違いシリーズ一覧に戻る
法令

危険物保安監督者と危険物保安統括管理者の違い

どちらも危険物施設の安全を統括する責任者ですが、求められる資格と役割が違います。監督者は有資格者で現場監督、統括管理者は大規模事業所全体を統括する経営者層という位置づけです。

比較表で見る違い

観点危険物保安監督者危険物保安統括管理者
資格要件甲種または乙種危険物取扱者免状+6か月以上の実務経験資格不要(事業所全体を統括できる立場の者)
選任対象施設一定の製造所等(製造所・屋外タンク貯蔵所・給油取扱所・移送取扱所など)指定数量3,000倍以上の第4類危険物を扱う製造所・一般取扱所等を持つ事業所
主な職務危険物の取扱作業の保安監督・指示事業所全体の危険物保安業務の統括管理
選任・解任時の手続き遅滞なく市町村長等へ届出遅滞なく市町村長等へ届出

それぞれの詳しい解説

A危険物保安監督者

甲種または乙種の危険物取扱者免状を持ち、製造所等で6か月以上の実務経験を有する者から選任。現場での危険物取扱作業を監督し、安全確保に当たります。乙4の場合は第4類の保安監督が可能です。

  • 免状+6か月以上の実務経験が必須

  • 丙種は保安監督者になれない

  • 選任・解任は市町村長等へ遅滞なく届出

B危険物保安統括管理者

指定数量3,000倍以上の第4類危険物を取り扱う大規模事業所で選任。事業所全体の危険物保安業務を統括する立場で、危険物取扱者の資格は不要(事業所を統括管理できる立場であればよい)。

  • 資格は不要

  • 指定数量3,000倍以上の第4類が対象

  • 事業所全体の保安業務を統括

試験対策のポイント

「監督者=有資格者・現場監督」「統括管理者=資格不要・経営層・3,000倍以上の大規模事業所」と区別。丙種は監督者になれない。

理解度チェック(3問)

Q1. 危険物保安監督者になるための要件として正しいものはどれか。

  1. 1甲種または乙種免状+6か月以上の実務経験
  2. 2丙種免状+3か月以上の実務経験
  3. 3甲種免状のみ(実務経験不要)
  4. 4実務経験5年以上(資格不要)
解答・解説を見る

正解:1. 甲種または乙種免状+6か月以上の実務経験

甲種または乙種免状を持ち、製造所等で6か月以上の実務経験を有することが必要。丙種はなれない。

Q2. 危険物保安統括管理者を選任する必要がある事業所として正しいものはどれか。

  1. 1指定数量100倍以上の第4類を扱う事業所
  2. 2指定数量1,000倍以上の第4類を扱う事業所
  3. 3指定数量3,000倍以上の第4類を扱う事業所
  4. 4指定数量10,000倍以上の第4類を扱う事業所
解答・解説を見る

正解:3. 指定数量3,000倍以上の第4類を扱う事業所

危険物保安統括管理者は、指定数量3,000倍以上の第4類危険物を取り扱う製造所・一般取扱所等を持つ事業所で必要。

Q3. 危険物保安統括管理者に関する記述として正しいものはどれか。

  1. 1甲種免状が必須である
  2. 2乙種免状+6か月の実務経験が必要
  3. 3危険物取扱者の資格は不要である
  4. 4丙種免状でも選任できる
解答・解説を見る

正解:3. 危険物取扱者の資格は不要である

危険物保安統括管理者は事業所を統括管理する立場であればよく、危険物取扱者の資格は不要。

同じ分野の「違い」記事

乙4 記憶定着問題で演習する