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経済学・経済政策

名目GDPと実質GDPの違い

名目GDPはその年の価格で測った付加価値の合計、実質GDPは基準年価格で測ったものです。診断士1次試験ではGDPデフレーター(名目÷実質)と経済成長率の計算が頻出で、インフレ・デフレの判断にも直結します。

比較表で見る違い

観点名目GDP実質GDP
評価する価格当年(時価)の価格基準年の価格
物価変動の影響受ける(インフレで自動的に増える)受けない(実質的な生産量変化を反映)
計算式当年の数量×当年の価格当年の数量×基準年の価格
GDPデフレーター=名目GDP÷実質GDP×100同左(物価指標として用いる)

それぞれの詳しい解説

A名目GDP

その年に生産された財・サービスの付加価値を、その年の市場価格で評価したもの。物価が上がれば生産量が変わらなくても名目GDPは増加するため、景気の実態把握には注意が必要です。

  • 物価上昇分が含まれる

  • 国際比較や対外債務との比較ではこちらを使うことが多い

B実質GDP

基準年の価格で評価することで物価変動の影響を除いたGDP。経済成長率(実質経済成長率)の算出に用いられ、生産量の真の増減を捉える指標です。

  • 物価変動の影響を除外

  • 景気判断・経済成長率の算定に使う

試験対策のポイント

「名目=時価」「実質=基準年価格」。GDPデフレーター=名目÷実質×100、これが100超ならインフレ・100未満ならデフレ。

理解度チェック(3問)

Q1. GDPデフレーターの計算式として正しいものはどれか。

  1. 1実質GDP÷名目GDP×100
  2. 2名目GDP÷実質GDP×100
  3. 3(名目GDP-実質GDP)÷実質GDP×100
  4. 4名目GDP×実質GDP÷100
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正解:2. 名目GDP÷実質GDP×100

GDPデフレーター=名目GDP÷実質GDP×100。100を超えていればインフレ、下回ればデフレ傾向。

Q2. ある年の名目GDPが550兆円、実質GDPが500兆円のとき、GDPデフレーターはいくらか。

  1. 190.9
  2. 2100
  3. 3110
  4. 4125
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正解:3. 110

GDPデフレーター=550÷500×100=110。物価が基準年比で10%上昇していることを示す。

Q3. 次のうち、最も適切なものはどれか。

  1. 1物価が上昇すると名目GDPは減少する
  2. 2実質GDPは物価変動の影響を受ける
  3. 3実質経済成長率は実質GDPの変化率で計算する
  4. 4名目GDPと実質GDPは常に等しい
解答・解説を見る

正解:3. 実質経済成長率は実質GDPの変化率で計算する

実質経済成長率は実質GDPの変化率で計測する。名目GDPは物価変動の影響を受け、実質GDPは受けない。基準年は名目=実質。

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