A丁寧語
話し手が聞き手に対して丁寧な気持ちを表す敬語。文末の「です・ます」「ございます」が中心で、相手が誰であってもビジネス会話の土台になる。尊敬語・謙譲語と組み合わせて用いる。
「です・ます」で文を締める
相手を直接高めるわけではない
会話の最低限のマナー
尊敬語・謙譲語に比べて見落とされがちなのが丁寧語と美化語である。どちらも丁寧さを添える働きだが対象が異なる。丁寧語は「聞き手」への敬意、美化語は「物事」を上品に言う言葉で、過剰に付けると不自然になる。秘書検定3級では言葉遣いの適否を問う設問で問われる。
| 観点 | 丁寧語 | 美化語 |
|---|---|---|
| 敬意の対象 | 聞き手・読み手 | 話題の物事(敬意ではなく上品さ) |
| 代表的な形 | 〜です・〜ます・〜ございます | お+和語/ご+漢語 |
| 具体例 | 行きます/本です/こちらでございます | お茶・お菓子・ご飯・ご祝儀 |
| 付けすぎ注意 | 会話の基本なので必須 | 外来語や公的語には付けない |
話し手が聞き手に対して丁寧な気持ちを表す敬語。文末の「です・ます」「ございます」が中心で、相手が誰であってもビジネス会話の土台になる。尊敬語・謙譲語と組み合わせて用いる。
「です・ます」で文を締める
相手を直接高めるわけではない
会話の最低限のマナー
物事を上品に述べるために「お」「ご」を付けた言葉。敬意というより言葉の品位を整える働き。和語には「お」、漢語には「ご」が付く傾向があるが、外来語(おビール等)や公的な語には付けない。
お茶・お皿・ご祝儀など
和語は「お」、漢語は「ご」が原則
「おコーヒー」など外来語への付加は不適当
丁寧語=聞き手への丁寧さ(です・ます)。美化語=物事を上品に(お・ご)。美化語は外来語や付けると過剰になる語には用いない。
Q1. 次のうち美化語として不適当なものはどれか。
正解:3. おコーヒー
美化語は和語に「お」、漢語に「ご」を付けるのが原則で、外来語には付けないため「おコーヒー」は不適当である。同様に「おビール」「おトイレ」なども避けたい。「お茶」「お皿」は和語に「お」、「ご祝儀」は漢語に「ご」を付けた正しい例であり、原則どおりに使われている。外来語には付けない、と一つ覚えておくだけで多くの誤りを避けられる。
Q2. 丁寧語の説明として最も適当なものはどれか。
正解:3. 聞き手に対して丁寧さを表す言葉
丁寧語は聞き手・読み手に対して丁寧な気持ちを表す敬語で、「です・ます」「ございます」が代表である。相手の動作を高めるのは尊敬語、自分をへりくだるのは謙譲語、物事を上品にするのは美化語であり、それぞれ役割が異なる。混同しやすいので、敬意の向きと対象で区別して覚えるとよい。丁寧語は会話の土台として、尊敬語・謙譲語と組み合わせて使う点も押さえる。
Q3. 「お」「ご」の付け方として適当なものはどれか。
正解:1. ご飯(漢語にご)
漢語「飯(はん)」に「ご」を付けた「ご飯」は和語に「お」・漢語に「ご」という原則どおりで適当である。外来語の「テーブル」には「お・ご」を付けないため「ごテーブル」は誤り。なお「返事」「会社」も漢語なので、丁寧にするなら「ご返事」「貴社」などとなり、「お返事」「お会社」は原則から外れる。和語=お、漢語=ご、外来語=付けない、という三点で覚えると判断しやすい。