違いシリーズ一覧に戻る
保育原理・制度

保育所保育指針と幼稚園教育要領の違い

どちらも就学前施設の保育・教育内容を定める国の基準ですが、保育所保育指針は0歳からの「養護と教育の一体性」を含むのに対し、幼稚園教育要領は満3歳からの「教育」を定める点が異なります。

比較表で見る違い

観点保育所保育指針幼稚園教育要領
根拠・告示者こども家庭庁(厚労省告示を継承)文部科学省
対象0歳〜就学前満3歳〜就学前
養護養護(生命の保持・情緒の安定)を含む養護の章はない
共通点育みたい資質・能力/10の姿育みたい資質・能力/10の姿

それぞれの詳しい解説

A保育所保育指針

2018年施行の保育所保育指針は、0歳児(3つの視点)・1歳以上3歳未満児・3歳以上児(5領域)の3区分で保育内容を示し、養護と教育の一体的展開を基本とします。全5章構成で、子育て支援も独立章として位置づけられています。

  • 0歳からが対象

  • 養護を含む

  • 全5章構成

B幼稚園教育要領

2018年施行の幼稚園教育要領は、満3歳以上の幼児に対する教育の基準で、健康・人間関係・環境・言葉・表現の5領域で構成されます。2017年改訂で保育所保育指針・認定こども園教育保育要領と「育みたい資質・能力」「10の姿」が共通化されました。

  • 満3歳からが対象

  • 5領域

  • 養護の独立章はない

試験対策のポイント

3要領・指針は2017年改訂で「資質・能力の3つの柱」「10の姿」が共通化。違いは「保育所=0歳から・養護あり」「幼稚園=3歳から・養護章なし」。

理解度チェック(2問)

Q1. 保育所保育指針にあって幼稚園教育要領にない要素はどれか。

  1. 15領域
  2. 210の姿
  3. 3養護(生命の保持・情緒の安定)
  4. 4育みたい資質・能力
解答・解説を見る

正解:3. 養護(生命の保持・情緒の安定)

養護(生命の保持・情緒の安定)は0歳から預かる保育所の特徴で、保育所保育指針に位置づけられています。5領域・10の姿・資質能力は両者に共通します。

Q2. 3要領・指針で共通化された「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」はいくつか。

  1. 15つ
  2. 27つ
  3. 310
  4. 412
解答・解説を見る

正解:3. 10

2017年の改訂で、保育所保育指針・幼稚園教育要領・認定こども園教育保育要領に共通する「10の姿」が示されました。到達目標ではなく方向性を示すものです。

同じ分野の「違い」記事

保育士 一問一答で演習する