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労働生理

交感神経と副交感神経の違い

自律神経は、活動・緊張時に優位となる「交感神経」と、安静・休息時に優位となる「副交感神経」から成り、多くの器官を拮抗的に二重支配しています。両者の働きが正反対になる点が学習のポイントです。

比較表で見る違い

観点交感神経副交感神経
優位となる場面昼間の活動時・緊張・興奮・ストレス時夜間・安静・休息・睡眠時
心拍数増加させる減少させる
血圧上昇させる低下させる
消化管の働き抑制する促進する
気管支拡張させる収縮させる
瞳孔散大させる(広げる)縮小させる(狭める)
全身への働き体を活動状態にする体を休息・回復状態にする

それぞれの詳しい解説

A交感神経

自律神経のうち、昼間の活動時や緊張・興奮・ストレスを受けたときに優位となる神経です。体を活動に適した状態にします。心拍数を増やし血圧を上げ、気管支や瞳孔を広げる一方、消化管の運動は抑制します。副交感神経とともに同じ器官を拮抗的に二重支配しており、自律神経の中枢は間脳の視床下部にあります。

  • 活動・緊張・ストレス時に優位になる

  • 心拍数を増やし血圧を上昇させる

  • 消化管の運動は抑制する

  • 気管支・瞳孔を広げる

B副交感神経

自律神経のうち、夜間や安静・休息・睡眠時に優位となる神経です。体を休息・回復に適した状態にします。心拍数を減らし血圧を下げ、消化管の運動や消化液の分泌を促進します。睡眠中は副交感神経が優位になり、体温や血圧が低下します。交感神経と同じ器官を拮抗的に二重支配しています。

  • 安静・休息・睡眠時に優位になる

  • 心拍数を減らし血圧を低下させる

  • 消化を促進する

  • 睡眠中に優位となり体温・血圧が下がる

試験対策のポイント

「交感神経=活動・緊張(心拍↑・血圧↑・消化↓)」「副交感神経=安静・休息(心拍↓・血圧↓・消化↑)」。同じ器官を拮抗的に二重支配し、中枢は視床下部。

理解度チェック(2問)

Q1. 交感神経の働きに関する記述として、正しいものはどれか。

  1. 1安静時に優位となり心拍数を減少させる
  2. 2活動・緊張時に優位となり心拍数を増加させる
  3. 3消化管の運動を促進する
  4. 4睡眠中に優位となる
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正解:2. 活動・緊張時に優位となり心拍数を増加させる

交感神経は活動・緊張時に優位となり、心拍数を増やし血圧を上げる。消化管運動は抑制する。安静・休息・睡眠時に優位となって心拍を減らし消化を促進するのは副交感神経である。

Q2. 自律神経に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. 1交感神経と副交感神経は同じ器官を拮抗的に二重支配している
  2. 2消化管の運動は交感神経が優位のときに促進される
  3. 3副交感神経が優位になると血圧は上昇する
  4. 4自律神経は自分の意思で自由に調節できる
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正解:1. 交感神経と副交感神経は同じ器官を拮抗的に二重支配している

交感神経と副交感神経は多くの器官を拮抗的に二重支配する。消化の促進や血圧の低下は副交感神経の働き。自律神経は意思とは無関係に内臓などを調節する不随意の神経である。

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