問題
コンピュータを用いて業務データの処理を行う場合は、処理対象となるデータ量を考慮し、業務の要求を満たす時間内に、プログラムによる処理が終了するよう配慮する必要がある。このためには、処理速度を考慮した適切な処理方法を選択しなければならない。プログラムによる処理方法に関する記述として最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1売上高を変数に格納し集計処理するプログラムでは、売上高を整数の型で格納しても、実数の型で格納しても集計処理速度は変わらない。
- 2売上高の標準偏差を求める処理手順では、売上高の合計を求めてから売上高の2乗の合計を求める方法に比べ、売上高の合計と、売上高の2乗の合計を、同じ繰り返し処理の中で求める方法の方がプログラムの処理速度が速い。
- 3売上高の平均を求める処理手順では、売上高データがあらかじめ大きい順または小さい順に並べ替えられていた場合の方が、並べ替えを行っていない場合に比べ、プログラムの平均処理速度は速い。
- 4取引先の住所データを磁気ディスクに格納したまま検索処理をした場合も、主記憶の配列に格納して検索処理した場合も、検索処理速度は大きくは変わらない。
正解
2. 売上高の標準偏差を求める処理手順では、売上高の合計を求めてから売上高の2乗の合計を求める方法に比べ、売上高の合計と、売上高の2乗の合計を、同じ繰り返し処理の中で求める方法の方がプログラムの処理速度が速い。
詳しい解説を見る解説を閉じる
解説
イが正解。合計と2乗合計を別々のループで求めるとデータを2回走査する必要があるが、1つのループ内で両方を加算すれば走査は1回で済み、I/O やキャッシュ効率の観点でも処理速度が速くなる。ア:実数型(浮動小数点)演算は一般に整数演算より遅いため処理速度は変わる。ウ:単純平均(総和/件数)はデータ順序に依存しないため、ソート済みでも処理速度は変わらない(かえってソートのコストが追加されるので遅くなりうる)。エ:主記憶アクセスは磁気ディスクアクセスより数桁高速なので、配列に展開した方が圧倒的に速い。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成23年度 中小企業診断士1次試験 経営情報システム 第4問)
中小企業診断士トップ
一問一答・予想問題・まとめノート