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法令

屋内貯蔵所と屋外貯蔵所の違い

容器に入れた危険物を貯蔵する施設で、屋内か屋外かで貯蔵できる危険物の種類が大きく異なります。屋外貯蔵所には貯蔵可能品目の厳しい制限がある点が最重要です。

比較表で見る違い

観点屋内貯蔵所屋外貯蔵所
貯蔵できる危険物第1〜6類のすべて(基準内)第2類の硫黄・引火性固体(引火点0℃以上)/第4類のうち第1石油類(引火点0℃以上に限る)・アルコール類・第2〜4石油類・動植物油類
ガソリンの貯蔵可(引火点-40℃以下でも可)不可(引火点0℃未満のため)
特殊引火物の貯蔵不可
主な構造建築物(壁・床・屋根あり)柵で囲った屋外区画(容器のまま積む)
保安距離・保有空地必要必要

それぞれの詳しい解説

A屋内貯蔵所

建物の中に容器入りの危険物を貯蔵する施設。原則すべての類の危険物を貯蔵でき、ガソリンや特殊引火物のように引火点が低いものも基準を守れば貯蔵可能です。

B屋外貯蔵所

柵で囲った屋外区画に容器のまま危険物を貯蔵する施設。引火点0℃未満のガソリンや特殊引火物は貯蔵できず、貯蔵可能品目が限定されます。

  • 硫黄・引火性固体(第2類、引火点0℃以上)

  • 第4類のうち引火点0℃以上の第1石油類・アルコール類・第2〜4石油類・動植物油類

試験対策のポイント

屋外貯蔵所は「ガソリン・特殊引火物は貯蔵不可」が頻出。引火点0℃以上に限られる点を必ず覚える。

理解度チェック(3問)

Q1. 次のうち、屋外貯蔵所で貯蔵できない危険物として正しいものはどれか。

  1. 1灯油(第2石油類)
  2. 2軽油(第2石油類)
  3. 3ガソリン(第1石油類)
  4. 4エタノール(アルコール類)
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正解:3. ガソリン(第1石油類)

ガソリンは引火点-40℃以下のため屋外貯蔵所では貯蔵できない。屋外貯蔵所は引火点0℃以上に限定される。

Q2. 屋外貯蔵所で貯蔵できる第2類の危険物として正しいものはどれか。

  1. 1赤りん
  2. 2硫黄
  3. 3鉄粉
  4. 4マグネシウム
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正解:2. 硫黄

屋外貯蔵所で貯蔵できる第2類は硫黄と引火性固体(引火点0℃以上)のみ。赤りん・鉄粉・マグネシウムは不可。

Q3. 屋内貯蔵所と屋外貯蔵所に共通する規制として正しいものはどれか。

  1. 1保安距離・保有空地ともに不要
  2. 2保安距離のみ必要
  3. 3保安距離・保有空地ともに必要
  4. 4保有空地のみ必要
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正解:3. 保安距離・保有空地ともに必要

屋内・屋外貯蔵所のいずれも保安距離と保有空地の確保が必要。

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