A所有権移転ファイナンス・リース
所有権移転条項や割安購入選択権などにより、リース期間終了後に物件の所有権が借手に移転すると認められる取引。自己所有の固定資産と同様に、経済的耐用年数にわたり残存価額を見積って減価償却する。
所有権が借手へ移転
経済的耐用年数で償却
残存価額を見積る
ファイナンス・リースは契約終了時に所有権が借手に移るかどうかで二つに分かれ、リース資産の減価償却の方法が変わる。
| 観点 | 所有権移転ファイナンス・リース | 所有権移転外ファイナンス・リース |
|---|---|---|
| 所有権の移転 | リース期間終了時に借手へ移転する | 移転しない |
| 減価償却の耐用年数 | 経済的耐用年数 | リース期間 |
| 残存価額 | 自己資産と同様に見積る | 原則としてゼロ |
| 償却方法 | 自己所有の固定資産と同一の方法 | 定額法等から選択(リース期間定額法など) |
所有権移転条項や割安購入選択権などにより、リース期間終了後に物件の所有権が借手に移転すると認められる取引。自己所有の固定資産と同様に、経済的耐用年数にわたり残存価額を見積って減価償却する。
所有権が借手へ移転
経済的耐用年数で償却
残存価額を見積る
所有権が移転しないファイナンス・リース。物件を使用できるのはリース期間に限られるため、リース期間を耐用年数とし、残存価額をゼロとして減価償却する。
所有権は移転しない
リース期間で償却
残存価額は原則ゼロ
移転は自己資産と同じく経済的耐用年数、移転外はリース期間で残存ゼロ。「もらえるなら本来の寿命、返すならリース期間まで」と覚える。
Q1. 所有権移転外ファイナンス・リースの減価償却に関する記述として正しいものはどれか。
正解:1. リース期間を耐用年数とし残存価額をゼロとして償却する
所有権移転外ファイナンス・リースは物件を使えるのがリース期間に限られるため、リース期間を耐用年数とし残存価額をゼロとして減価償却する。
Q2. 所有権移転ファイナンス・リースの減価償却に用いる耐用年数として正しいものはどれか。
正解:1. 経済的耐用年数
所有権移転ファイナンス・リースは自己所有の固定資産と同様に扱うため、経済的耐用年数にわたり残存価額を見積って償却する。
Q3. 所有権移転ファイナンス・リースと判定される要件として正しいものはどれか。
正解:1. 割安購入選択権があり行使が確実に予想される
所有権移転条項、割安購入選択権(行使が確実に予想されるもの)、特別仕様物件などの要件に該当する場合は所有権移転ファイナンス・リースと判定される。