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会計学

のれんと負ののれんの違い

企業結合で取得原価と受け入れた純資産の時価との差額として生じる。プラスがのれん、マイナスが負ののれんで、その後の会計処理が大きく異なる。

比較表で見る違い

観点のれん負ののれん
発生原因取得原価>受入純資産の時価取得原価<受入純資産の時価
計上区分無形固定資産(資産)当期の利益(特別利益)
その後の処理20年以内に規則的に償却発生時に一括して利益計上(償却しない)
損益計算書での区分のれん償却額は販管費負ののれん発生益は特別利益

それぞれの詳しい解説

Aのれん

のれんは超過収益力を表し、20年以内のその効果が及ぶ期間にわたって定額法その他の合理的な方法で規則的に償却する。連結上は投資と資本の相殺消去で生じた差額として計上される。

  • 無形固定資産に計上

  • のれん償却額は販売費及び一般管理費

  • 減損の兆候があれば減損処理の対象

B負ののれん

負ののれんは取得原価が受入純資産の時価を下回る場合に生じる。取得原価の配分が適切か再検討したうえで、なお差額が残る場合は発生した事業年度の利益(負ののれん発生益)として一括計上する。

  • 償却しない

  • 特別利益に計上

  • 発生年度に一括処理する

試験対策のポイント

のれんは資産計上して20年以内に償却、負ののれんは発生年度に一括で利益計上。「正は資産で分割、負は一括で利益」と覚える。

理解度チェック(3問)

Q1. 負ののれんの会計処理として正しいものはどれか。

  1. 1発生した事業年度の利益として一括計上する
  2. 220年以内に規則的に償却する
  3. 3純資産の部に計上する
  4. 4繰延資産として処理する
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正解:1. 発生した事業年度の利益として一括計上する

負ののれんは取得原価の配分を見直してもなお差額が残る場合、発生した事業年度の利益(負ののれん発生益)として一括計上し、償却はしない。

Q2. のれんの償却に関する記述として正しいものはどれか。

  1. 120年以内のその効果が及ぶ期間にわたり規則的に償却する
  2. 2償却は行わず毎期末に減損テストのみ行う
  3. 340年以内に償却する
  4. 4発生時に全額を費用処理する
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正解:1. 20年以内のその効果が及ぶ期間にわたり規則的に償却する

日本基準ではのれんは20年以内のその効果の及ぶ期間にわたり定額法等で規則的に償却する。IFRSの非償却+減損のみとは異なる点に注意する。

Q3. のれん償却額の損益計算書上の表示区分として正しいものはどれか。

  1. 1販売費及び一般管理費
  2. 2営業外費用
  3. 3特別損失
  4. 4売上原価
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正解:1. 販売費及び一般管理費

のれん償却額は販売費及び一般管理費に表示する。なお負ののれん発生益は特別利益に表示する。

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