問題
老年症候群と高齢者の身体的特徴について、正しいものを2つ選べ。
選択肢
- 1加齢に伴い喉の渇きを感じる感覚(口渇感)が鋭くなるため、高齢者は脱水になりにくい。
- 2高齢者は予備力(生理的なゆとり)が低下しており、軽微なきっかけでも容易に体調を崩しやすい。
- 3高齢者は複数の慢性疾患をもつことは少なく、ひとつの疾患のみを治療すれば足りることが多い。
- 4生活機能障害が複数の原因によって生じる「老年症候群」は、原因疾患の治療だけでは解決しにくい。
- 5加齢による恒常性(ホメオスタシス)の維持機能は、若年者と比べて変化しない。
正解(2つ選択)
2. 高齢者は予備力(生理的なゆとり)が低下しており、軽微なきっかけでも容易に体調を崩しやすい。
4. 生活機能障害が複数の原因によって生じる「老年症候群」は、原因疾患の治療だけでは解決しにくい。
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解説
高齢者は心肺機能や免疫機能などの予備力が低下しており、ちょっとした感染や環境変化でも容易に全身状態が悪化しやすいことが特徴で正しい。老年症候群はめまい・転倒・失禁・低栄養など複数の要因が絡み合って生じるため、単一の原因疾患を治療するだけでは改善しにくく、多面的な評価とケアが必要で正しい。一方、加齢では口渇感がむしろ鈍くなり脱水を起こしやすいので誤り。高齢者は複数の慢性疾患を併せもつ(多病・多剤併用)ことが多く、単一疾患のみという記述は誤り。恒常性の維持機能も加齢により低下するため「変化しない」は誤り。(根拠: 老年医学の基本概念・高齢者の生理的特徴)
一問一答
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