ビジネス実務法務検定3級 表まとめ問題
頻出論点を早見表で整理し、要点を穴埋めにした問題集です。好きな表から解けます(全24問)。
民法・契約
意思表示の瑕疵と効果
契約の出発点となる意思表示に問題(瑕疵)があると、その効果は「無効」か「取消し」に分かれます。ビジネス実務法務検定でも定番の論点で、どの類型がどちらに当たるかが繰り返し問われます。心裡留保・虚偽表示・錯誤・詐欺・強迫の5つについて、原則の効果を埋めながら違いを整理しましょう。
制限行為能力者の分類
判断能力が不十分な人が不利な契約で損をしないよう、法律は4種類の「制限行為能力者」を定めて保護しています。試験では、それぞれに付く保護者の名称と判断能力の程度がセットで問われます。判断能力が低い順に並ぶ関係を意識しながら、保護者と能力の程度を埋めて違いを整理しましょう。
無権代理と表見代理
代理権のない者が勝手に本人の名で契約した「無権代理」では、本人・相手方・無権代理人の三者の利害をどう調整するかが問われます。ビジネス実務法務検定でも本人の追認、相手方の催告権・取消権、そして本人が責任を負う「表見代理」の成立場面が頻出です。だれが何をできるのかを立場ごとに整理しながら空欄を埋めましょう。
時効(取得時効・消滅時効)
時効は、一定期間の経過によって権利を得たり(取得時効)、逆に権利が消えたり(消滅時効)する制度で、実務でも債権回収の期限管理に直結する重要論点です。取得時効の10年・20年、消滅時効の5年・10年という数字と、その進行を止める「完成猶予」「更新」の区別が繰り返し問われます。数字と事由を取り違えないよう注意して埋めましょう。
典型契約の分類
民法は、ビジネスでよく使う契約の型を13種類「典型契約」として用意しています。3級ではその中でも売買・賃貸借・請負・委任が中心で、それぞれ「当事者が何を約束する契約か」を正確に区別できるかが問われます。とりわけ請負と委任の違いは頻出なので、各契約の目的を埋めながら特徴をつかみましょう。
債務不履行と契約の解除
約束どおりに債務が果たされない状態を「債務不履行」といい、その型(履行遅滞・履行不能・不完全履行)と、契約を解消する「解除」の要件が問われます。ビジネス実務法務検定では、解除に催告が必要な場面と、催告なしで直ちに解除できる場面の区別が定番です。それぞれの用語の意味と解除できる場面を整理しながら埋めましょう。
売買の契約不適合責任(買主の権利)
売買で引き渡された物が種類・品質・数量の点で契約に適合しないとき、買主は「契約不適合責任」を追及できます。従来の瑕疵担保責任に代わる論点で、買主がとれる4つの手段(追完請求・代金減額・損害賠償・解除)と、権利を失わないための通知期間が頻出です。それぞれの権利の内容と要件を整理しながら埋めましょう。
担保物権の比較
担保物権は、お金を貸した側が回収を確実にするための「物」による担保で、抵当権・質権・留置権・先取特権の4つが3級の中心です。区別の軸は、目的物の占有を債権者に移すかどうか、そして当事者の契約で設定するのか法律上当然に生じるのかの2点です。この観点を意識しながら、各担保物権の特徴を埋めて整理しましょう。
保証・連帯保証・連帯債務
保証は、人の信用で債権を担保する「人的担保」で、通常の保証・連帯保証・連帯債務の違いが問われます。とくに実務でほぼ標準となる連帯保証は、通常の保証にある3つの防御手段(催告の抗弁・検索の抗弁・分別の利益)が「ない」ため保証人の負担が非常に重くなります。どの権利が通常の保証にあり連帯保証にないのかを対比しながら埋めましょう。
債権譲渡と相殺
債権譲渡は債権を他人に移す取引、相殺は互いに持ち合う債権を差し引きゼロにする方法で、いずれも債権回収・資金管理の実務で使われます。試験では、債権譲渡を債務者や第三者に対抗するための要件(通知・承諾・確定日付)と、相殺が認められる条件「相殺適状」が頻出です。誰に対して何が必要かを意識しながら空欄を埋めましょう。
不法行為の要件と効果
不法行為は、契約関係がなくても、他人に損害を与えた者に賠償責任を負わせる制度で、交通事故や欠陥・情報漏えいなど企業活動のリスク管理に直結します。ビジネス実務法務検定では、一般不法行為の成立要件、賠償の方法、従業員の加害に会社が負う「使用者責任」、そして時効の年数が頻出です。要件と効果を整理しながら埋めましょう。
会社法・商法
会社の種類と社員の責任
会社法は、株式会社と、合名・合資・合同の3種類の持分会社を定めています。これらを区別する最大の軸が、出資者(社員)が会社の債務についてどこまで責任を負うか=有限責任か無限責任か、そして直接責任か間接責任かです。会社形態選びにも関わる基本論点なので、4つの会社ごとに社員の責任の範囲を埋めて整理しましょう。
株式会社の主な機関
