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マナー・接遇

寿と御祝の違い

お祝い事ののし袋に書く上書きには「寿」と「御祝」がある。どちらも慶事に使うが、「寿」は婚礼など特におめでたい場面に、「御祝」は祝い事全般に使えるという違いがある。場面に合わせて選ぶ。

比較表で見る違い

観点寿御祝
主な用途結婚など特に格式高い慶事出産・入学・新築など祝い事全般
使える範囲限定的(婚礼・長寿の祝いなど)広く一般の祝いに使える
改まり度格調が高い一般的で使い勝手がよい
婚礼での水引紅白・金銀の結び切り紅白の蝶結び(一般の祝い)

それぞれの詳しい解説

A寿

婚礼や長寿の祝いなど、特に格式の高い慶事に用いる上書きである。一文字で祝意と格調の高さを表すため、結婚祝いの表書きの定番として広く使われる。婚礼では、繰り返さないほうがよいという意味を込めて紅白や金銀の結び切りの水引を合わせる。出産祝いや新築祝いのような日常的な祝い事には、「寿」よりも汎用性のある「御祝」のほうが収まりがよいとされる。

  • 結婚・長寿など格式高い慶事に

  • 一文字で格調を表す

  • 婚礼は紅白・金銀の結び切り

B御祝

出産・入学・新築・栄転など、祝い事全般に幅広く使える便利な上書きである。用途を選ばないため、何を書けばよいか迷ったときにも無難に使える一方、婚礼のような格式の高い場面では「寿」のほうが格に合う。出産や入学など何度あってもよい祝いには、繰り返しを喜ぶ意味で蝶結びの水引を用いるのが一般的で、慶事の中でも汎用性の高い表書きといえる。

  • 祝い事全般に広く使える

  • 迷ったときの無難な選択

  • 繰り返しよい祝いは蝶結び

試験対策のポイント

「寿」は婚礼・長寿など格式の高い慶事の定番、「御祝」は祝い事全般に使える万能型。結婚なら寿、一般の祝いなら御祝、と覚える。

理解度チェック(3問)

Q1. 結婚祝いの上書きとして最もふさわしいものはどれか。

  1. 1御霊前
  2. 2寿
  3. 3御見舞
  4. 4御中元
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正解:2. 寿

結婚祝いには格式の高さを表す「寿」がふさわしい。「御霊前」は弔事の表書き、「御見舞」は病気やけが・災害の相手を気づかう語、「御中元」は夏の季節の贈答に用いる語であり、いずれも婚礼にはそぐわない。婚礼の上書きの定番は寿だと覚えておけば、慶事の場面で迷わずに済む。結婚なら寿、と真っ先に思い出せるようにしたい。

Q2. 「御祝」の使い方として最も適当なものはどれか。

  1. 1通夜の不祝儀袋に用いる
  2. 2出産・新築など祝い事全般に広く用いる
  3. 3病気の人への見舞いに用いる
  4. 4お悔やみの手紙に用いる
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正解:2. 出産・新築など祝い事全般に広く用いる

「御祝」は出産・新築・入学など祝い事全般に幅広く使える上書きである。通夜やお悔やみは弔事であり、病気の人への見舞いには「御見舞」を用いるのが正しい。慶事の語である御祝を弔事や見舞いに使うのは場面違いで失礼にあたるため、祝い事に限って用いる点を押さえておきたい。迷ったときの無難な祝いの語と覚えておくとよい。

Q3. 「寿」と「御祝」の使い分けとして最も適当なものはどれか。

  1. 1婚礼は「御祝」、一般の祝いは「寿」が原則である
  2. 2婚礼など格式高い慶事は「寿」、祝い事全般は「御祝」が使いやすい
  3. 3どちらも弔事に使える
  4. 4どちらも病気見舞いに用いる
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正解:2. 婚礼など格式高い慶事は「寿」、祝い事全般は「御祝」が使いやすい

婚礼や長寿など格式の高い慶事には「寿」、出産や新築など祝い事全般には「御祝」が使いやすい。用途を逆にした記述は誤りで、両者はいずれも慶事専用のため弔事や病気見舞いには使えない。結婚なら寿、その他の一般的な祝いなら御祝、という使い分けの軸を覚えておくとよい。格式が高いか一般的かで選ぶのが判断の基準である。

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