A平均法
月初仕掛品原価と当月製造費用を合算し、完成品と月末仕掛品の合計数量(換算量)で割って平均単価を求める方法。計算が単純で、月初と当月の原価を区別しません。価格変動が平均化されるため、原価の波が小さくなります。
月初仕掛品原価を当月分と合算
平均単価=(月初+当月)÷(完成+月末換算量)
計算が簡便
総合原価計算で完成品原価と月末仕掛品原価を計算するときの配分方法。月初仕掛品原価を当月製造費用とどう扱うかが、両者の根本的な違いです。
| 観点 | 平均法 | 先入先出法 |
|---|---|---|
| 月初仕掛品の扱い | 当月製造費用と合算(混同する) | 当月分とは区別する(先に完成すると仮定) |
| 計算の前提 | 月初と当月を平均化する | 月初仕掛品から先に完成すると仮定 |
| 単価の計算 | (月初+当月)÷(完成+換算月末) | 当月製造費用 ÷(当月着手分の換算量) |
| 月末仕掛品に含む原価 | 月初と当月の混合単価 | 当月製造費用のみで計算 |
| 価格変動時の特徴 | 価格変動が平準化される | 当月の能率・価格が月末仕掛品に反映 |
月初仕掛品原価と当月製造費用を合算し、完成品と月末仕掛品の合計数量(換算量)で割って平均単価を求める方法。計算が単純で、月初と当月の原価を区別しません。価格変動が平均化されるため、原価の波が小さくなります。
月初仕掛品原価を当月分と合算
平均単価=(月初+当月)÷(完成+月末換算量)
計算が簡便
先に投入したもの(月初仕掛品)から先に完成すると仮定する方法。月末仕掛品は当月に着手した分から構成されると考え、当月製造費用だけで月末仕掛品を評価します。当月の能率や価格水準が月末仕掛品原価に反映されます。
月初仕掛品から先に完成と仮定
月末仕掛品は当月製造費用のみで評価
当月の原価管理に適する
平均法=月初と当月を混ぜる、先入先出法=月初を区別し月末は当月分のみ。月末仕掛品が当月単価かどうかで見分ける。
Q1. 先入先出法における月末仕掛品の評価で用いる原価はどれか。
正解:1. 当月製造費用のみ
先入先出法では月初仕掛品から先に完成すると仮定するため、月末仕掛品は当月着手分すなわち当月製造費用のみで評価する。
Q2. 平均法の特徴として正しいものはどれか。
正解:1. 月初仕掛品原価と当月製造費用を合算して平均単価を求める
平均法は月初と当月の原価を合算し、完成品と月末仕掛品の換算量合計で割って平均単価を求める。月初を区別するのは先入先出法。
Q3. 当月の製造能率を月末仕掛品原価に反映させたい場合に適する方法はどれか。
正解:1. 先入先出法
先入先出法は月末仕掛品を当月製造費用のみで評価するため、当月の能率や価格水準が月末仕掛品に反映される。