株式会社は、所有者である株主自身が日々の経営をするのではなく、複数の機関に役割を分担させる「所有と経営の分離」を採ります。3級では株主総会・取締役・取締役会・監査役という基本機関の役割分担が問われます。「決める・実行する・監査する」という機能の違いを意識しながら、それぞれの役割を埋めて整理しましょう。
商人・商行為の基礎
商法は、営利活動を迅速・安全に行うため、民法の特別ルールとして「商人」や「商行為」に適用されます。まず誰が商人かを押さえ、次に商行為の3類型(絶対的商行為・営業的商行為・附属的商行為)を区別できるかが問われます。行為の性質そのものから商行為になるのか、営業として繰り返して初めて商行為になるのかという観点で、それぞれの内容を埋めましょう。
知的財産
産業財産権の比較(保護対象と存続期間)
特許・実用新案・意匠・商標は、特許庁への出願・登録によって発生する「産業財産権(工業所有権)」で、企業の知的財産戦略の基礎です。3級では、それぞれが何を保護対象とするか(発明・考案・デザイン・目印)と、存続期間が何年かを正確に区別できるかが問われます。保護対象と年数を取り違えないよう、対応させながら空欄を埋めましょう。
著作権の基礎
著作権は、文章・音楽・プログラムなどの創作的な表現を保護する権利で、産業財産権と違って登録なしに自動で発生するのが大きな特徴です。3級では、保護対象は何か、いつ権利が生じるか(無方式主義)、保護期間は何年か、そして譲渡できない著作者人格権の性質が問われます。産業財産権との違いを意識しながら、各項目を埋めましょう。
不正競争防止法の概要
不正競争防止法は、他社のブランドや成果へのただ乗り・盗用など、公正な競争を害する行為を「不正競争」として禁止する法律です。特許や商標のような登録がなくても保護される点が特徴で、3級では周知表示混同惹起・著名表示冒用・営業秘密侵害・商品形態模倣といった代表的な類型が問われます。それぞれどんな行為を指すのかを整理しながら埋めましょう。
労働・消費者保護
労働基準法の基礎
労働基準法は、使用者が守らなければならない労働条件の最低基準を定めた法律で、これを下回る契約は無効になります。3級では、法定労働時間(1日8時間・週40時間)、年次有給休暇の付与要件、解雇予告のルールといった具体的な数字がそのまま問われます。ひっかけの選択肢に惑わされないよう、正確な数字に注意しながら空欄を埋めましょう。
労働契約と就業規則
就業規則は、労働時間や賃金、服務規律など職場のルールを定めた文書で、一定規模の事業場には作成・届出が義務づけられます。3級では、作成義務が生じる人数の基準(常時10人以上)と、法令・労働協約・就業規則・労働契約という複数のルールが衝突したときの効力の優先順位が問われます。義務の要件と優劣関係を整理しながら埋めましょう。
消費者契約法
消費者契約法は、事業者と消費者の間の情報力・交渉力の格差を前提に、消費者を保護する民法の特別法です。3級では、事業者の不適切な勧誘で契約を「取り消せる」場面と、消費者に一方的に不利な契約条項が「無効」になる場面の区別が最重要論点です。取消しと無効はどう違うのかを意識しながら、各場面の効果を埋めましょう。
特定商取引法のクーリングオフ期間
クーリングオフは、訪問販売などで契約した消費者が、一定期間内なら無条件で契約を撤回・解除できる制度で、特定商取引法が取引類型ごとに日数を定めています。3級では、8日間のグループと20日間のグループを正確に区別できるかが問われます。どの取引が何日なのか、そして期間の起算点にも注意しながら空欄を埋めましょう。
製造物責任法(PL法)の要点
製造物責任法(PL法)は、欠陥のある製品で消費者がケガをしたり財産に損害を受けたりした場合に、被害者を救済しやすくするための法律です。ポイントは、被害者が製造者の落ち度(過失)まで立証しなくても賠償を受けられる「無過失責任」を採る点にあります。3級では、対象となる製造物の範囲、責任の性質、責任を負う者が問われます。要点を押さえながら埋めましょう。
個人情報保護法の基本
個人情報保護法は、氏名・住所などの個人情報を事業に使うすべての事業者(個人情報取扱事業者)に、情報の適正な取り扱いを義務づける法律です。顧客名簿を扱うほぼすべての企業に関わるため実務上も重要で、3級では利用目的の特定、目的外利用や第三者提供に必要な本人同意、安全管理措置といった基本義務が問われます。各義務の内容を整理しながら埋めましょう。
独占禁止法の概要
独占禁止法は、市場での公正で自由な競争を守り、消費者の利益と経済の健全な発展を図る法律です。3級では、禁止される3本柱「私的独占」「不当な取引制限」「不公正な取引方法」の内容を区別できるか、そしてこの法律を運用する行政機関がどこかが問われます。それぞれの禁止行為がどんな行為を指すのかを整理しながら埋めましょう。