AJIT(ジャストインタイム)
トヨタ生産方式に代表される、後工程が必要な分だけ前工程から引き取るプル型の生産方式。かんばんを引取・発注の信号として用い、在庫・仕掛品を最小化することで原価低減と品質向上を狙います。
7つのムダ(つくりすぎ・在庫・運搬等)を排除
平準化生産・段取り改善(SMED)が前提
JITは「必要なものを必要なときに必要なだけ」という後工程引取(プル型)の思想、MRPは基準生産計画から部品所要量を計算するプッシュ型の方式です。診断士1次「運営管理」で頻出の対比論点です。
| 観点 | JIT | MRP |
|---|---|---|
| 生産制御方式 | プル型(後工程引取) | プッシュ型(計画押出) |
| 代表的手法・道具 | かんばん方式・平準化生産 | 部品表(BOM)・基準生産計画(MPS) |
| 在庫思想 | 在庫を「ムダ」と見て徹底圧縮 | 安全在庫を持って欠品を防ぐ |
| 需要変動への適応 | 小ロット・短サイクルで対応 | 計画の更新で対応(再計算) |
| 発祥 | トヨタ生産方式 | 米国(コンピュータによる計画手法) |
トヨタ生産方式に代表される、後工程が必要な分だけ前工程から引き取るプル型の生産方式。かんばんを引取・発注の信号として用い、在庫・仕掛品を最小化することで原価低減と品質向上を狙います。
7つのムダ(つくりすぎ・在庫・運搬等)を排除
平準化生産・段取り改善(SMED)が前提
基準生産計画(MPS)と部品表(BOM)、在庫データから必要な資材所要量と発注時期を計算するプッシュ型の生産・購買管理手法。コンピュータによる計算が前提で、ERPの中核機能の一つです。
MPS+BOM+在庫情報から従属需要を計算
発注タイミングと数量を体系的に算出
「JIT=プル・在庫圧縮(トヨタ)」「MRP=プッシュ・所要量計算(コンピュータ)」と対比で覚える。
Q1. JIT方式の特徴として最も適切なものはどれか。
正解:2. 後工程が必要なときに必要量を前工程から引き取る
JITは後工程引取(プル型)で「必要なものを必要なときに必要なだけ」を実現する。所要量計算はMRP、安全在庫はJITの思想と相反する。
Q2. MRPの主な入力情報の組合せとして最も適切なものはどれか。
正解:2. 基準生産計画(MPS)・部品表(BOM)・在庫情報
MRPはMPS(マスタープロダクションスケジュール)+BOM+在庫情報を入力に部品所要量を計算する。
Q3. かんばん方式に関する説明として最も適切なものはどれか。
正解:2. かんばんは生産・引取の指示情報として循環する
かんばんは引取・仕掛けの指示情報を運ぶカードで、JIT方式の中核。安全在庫を増やすためのものではない。