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施工・検査・法令

絶縁抵抗と接地抵抗の違い

名前が似た「絶縁抵抗」と「接地抵抗」は、測る対象も計器も単位もまったく異なります。絶縁抵抗は電線と大地間の絶縁の良し悪し(MΩ)、接地抵抗は接地極から大地への抵抗(Ω)を表します。混同しやすいので整理しておきましょう。

比較表で見る違い

観点絶縁抵抗接地抵抗
何を測るか電線相互間・電線と大地間の絶縁の良否接地極(アース)から大地までの抵抗値
単位MΩ(メガオーム)Ω(オーム)
使用計器絶縁抵抗計(メガー)接地抵抗計(アーステスタ)
計器の電源直流の高電圧(250V・500V等)低周波の交流電流
値の望ましい大小大きいほど良い(絶縁が良好)小さいほど良い(よく接地されている)
基準値の例対地電圧150V以下で0.1MΩ以上D種接地で100Ω以下/A種で10Ω以下
主な目的漏電・感電・火災事故の防止感電防止・保護装置の確実な動作

それぞれの詳しい解説

A絶縁抵抗

電線と大地間(または電線相互間)の絶縁がどれだけ良好かを表す抵抗値で、絶縁抵抗計(メガー)で測ります。直流の高電圧をかけて漏れ電流を測定し、値が大きいほど絶縁が良い状態。低圧電路では対地電圧150V以下で0.1MΩ以上などの基準があります。

  • 電線と大地間の絶縁の良否を測る

  • 単位はMΩ(大きいほど良い)

  • 絶縁抵抗計(メガー)で直流測定

  • 対地電圧150V以下:0.1MΩ以上 等

B接地抵抗

接地極から大地へ電流が流れるときの抵抗値で、接地抵抗計で測ります。補助接地極を打ち込んで交流電流を流し、電圧降下から求めます。値が小さいほどよく接地されており、A種は10Ω以下、D種は100Ω以下などの基準があります。

  • 接地極から大地への抵抗を測る

  • 単位はΩ(小さいほど良い)

  • 接地抵抗計で交流測定(補助接地極を使用)

  • A種:10Ω以下/D種:100Ω以下 等

試験対策のポイント

「絶縁抵抗=メガー・MΩ・大きいほど良い、接地抵抗=接地抵抗計・Ω・小さいほど良い」。絶縁抵抗は電線の絶縁の良否、接地抵抗は接地のされ具合。望ましい値の方向(大⇔小)が逆なのがポイント。

理解度チェック(3問)

Q1. 絶縁抵抗と接地抵抗の測定単位の組合せとして正しいものはどれか。

  1. 1絶縁抵抗=Ω、接地抵抗=MΩ
  2. 2絶縁抵抗=MΩ、接地抵抗=Ω
  3. 3絶縁抵抗=Ω、接地抵抗=Ω
  4. 4絶縁抵抗=MΩ、接地抵抗=MΩ
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正解:2. 絶縁抵抗=MΩ、接地抵抗=Ω

絶縁抵抗は大きい値になるためMΩ(メガオーム)、接地抵抗は小さい値が望ましくΩ(オーム)で表す。

Q2. 接地抵抗の測定に使用する計器として正しいものはどれか。

  1. 1絶縁抵抗計(メガー)
  2. 2接地抵抗計
  3. 3クランプメータ
  4. 4検相器
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正解:2. 接地抵抗計

接地抵抗の測定は接地抵抗計(アーステスタ)を使い、補助接地極を打ち込んで交流電流を流して測定する。絶縁抵抗計(メガー)は絶縁抵抗用。

Q3. 絶縁抵抗と接地抵抗の望ましい値についての記述として正しいものはどれか。

  1. 1絶縁抵抗は小さいほど良く、接地抵抗は大きいほど良い
  2. 2絶縁抵抗は大きいほど良く、接地抵抗は小さいほど良い
  3. 3どちらも大きいほど良い
  4. 4どちらも小さいほど良い
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正解:2. 絶縁抵抗は大きいほど良く、接地抵抗は小さいほど良い

絶縁抵抗は大きいほど絶縁が良好で安全。接地抵抗は小さいほど大地とよくつながり、地絡時に確実に電流が流れて保護が働く。

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