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実務上の知識及び能力

対面点呼とIT点呼(遠隔点呼)の違い

点呼は、運転者の健康状態やアルコールの有無、車両の状態などを確認し、輸送の安全を確保する重要な手続です。原則は運行管理者等が運転者と直接顔を合わせて行う「対面点呼」ですが、一定の要件を満たせばカメラやモニターを用いた「IT点呼(遠隔点呼)」も認められます。バス・タクシーの運行管理者試験では点呼の方法と要件が頻出です。

比較表で見る違い

観点対面点呼IT点呼(遠隔点呼)
実施方法運行管理者等と運転者が直接対面して行うカメラ・モニター等の機器を介して行う
位置づけ点呼の原則(基本形)一定の要件を満たす場合に認められる例外的な方法
実施場所同一の場所で運転者と向き合う営業所間など離れた場所どうしを結んで行う
実施に必要なもの点呼を行う者と運転者が揃えばよい所定の機器(カメラ・モニター等)や情報通信機器が必要
アルコール・健康状態の確認直接観察して確認できる機器を通じて確認できる体制(測定器の映像確認等)が必要
記録点呼を行い、所定事項を記録・保存する同様に所定事項を記録・保存する(実施方法も明確に)

それぞれの詳しい解説

A対面点呼

運行管理者または補助者が、運転者と直接顔を合わせて行う点呼。業務前・業務後を原則として対面で行い、運転者の疾病・疲労・飲酒等の状況、アルコール検知器による確認、車両や日常点検の状況などを直接チェックします。点呼の最も基本となる形で、対面で行うことが原則です。

  • 運行管理者等と運転者が直接対面して行う

  • 点呼の原則(基本形)

  • 健康状態・飲酒・車両状況を直接確認できる

  • 所定事項を記録し一定期間保存する

BIT点呼(遠隔点呼)

カメラ・モニター等の機器を用い、離れた場所どうしを結んで行う点呼。営業所と他の営業所・車庫の間などで、所定の機器や体制を整えた場合に認められます。対面と同等の確認(運転者の状態やアルコール検知器の測定結果の映像確認など)ができることが前提で、実施できる範囲や要件が定められています。記録の保存は対面と同様に必要です。

  • カメラ・モニター等の機器を介して行う

  • 一定の要件・機器を満たす場合に認められる

  • 営業所間など離れた場所どうしを結んで行える

  • 対面と同等の確認ができる体制が前提

試験対策のポイント

「対面点呼=直接顔を合わせる原則、IT点呼=機器を介する例外(要件あり)」。点呼は対面が原則で、IT点呼は所定の機器・体制を整えた場合に認められる。いずれもアルコール・健康状態・車両を確認し記録・保存する点は共通。

理解度チェック(3問)

Q1. 点呼の方法に関する記述として正しいものはどれか。

  1. 1点呼はIT点呼で行うことが原則である
  2. 2点呼は対面で行うことが原則である
  3. 3点呼は電話のみで行うことが原則である
  4. 4点呼は記録さえ残せば方法は問われない
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正解:2. 点呼は対面で行うことが原則である

点呼は運行管理者等と運転者が直接対面して行うことが原則。IT点呼は所定の機器・体制を整えた場合に認められる例外的な方法。

Q2. IT点呼(遠隔点呼)に関する記述として正しいものはどれか。

  1. 1いかなる場合でも対面点呼に代えて自由に行える
  2. 2カメラ・モニター等の所定の機器や体制を整えた場合に認められる
  3. 3アルコールや健康状態の確認は省略できる
  4. 4記録の保存は不要である
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正解:2. カメラ・モニター等の所定の機器や体制を整えた場合に認められる

IT点呼は所定の機器・体制を整えた場合に認められる。対面と同等の確認(アルコール・健康状態等)が前提で、記録の保存も対面と同様に必要。

Q3. 対面点呼とIT点呼に共通する確認事項として正しいものはどれか。

  1. 1運転者の住所変更の有無のみ
  2. 2運転者の健康状態・飲酒(アルコール)・車両等の状況
  3. 3旅客の支払能力
  4. 4運賃・料金の妥当性
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正解:2. 運転者の健康状態・飲酒(アルコール)・車両等の状況

点呼では実施方法を問わず、運転者の健康状態・疲労・飲酒(アルコール検知器による確認)や車両等の状況を確認する。これは輸送の安全確保が目的。

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