A残高試算表
各勘定の借方合計と貸方合計の差額(残高)を、その勘定本来の側に記載した試算表。借方残高合計=貸方残高合計が一致すれば、貸借平均の原理が保たれていることを確認できます。
財務諸表(B/S・P/L)の元データになる
残高ベースなので転記額自体の誤りは見落としやすい
どちらも総勘定元帳から作成して貸借平均をチェックする表ですが、転記する金額が違います。残高試算表は「各勘定の残高だけ」、合計試算表は「借方・貸方それぞれの合計額」を記載します。
| 観点 | 残高試算表 | 合計試算表 |
|---|---|---|
| 記載する金額 | 各勘定の残高(差額) | 借方・貸方それぞれの合計額 |
| 貸借合計の意味 | 財政状態と経営成績の概要を示す | 取引総額(仕訳総額)を示す |
| 誤謬の発見能力 | 残高ベースなので相殺誤りは見えにくい | 借方・貸方の総額があるため発見しやすい |
| 財務諸表との関係 | 財務諸表に直接つながる | 残高を計算すれば残高試算表になる |
| 実務での主な用途 | 月次・決算の概況把握 | 取引高・転記漏れチェック |
各勘定の借方合計と貸方合計の差額(残高)を、その勘定本来の側に記載した試算表。借方残高合計=貸方残高合計が一致すれば、貸借平均の原理が保たれていることを確認できます。
財務諸表(B/S・P/L)の元データになる
残高ベースなので転記額自体の誤りは見落としやすい
各勘定の借方合計と貸方合計をそのまま記入する試算表。総取引高が貸借で一致するため、転記漏れや二重転記の発見に強いのが特徴です。両方を1表にした「合計残高試算表」もよく使われます。
取引高(仕訳金額の合計)が把握できる
転記漏れ・金額誤りの発見に有効
「残高試算表=残高だけ」「合計試算表=借方・貸方の合計」。両方を1表にしたのが合計残高試算表。
Q1. 次のうち、合計試算表の特徴として正しいものはどれか。
正解:2. 借方・貸方それぞれの合計額が記載される
合計試算表は各勘定の借方合計・貸方合計をそのまま転記する。残高試算表が「残高のみ」なのと対照的。
Q2. 現金勘定の借方合計500,000円、貸方合計380,000円のとき、残高試算表に表示される金額として正しいものはどれか。
正解:1. 借方に120,000円
現金は資産勘定で借方残高となるので、500,000-380,000=120,000円を借方に記入する。
Q3. 次のうち、貸借の合計が一致する試算表として正しいものはどれか。
正解:3. 残高試算表と合計試算表のいずれも一致する
貸借平均の原理により、正しく転記されていれば残高試算表・合計試算表どちらも貸借合計が一致する。