AA種接地工事
高圧・特別高圧用機器の金属製外箱や鉄台、避雷器などに施す接地工事。地絡や漏電が起きたとき接触電圧を下げて感電を防ぎます。接地抵抗値は10Ω以下と最も厳しく、接地線は直径2.6mm以上(断面積5.5mm²以上)の軟銅線を使います。
対象:高圧・特別高圧用機器
接地抵抗:10Ω以下(緩和規定なし)
接地線:直径2.6mm以上の軟銅線
避雷器・高圧機器外箱などに施工
接地工事は感電と火災を防ぐ重要な工事で、A・B・C・Dの4種類があります。第一種電気工事士は高圧設備を扱うため、高圧機器に施すA種接地工事と、低圧機器に施すD種接地工事の違いを正確に理解する必要があります。
| 観点 | A種接地工事 | D種接地工事 |
|---|---|---|
| 適用対象 | 高圧・特別高圧用機器の金属製外箱など | 300V以下の低圧用機器の金属製外箱など |
| 接地抵抗値 | 10Ω以下 | 100Ω以下 |
| 抵抗値の緩和 | 緩和規定なし(原則10Ω以下) | 漏電遮断器0.5秒以内動作で500Ω以下まで緩和 |
| 接地線の太さ(一般) | 直径2.6mm以上(断面積5.5mm²以上)の軟銅線 | 直径1.6mm以上の軟銅線 |
| 主な施工対象 | 高圧機器の外箱、避雷器、高圧計器用変成器 | 低圧電動機・家電・低圧金属管などの外箱 |
| 目的 | 高圧側の地絡時の感電・危険防止 | 低圧側の漏電による感電・火災防止 |
高圧・特別高圧用機器の金属製外箱や鉄台、避雷器などに施す接地工事。地絡や漏電が起きたとき接触電圧を下げて感電を防ぎます。接地抵抗値は10Ω以下と最も厳しく、接地線は直径2.6mm以上(断面積5.5mm²以上)の軟銅線を使います。
対象:高圧・特別高圧用機器
接地抵抗:10Ω以下(緩和規定なし)
接地線:直径2.6mm以上の軟銅線
避雷器・高圧機器外箱などに施工
300V以下の低圧用機器の金属製外箱などに施す接地工事。接地抵抗値は100Ω以下(漏電遮断器が0.5秒以内に動作する回路なら500Ω以下まで緩和)。接地線は直径1.6mm以上の軟銅線でよく、一般家庭の家電や低圧金属管が主な対象です。
対象:300V以下の低圧用機器
接地抵抗:100Ω以下(漏電遮断器付きなら500Ω以下)
接地線:直径1.6mm以上の軟銅線
低圧電動機・家電・金属管などに施工
「A種=高圧用/10Ω以下/2.6mm以上、D種=低圧300V以下/100Ω以下/1.6mm以上」。A種には緩和規定がないが、D種は漏電遮断器0.5秒動作で500Ω以下まで緩和される。抵抗値が小さいほど厳しい(A種が最も厳しい)。
Q1. A種接地工事の接地抵抗値として正しいものはどれか。
正解:1. 10Ω以下
A種接地工事の接地抵抗値は10Ω以下。高圧・特別高圧用機器に施工し、緩和規定はない。D種は100Ω以下。
Q2. 高圧電路に施設する機器の金属製外箱に施す接地工事として正しいものはどれか。
正解:1. A種接地工事
高圧・特別高圧用機器の金属製外箱にはA種接地工事を施す。D種は300V以下の低圧、C種は300V超〜600V以下の低圧用。
Q3. A種接地工事の接地線(一般的な場合)の最小太さとして正しいものはどれか。
正解:3. 直径2.6mm以上
A種接地工事の接地線は直径2.6mm以上(断面積5.5mm²以上)の軟銅線が原則。D種は直径1.6mm以上でよい。