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マナー・接遇

結び切りと蝶結び(水引)の違い

祝儀袋・不祝儀袋にかける水引には「結び切り」と「蝶結び」がある。ほどけるかどうかで意味が分かれ、慶事・弔事の場面で使い分ける。秘書は上司の贈答品やお祝い・お見舞いの準備を任されることがあり、水引の選択を誤ると失礼になるため正確に押さえておく。

比較表で見る違い

観点結び切り蝶結び(花結び)
結びの特徴固く結びほどけない何度でも結び直せる
込められた意味一度きりであってほしい何度あってもよい
使う場面結婚・弔事・全快祝い・お見舞い出産・入学・昇進・一般のお祝い
結婚祝いではこれを使う(繰り返さない願い)使わない(繰り返しを連想し不可)

それぞれの詳しい解説

A結び切り

一度結ぶと引いてもほどけない結び方で、両端を上に向けた「あわじ結び」もこの仲間。「繰り返さないでほしい」という願いを込め、結婚祝い・弔事・病気の全快祝い・お見舞いなど一度きりが望ましい場面に使う。

  • ほどけない=繰り返さない

  • 結婚・弔事・全快祝い

  • お見舞いにも用いる

B蝶結び(花結び)

何度でも結び直せる結び方で、「何度あってもうれしい」という意味を持つ。出産・入学・昇進・新築・一般のお祝いやお礼など、繰り返してよい慶事に使う。結婚や弔事には繰り返しを連想させるため用いない。

  • 結び直せる=何度でもよい

  • 出産・入学・昇進など

  • 結婚・弔事には使わない

試験対策のポイント

「結び切り=一度きりでよいこと(結婚・弔事・お見舞い)」「蝶結び=何度あってもよいこと(出産・昇進など)」。結婚祝いに蝶結びは厳禁。

理解度チェック(3問)

Q1. 結婚祝いの祝儀袋にかける水引として適当なものはどれか。

  1. 1蝶結び
  2. 2結び切り
  3. 3黒白の水引
  4. 4リボン
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正解:2. 結び切り

結婚は一度きりであってほしい慶事なので、ほどけない「結び切り」を用いるのが適当である。何度でも結び直せる「蝶結び」は繰り返しを連想させ結婚祝いには不可。「黒白の水引」は弔事用で慶事には使えず、「リボン」は正式な水引ではない。結婚=結び切りと確実に押さえる。なお結婚祝いの結び切りは紅白や金銀の水引を用いる点も併せて覚えておく。

Q2. 出産祝いの水引として適当なものはどれか。

  1. 1結び切り
  2. 2あわじ結び
  3. 3蝶結び(花結び)
  4. 4黒白の結び切り
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正解:3. 蝶結び(花結び)

出産は何度あってもうれしい慶事なので、何度でも結び直せる「蝶結び(花結び)」を用いるのが適当である。「結び切り」「あわじ結び」は一度きりが望ましい結婚や弔事などに使うもので出産には合わない。「黒白の結び切り」は弔事用であり、慶事である出産祝いには絶対に用いない。何度あってもよい祝い事には蝶結び、と意味から判断すると選び分けやすい。

Q3. 病気の全快祝いやお見舞いの水引として最も適当なものはどれか。

  1. 1蝶結び(繰り返してよい)
  2. 2結び切り(繰り返さない)
  3. 3紅白の蝶結び
  4. 4水引は付けない
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正解:2. 結び切り(繰り返さない)

病気やけがは繰り返さないでほしいことなので、お見舞いや全快祝いには一度きりを願う「結び切り」が最も適当である。「蝶結び」は何度あってもよいことに使うため、病気に対して用いるのはふさわしくない。慶事の祝い全般に蝶結びを使う一方、繰り返したくない事柄には結び切りを選ぶと整理できる。お見舞いは紅白の結び切り(のしは付けない)とするのが一般的である。

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