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会計学

減損の認識と測定の違い

減損会計は兆候の把握、認識の判定、損失の測定という手順で進む。認識は減損損失を計上するか否かの判定、測定は計上する金額の算定で、使う数値が異なる。

比較表で見る違い

観点減損の認識減損の測定
目的減損損失を計上するか判定する計上する減損損失額を算定する
比較する数値帳簿価額と割引前将来キャッシュ・フロー総額帳簿価額と回収可能価額
割引の有無割引前で判定する割引後(使用価値)を用いる
結論帳簿価額>割引前CFなら認識する帳簿価額-回収可能価額=減損損失

それぞれの詳しい解説

A減損の認識

減損の兆候がある資産について、その資産から得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回るかどうかで減損損失を認識すべきか判定する。割引前の数値で判定する点が特徴。

  • 割引前将来CF総額を使用

  • 帳簿価額を下回れば認識

  • 損失計上の有無を判定

B減損の測定

減損損失を認識すると判定された資産について、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、その減少額を減損損失として計上する。回収可能価額は正味売却価額と使用価値のいずれか高い方をとる。

  • 回収可能価額まで減額

  • 正味売却価額と使用価値の高い方

  • 差額を減損損失に計上

試験対策のポイント

認識は割引前CFで「やるか判定」、測定は回収可能価額で「いくら減らすか算定」。「認識は割引なし、測定は割引あり」と覚える。

理解度チェック(3問)

Q1. 減損損失の認識の判定に用いる数値として正しいものはどれか。

  1. 1割引前将来キャッシュ・フローの総額
  2. 2割引後将来キャッシュ・フロー(使用価値)
  3. 3正味売却価額のみ
  4. 4取得原価
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正解:1. 割引前将来キャッシュ・フローの総額

減損の認識では、割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回るかで損失を計上すべきか判定する。割引を行わない点が測定との違い。

Q2. 減損損失の測定における回収可能価額の決め方として正しいものはどれか。

  1. 1正味売却価額と使用価値のいずれか高い方
  2. 2正味売却価額と使用価値のいずれか低い方
  3. 3常に使用価値
  4. 4常に正味売却価額
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正解:1. 正味売却価額と使用価値のいずれか高い方

回収可能価額は正味売却価額と使用価値のうちいずれか高い方をとる。帳簿価額をこの回収可能価額まで減額し、差額を減損損失とする。

Q3. 減損会計の手順として正しい順序はどれか。

  1. 1兆候の把握→認識の判定→損失の測定
  2. 2損失の測定→認識の判定→兆候の把握
  3. 3認識の判定→兆候の把握→損失の測定
  4. 4兆候の把握→損失の測定→認識の判定
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正解:1. 兆候の把握→認識の判定→損失の測定

減損会計は減損の兆候の把握、減損損失の認識の判定、減損損失の測定という順序で進める。

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