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労働生理

赤血球と白血球の違い

血液の血球成分のうち、酸素を運ぶ「赤血球」と、体を守る免疫を担う「白血球」は役割がまったく異なります。数・寿命・ヘモグロビンの有無などの違いも試験でよく問われます。

比較表で見る違い

観点赤血球白血球
主な働きヘモグロビンによる酸素の運搬免疫・生体防御(細菌や異物の排除)
核の有無成熟したものには核がない核をもつ
数(血液1μL中)血球の中で最も多い(数百万個)赤血球よりずっと少ない(数千個)
寿命約120日と長い一般に短い
性差数・ヘマトクリット値は男性のほうが高い男女差はほとんどない
ヘモグロビン含む(酸素と結合する)含まない

それぞれの詳しい解説

A赤血球

骨髄で作られる血球で、赤い色素であるヘモグロビンを含み、酸素を全身へ運ぶ働きをします。成熟した赤血球には核がありません。寿命は約120日と血球の中では長く、数も血球の中で最も多いのが特徴です。血液の容積に占める赤血球の割合をヘマトクリット値といい、数・ヘマトクリット値・ヘモグロビン量はいずれも男性のほうが女性より高くなります。

  • ヘモグロビンで酸素を運搬する

  • 成熟したものには核がない

  • 寿命は約120日と長い

  • 数・ヘマトクリット値は男性のほうが高い

B白血球

細菌や異物から体を守る免疫・生体防御を担う血球です。好中球・リンパ球(T細胞・B細胞)・単球・好酸球などの種類があり、細菌を取り込んだり抗体を作ったりして働きます。赤血球と異なり核を持ちます。数は赤血球よりずっと少なく、寿命も一般に短いのが特徴です。数に男女差はほとんどなく、感染や炎症があると増加します。

  • 免疫・生体防御(細菌や異物の排除)を担う

  • 好中球・リンパ球・単球・好酸球などがある

  • 核を持ち、数は赤血球より少ない

  • 数に男女差はほとんどない

試験対策のポイント

「赤血球=酸素運搬・核なし・約120日・男性が高い」「白血球=免疫・核あり・数は少なく寿命は短い」。酸素を運ぶヘモグロビンは赤血球にだけ含まれる。

理解度チェック(2問)

Q1. 赤血球に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. 1体内に侵入した細菌を排除する免疫の働きを担う
  2. 2ヘモグロビンを含み酸素を運搬する
  3. 3数やヘマトクリット値は女性のほうが男性より高い
  4. 4寿命は数時間と非常に短い
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正解:2. ヘモグロビンを含み酸素を運搬する

赤血球はヘモグロビンを含み酸素を運搬する。寿命は約120日と長く、数・ヘマトクリット値は男性のほうが高い。体内に侵入した細菌を排除する免疫の働きを担うのは白血球である。

Q2. 白血球に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. 1ヘモグロビンを含み酸素の運搬を行う
  2. 2血液中の数は赤血球よりはるかに多い
  3. 3免疫・生体防御を担い、好中球やリンパ球などの種類がある
  4. 4数は男性のほうが女性より明らかに多い
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正解:3. 免疫・生体防御を担い、好中球やリンパ球などの種類がある

白血球は免疫・生体防御を担い、好中球・リンパ球・単球・好酸球などの種類がある。ヘモグロビンによる酸素運搬は赤血球の役割。数は赤血球よりずっと少なく、男女差もほとんどない。

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