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工業簿記

パーシャルプランとシングルプランの違い

標準原価計算で原価差異をどこで把握するかという記帳方法の違い。仕掛品勘定の借方を実際原価で記入するか、標準原価で記入するかが分かれ目です。

比較表で見る違い

観点パーシャルプランシングルプラン
仕掛品勘定の借方実際原価で記入標準原価で記入
仕掛品勘定の貸方標準原価で記入標準原価で記入
原価差異の把握場所仕掛品勘定の中で把握各費目の勘定で把握
差異把握のタイミング仕掛品計算の段階で集約的に把握材料費・労務費等の投入段階で把握
記帳の手間比較的簡便費目別に標準で振り替えるため手間

それぞれの詳しい解説

Aパーシャルプラン

仕掛品勘定の借方を実際原価で記入し、貸方(完成品・月末仕掛品)を標準原価で記入する方法。借方と貸方の差として原価差異が仕掛品勘定の中で一括して把握されます。記帳が比較的簡便なのが利点です。

  • 仕掛品勘定の借方は実際原価

  • 原価差異は仕掛品勘定で把握

  • 記帳が比較的簡便

Bシングルプラン

仕掛品勘定の借方・貸方とも標準原価で記入する方法。原価差異は材料費・労務費・製造間接費などの各費目の勘定で把握されます。投入段階で差異が分かるため管理に有用ですが、費目ごとに標準で振り替える手間がかかります。

  • 仕掛品勘定は借方・貸方とも標準原価

  • 原価差異は各費目の勘定で把握

  • 差異を早期に把握できる

試験対策のポイント

パーシャル=仕掛品の借方は実際・差異は仕掛品で把握、シングル=仕掛品は全部標準・差異は費目別で把握。

理解度チェック(3問)

Q1. パーシャルプランにおける仕掛品勘定の記入として正しいものはどれか。

  1. 1借方は実際原価、貸方は標準原価で記入する
  2. 2借方・貸方とも標準原価で記入する
  3. 3借方・貸方とも実際原価で記入する
  4. 4借方は標準原価、貸方は実際原価で記入する
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正解:1. 借方は実際原価、貸方は標準原価で記入する

パーシャルプランは仕掛品勘定の借方を実際原価、貸方を標準原価で記入し、その差として原価差異を仕掛品勘定内で把握する。

Q2. 原価差異を各費目の勘定で把握する記帳方法はどれか。

  1. 1シングルプラン
  2. 2パーシャルプラン
  3. 3修正パーシャルプラン
  4. 4実際原価計算
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正解:1. シングルプラン

シングルプランは仕掛品勘定を借方・貸方とも標準原価で記入し、原価差異は材料費・労務費などの各費目の勘定で把握する。

Q3. シングルプランの特徴として正しいものはどれか。

  1. 1仕掛品勘定が借方・貸方とも標準原価で記入される
  2. 2仕掛品勘定の借方が実際原価で記入される
  3. 3原価差異を仕掛品勘定だけで把握する
  4. 4標準原価を一切用いない
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正解:1. 仕掛品勘定が借方・貸方とも標準原価で記入される

シングルプランは仕掛品勘定を借方・貸方とも標準原価で記帳する。差異は投入段階の各費目勘定で把握される。

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