A予算差異
実際の操業度に対して許容される予算額(予算許容額)と、実際の製造間接費発生額との差。支出が予算より少なければ有利差異、多ければ不利差異です。コストの使いすぎ・節約を表すため、比較的管理可能な差異とされます。
予算許容額 − 実際発生額
実際 < 予算許容額なら有利差異
支出面の管理可能な差異
製造間接費差異を分解したときに出てくる2つの差異。予算差異は「使いすぎ・節約」という支出面の差、操業度差異は「設備を予定どおり使えたか」という固定費の回収面の差です。
| 観点 | 予算差異 | 操業度差異 |
|---|---|---|
| 差異の原因 | 実際発生額と予算許容額の差(支出面) | 実際操業度と基準操業度の差(固定費回収) |
| 計算の対象 | 変動費・固定費の発生額全体 | 主に固定製造間接費の配賦不足・超過 |
| 計算式(公式法) | 予算許容額 − 実際発生額 | (実際操業度 − 基準操業度)× 固定費率 |
| 管理可能性 | 比較的管理可能(節約努力で改善) | 操業度に依存し管理しにくい |
| 有利・不利の判定 | 実際 < 予算許容額なら有利 | 実際操業度 > 基準操業度なら有利 |
実際の操業度に対して許容される予算額(予算許容額)と、実際の製造間接費発生額との差。支出が予算より少なければ有利差異、多ければ不利差異です。コストの使いすぎ・節約を表すため、比較的管理可能な差異とされます。
予算許容額 − 実際発生額
実際 < 予算許容額なら有利差異
支出面の管理可能な差異
基準操業度を前提に設定した固定費の配賦額と、実際操業度で配賦された固定費の差。設備をどれだけ稼働できたかという固定費の回収状況を表します。実際操業度が基準を下回ると固定費を回収しきれず不利差異となります。
(実際操業度 − 基準操業度)× 固定費率
実際操業度 < 基準操業度なら不利差異
固定費の回収状況を表す
予算差異=支出の使いすぎ・節約(予算許容額との差)、操業度差異=設備の稼働不足(固定費の回収差)。
Q1. 操業度差異が生じる主な原因はどれか。
正解:1. 実際操業度が基準操業度と異なること
操業度差異は固定製造間接費について、実際操業度と基準操業度の差から生じる配賦の過不足である。
Q2. 予算差異の計算式として正しいものはどれか(公式法変動予算)。
正解:1. 予算許容額 − 実際発生額
予算差異は実際操業度における予算許容額から実際発生額を差し引いて求める。実際発生額が小さければ有利差異となる。
Q3. 実際操業度が基準操業度を下回ったときの操業度差異の性質はどれか。
正解:1. 不利差異
実際操業度が基準操業度を下回ると固定費を予定どおり回収できず、操業度差異は不利差異となる。