AX理論
人間は本来怠け者で責任を嫌い、強制・命令・処罰がなければ働かないとする人間観。これに基づく管理は命令・統制・賞罰が中心となり、マズローでいう低次欲求の段階にとどまる人々に適合します。
監督的管理・上意下達
低次欲求が満たされていない状況での有効性
マグレガーが提唱した、管理者がもつ人間観の対比モデル。X理論は「人は本来怠け者」、Y理論は「人は条件次第で自発的に働く」との見方で、管理スタイルが大きく異なります。診断士1次「企業経営理論」の動機づけ論で頻出です。
| 観点 | X理論 | Y理論 |
|---|---|---|
| 人間観 | 人は本来怠け者で責任を回避する | 人は条件次第で進んで働き責任を取る |
| 管理スタイル | アメとムチ(命令・統制・処罰) | 目標管理・自己統制・権限委譲 |
| モチベーション源泉 | 低次欲求(安全・生理)への誘因 | 高次欲求(承認・自己実現)への動機づけ |
| マズロー欲求段階との関係 | 低次欲求段階の人に対応 | 高次欲求段階の人に対応 |
人間は本来怠け者で責任を嫌い、強制・命令・処罰がなければ働かないとする人間観。これに基づく管理は命令・統制・賞罰が中心となり、マズローでいう低次欲求の段階にとどまる人々に適合します。
監督的管理・上意下達
低次欲求が満たされていない状況での有効性
適切な条件下では人は仕事に喜びを見出し、自己統制と創意工夫を発揮するとする人間観。目標管理・参加的管理・権限委譲などの管理スタイルと結びつき、高次欲求への動機づけを重視します。
目標管理(MBO)・自律的職務設計
高次欲求が活性化した社会で有効
「X=怠け者・命令統制」「Y=自律的・目標管理」。マズローの低次欲求=X、高次欲求=Yに対応する点が頻出。
Q1. マグレガーのX理論に基づく管理スタイルとして最も適切なものはどれか。
正解:2. 命令・統制と処罰による管理
X理論は人間を怠惰とみなすため、命令・統制と賞罰による管理(アメとムチ)が中心となる。
Q2. Y理論の人間観として最も適切なものはどれか。
正解:2. 人は条件次第で自ら進んで働き、責任を取ろうとする
Y理論は人を自律的で責任を引き受ける存在と捉え、目標管理や権限委譲を促す管理を支持する。
Q3. マグレガーのY理論と整合的な管理手法として最も適切なものはどれか。
正解:3. 目標管理(MBO)と職務拡大
Y理論は自己統制を重視するため、目標管理や職務拡大・職務充実などと整合的。監督強化や罰則重視はX理論寄り。