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介護

身体介護と生活援助の違い

訪問介護のサービス内容は「身体介護」と「生活援助」の2つに大別されます。身体介護は利用者の身体に直接接触する介護、生活援助は家事援助等の日常生活上のサービスで、報酬体系・対象範囲が明確に区別されます。

比較表で見る違い

観点身体介護生活援助
内容利用者の身体に直接接触する介護掃除・洗濯・買い物・調理等の家事援助
具体例食事・入浴・排泄・更衣・移動・体位変換等の介助掃除・洗濯・調理・買い物・薬の受け取り等
所要時間(基本)20分未満〜30分以上1時間未満〜などで区分20分以上45分未満〜45分以上等で区分
介護報酬高い(専門性が高いため)低い(身体介護の約半分程度)
同居家族がいる場合原則として提供可原則として提供不可(やむを得ない事情がある場合のみ可)
対象範囲利用者本人のみ利用者本人の生活範囲のみ(家族分の家事は不可)
見守り的援助自立支援・ADL/IADL向上の見守りは身体介護として算定可単純な家事は生活援助

それぞれの詳しい解説

A身体介護

利用者の身体に直接接触して行う介護や、専門的な観察・確認を伴う援助。食事・入浴・排泄・更衣等の基本ADL介助のほか、自立支援を目的とした見守り的援助も含まれます。生活援助より介護報酬が高く設定されています。

  • 食事介助・入浴介助・清拭・排泄介助

  • 更衣介助・体位変換・移乗介助・移動介助

  • 服薬介助・通院介助・外出介助

  • 自立支援のための見守り的援助(一緒に行う家事等)

B生活援助

日常生活を営むための家事援助。利用者本人の生活範囲に限られ、家族分の食事作りや家族の部屋の掃除等は対象外です。同居家族がいる場合は原則として提供できません。

  • 掃除・ゴミ出し・洗濯・衣類の整理

  • 一般的な調理・配下膳

  • 買い物・薬の受け取り

  • 対象外: 大掃除、来客対応、庭の手入れ、ペットの世話、家族分の家事等

試験対策のポイント

「身体介護=身体に直接触れる介助、生活援助=家事援助」が基本。生活援助は「同居家族がいる場合は原則不可」「利用者本人の生活範囲に限る」が頻出論点。

理解度チェック(4問)

Q1. 訪問介護の身体介護に該当するものとして、正しいものはどれか。

  1. 1掃除
  2. 2洗濯
  3. 3入浴介助
  4. 4買い物
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正解:3. 入浴介助

入浴介助は利用者の身体に直接接触する身体介護。掃除・洗濯・買い物は生活援助に該当する。

Q2. 生活援助として、訪問介護員が行えないものはどれか。

  1. 1利用者の昼食の調理
  2. 2利用者の衣類の洗濯
  3. 3同居家族の夕食の調理
  4. 4利用者の居室の掃除
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正解:3. 同居家族の夕食の調理

生活援助は利用者本人の生活範囲のみが対象。同居家族の食事作りや家族の部屋の掃除等は対象外。

Q3. 訪問介護における生活援助で、提供できる行為として正しいものはどれか。

  1. 1庭の草むしり
  2. 2大掃除
  3. 3一般的な調理
  4. 4ペットの世話
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正解:3. 一般的な調理

一般的な調理は生活援助の対象。庭の草むしり、大掃除、ペットの世話、来客対応、家具の移動等は生活援助の対象外。

Q4. 身体介護と生活援助に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. 1身体介護より生活援助のほうが介護報酬が高い
  2. 2生活援助は同居家族がいる場合でも常に提供可能である
  3. 3自立支援を目的とした見守り的援助は身体介護として算定できる
  4. 4通院介助は生活援助に分類される
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正解:3. 自立支援を目的とした見守り的援助は身体介護として算定できる

自立支援を目的とした見守り的援助(利用者と一緒に行う調理等)は身体介護として算定可。身体介護のほうが報酬は高く、生活援助は同居家族がいる場合は原則提供不可、通院介助は身体介護。

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