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会計学

所有権移転ファイナンス・リースと所有権移転外ファイナンス・リースの違い

ファイナンス・リースは契約終了時に所有権が借手に移るかどうかで二つに分かれ、リース資産の減価償却の方法が変わる。

比較表で見る違い

観点所有権移転ファイナンス・リース所有権移転外ファイナンス・リース
所有権の移転リース期間終了時に借手へ移転する移転しない
減価償却の耐用年数経済的耐用年数リース期間
残存価額自己資産と同様に見積る原則としてゼロ
償却方法自己所有の固定資産と同一の方法定額法等から選択(リース期間定額法など)

それぞれの詳しい解説

A所有権移転ファイナンス・リース

所有権移転条項や割安購入選択権などにより、リース期間終了後に物件の所有権が借手に移転すると認められる取引。自己所有の固定資産と同様に、経済的耐用年数にわたり残存価額を見積って減価償却する。

  • 所有権が借手へ移転

  • 経済的耐用年数で償却

  • 残存価額を見積る

B所有権移転外ファイナンス・リース

所有権が移転しないファイナンス・リース。物件を使用できるのはリース期間に限られるため、リース期間を耐用年数とし、残存価額をゼロとして減価償却する。

  • 所有権は移転しない

  • リース期間で償却

  • 残存価額は原則ゼロ

試験対策のポイント

移転は自己資産と同じく経済的耐用年数、移転外はリース期間で残存ゼロ。「もらえるなら本来の寿命、返すならリース期間まで」と覚える。

理解度チェック(3問)

Q1. 所有権移転外ファイナンス・リースの減価償却に関する記述として正しいものはどれか。

  1. 1リース期間を耐用年数とし残存価額をゼロとして償却する
  2. 2経済的耐用年数で残存価額を見積って償却する
  3. 3償却を行わない
  4. 4時価評価する
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正解:1. リース期間を耐用年数とし残存価額をゼロとして償却する

所有権移転外ファイナンス・リースは物件を使えるのがリース期間に限られるため、リース期間を耐用年数とし残存価額をゼロとして減価償却する。

Q2. 所有権移転ファイナンス・リースの減価償却に用いる耐用年数として正しいものはどれか。

  1. 1経済的耐用年数
  2. 2リース期間
  3. 3法定耐用年数の半分
  4. 45年固定
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正解:1. 経済的耐用年数

所有権移転ファイナンス・リースは自己所有の固定資産と同様に扱うため、経済的耐用年数にわたり残存価額を見積って償却する。

Q3. 所有権移転ファイナンス・リースと判定される要件として正しいものはどれか。

  1. 1割安購入選択権があり行使が確実に予想される
  2. 2解約可能である
  3. 3リース料が低額である
  4. 4リース期間が1年以内である
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正解:1. 割安購入選択権があり行使が確実に予想される

所有権移転条項、割安購入選択権(行使が確実に予想されるもの)、特別仕様物件などの要件に該当する場合は所有権移転ファイナンス・リースと判定される。

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