

  • もてなす側・目下が座る

試験対策のポイント

上座は「入口から遠い奥・長椅子」、下座は「入口に近い・一人掛け」。客や目上を奥(上座)へ、もてなす側は入口側(下座)に控える、と覚える。

理解度チェック(3問)

Q1. 一般的な応接室で、来客に勧める上座はどこか。

  1. 1入口に最も近い席
  2. 2入口から遠い奥の席
  3. 3通路の真ん中の席
  4. 4出入口のドアの真ん前の席
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正解:2. 入口から遠い奥の席

応接室では入口から遠い奥の席が上座で、来客にはここを勧める。入口に近い席は出入りしやすい下座で、もてなす側が座る位置である。通路の真ん中やドアの真ん前は落ち着かず、客を通す席として適さない。客が落ち着いて座れる奥の席を上座として譲るのが、席次の基本の考え方である。入口から遠いほど上座、と覚えておくとよい。

Q2. 運転手付きの乗用車で、最上席(上座)はどこか。

  1. 1助手席
  2. 2運転席の真後ろの席
  3. 3運転席
  4. 4後部座席の中央
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正解:2. 運転席の真後ろの席

運転手付きの車では運転席の真後ろが最も安全で乗り降りもしやすく、上座とされる。助手席は運転手の隣で雑務も生じやすい末席(下座)、運転席は運転手の席であり客は座らない。後部座席の中央は両脇に挟まれ乗り心地が劣るため上座ではない。乗り物ごとに上座の位置が変わる点に注意したい。なお運転者が所有者なら助手席が上座になる。

Q3. 来客応対における秘書の席次の扱いとして不適当なものはどれか。

  1. 1客を入口から遠い奥の席へ案内する
  2. 2ソファがある応接室では客にソファを勧める
  3. 3自分は入口に近い下座に控える
  4. 4客を入口に近い下座へ案内する
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正解:4. 客を入口に近い下座へ案内する

客は奥の上座へ案内するのが正しく、入口に近い下座へ通すのは失礼にあたるため不適当である。長椅子(ソファ)を客に勧める、もてなす側である自分は入口近くの下座に控えるという対応は適切で、客や目上を良い席へ案内し、自分は下座に位置するのが席次の原則だと押さえておきたい。自分が良い席に座らないよう常に意識したい。

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