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セキュリティ

SSLとTLSの違い

どちらもインターネット通信を暗号化するプロトコルですが、SSLは旧称、TLSは後継です。現在使われているのは事実上TLSのみですが、慣習として「SSL/TLS」と併記されます。

比較表で見る違い

観点SSLTLS
正式名称Secure Sockets LayerTransport Layer Security
開発元・標準化Netscape社が開発IETFが標準化(RFCで規定)
バージョンSSL 2.0/3.0(いずれも廃止)TLS 1.0/1.1/1.2/1.3(現在は1.2/1.3が主流)
現在の利用状況脆弱性のため利用禁止現役(HTTPSで使用)
通称歴史的に「SSL」と呼び続けることが多い正式には「TLS」だが SSL/TLS と併記

それぞれの詳しい解説

ASSL(Secure Sockets Layer)

Netscape社が1990年代に開発した通信暗号化プロトコル。SSL 2.0・3.0が広く使われましたが、いずれも脆弱性が発見され現在は利用が禁止されています。慣習的に名前だけが残っています。

  • Netscape社が1994年頃から開発

  • SSL 2.0/3.0とも脆弱性により廃止

  • 名称だけは慣習的に残存

BTLS(Transport Layer Security)

SSLの後継としてIETFが標準化した暗号化プロトコル。SSL 3.0をベースにTLS 1.0が策定され、1.2・1.3と進化しています。HTTPSをはじめSMTPS・FTPSなど現在の暗号化通信はすべてTLSを使用します。

  • IETFがRFCで標準化

  • TLS 1.3は2018年に標準化、ハンドシェイク高速化

  • HTTPS・SMTPS・IMAPSなど幅広く採用

試験対策のポイント

「SSLは旧称・廃止」「TLSが現役」。実体はTLSだが慣習で「SSL/TLS」「SSL証明書」と呼ぶ場面がある点を押さえる。

理解度チェック(3問)

Q1. SSLとTLSの関係として最も適切なものはどれか。

  1. 1SSLはTLSの最新版で、TLSは旧バージョンである
  2. 2TLSはSSLの後継プロトコルで、現在はTLSが利用される
  3. 3SSLとTLSは全く別の暗号化方式である
  4. 4SSLは無線LAN、TLSは有線LAN専用である
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正解:2. TLSはSSLの後継プロトコルで、現在はTLSが利用される

TLSはSSLの後継。SSL 2.0/3.0は脆弱性により廃止され、現在はTLS 1.2/1.3が主に使われる。

Q2. 現在のHTTPS通信で実際に用いられている暗号化プロトコルはどれか。

  1. 1SSL 2.0
  2. 2SSL 3.0
  3. 3TLS 1.2/1.3
  4. 4WPA2
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正解:3. TLS 1.2/1.3

HTTPSは現在TLS 1.2/1.3で暗号化される。SSLは脆弱性により廃止、WPA2は無線LANの規格。

Q3. TLSの説明として最も適切なものはどれか。

  1. 1IPアドレスを名前解決するプロトコル
  2. 2SSLを基にIETFが標準化したトランスポート層の暗号化プロトコル
  3. 3メールクライアントとサーバ間の認証方式
  4. 4無線LANの暗号化規格
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正解:2. SSLを基にIETFが標準化したトランスポート層の暗号化プロトコル

TLSはSSL 3.0を基にIETFがRFCで標準化したトランスポート層暗号化プロトコル。

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