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会計学

為替予約の独立処理と振当処理の違い

外貨建債権債務に付した為替予約の会計処理には二つの方法がある。予約を独立したデリバティブとして時価評価するのが独立処理、予約レートを債権債務に振り当てるのが振当処理。

比較表で見る違い

観点独立処理振当処理
為替予約の評価独立して時価評価する債権債務に予約レートを振り当てる
ヘッジ対象との関係別個に処理する一体として処理する
為替差損益の認識予約と対象を別々に計上する予約レートで固定し直々差額・直先差額を配分
基準上の位置づけ原則的な方法当分の間認められる容認処理

それぞれの詳しい解説

A独立処理

為替予約を外貨建債権債務とは独立したデリバティブ取引として扱い、決算日に時価評価して評価差額を当期の損益に計上する方法。原則的な処理であり、債権債務も決算日レートで換算する。

  • 予約を独立して時価評価

  • 評価差額は当期損益

  • 原則的な方法

B振当処理

為替予約により確定した円貨額(予約レート)を外貨建債権債務に振り当てて換算する方法。直々差額は予約日の属する期の損益、直先差額は予約日から決済日までの期間にわたり配分する。当分の間認められる容認処理。

  • 予約レートを債権債務に振り当てる

  • 直先差額を期間配分

  • 容認される簡便処理

試験対策のポイント

独立処理は予約を別建てで時価評価、振当処理は予約レートで債権債務を固定。「別々に評価か、レートを貼り付けるか」で覚える。

理解度チェック(3問)

Q1. 為替予約の独立処理に関する記述として正しいものはどれか。

  1. 1予約を独立したデリバティブとして時価評価し評価差額を当期損益とする
  2. 2予約レートを債権債務に振り当てて換算する
  3. 3予約を計上しない
  4. 4直先差額を期間配分する
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正解:1. 予約を独立したデリバティブとして時価評価し評価差額を当期損益とする

独立処理は為替予約を外貨建債権債務とは別個のデリバティブとして時価評価し、評価差額を当期の損益に計上する原則的な方法である。

Q2. 振当処理における直先差額の処理として正しいものはどれか。

  1. 1予約日から決済日までの期間にわたって配分する
  2. 2全額を予約日の属する期の損益とする
  3. 3純資産に計上する
  4. 4繰延資産として処理する
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正解:1. 予約日から決済日までの期間にわたって配分する

振当処理では、直々差額(取引日レートと予約日の直物レートの差)は予約日の属する期の損益とし、直先差額(直物レートと予約レートの差)は予約日から決済日までの期間にわたり配分する。

Q3. 為替予約の処理方法のうち原則的な方法はどちらか。

  1. 1独立処理
  2. 2振当処理
  3. 3繰延処理
  4. 4一括処理
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正解:1. 独立処理

為替予約の会計処理では独立処理が原則であり、振当処理は当分の間認められる容認処理である。

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