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技能

親展と至急(脇付)の違い

封筒の宛名の左下などに書き添える言葉を脇付(外脇付)という。代表例が「親展」と「至急」で、それぞれ受け手への指示が異なる。秘書は届いた郵便物の仕分けや上司への取り次ぎでこれらの意味を正しく理解し、開封の可否を判断する必要がある。

比較表で見る違い

観点親展至急
意味宛名本人が開封してほしい急ぎで取り扱ってほしい
開封してよい人原則として宛名本人のみ通常どおり(秘書が開封可の場合あり)
秘書の扱い開封せず本人に渡す優先して速やかに処理・取り次ぐ
主眼機密・プライバシーの保護処理スピードの確保

それぞれの詳しい解説

A親展

「宛名本人が直接開封してください」という意味の脇付。機密やプライバシーに関わる文書に用いる。秘書は親展の郵便物を勝手に開封せず、未開封のまま上司本人に渡すのが原則である。

  • 宛名本人が開封する

  • 機密・私信に使う

  • 秘書は開封せず本人へ渡す

B至急

「急いで取り扱ってください」という意味の脇付。内容の機密性ではなく処理の速さを求める指示である。秘書は他の郵便物より優先して速やかに開封・確認し、上司へ取り次ぐ。開封の可否は通常の文書と同じ扱い。

  • 急いで処理してほしい

  • 機密指定ではない

  • 優先して取り次ぐ

試験対策のポイント

「親展=本人だけが開封(機密)」「至急=急いで処理(速さ)」。親展は開けず本人へ、至急は最優先で取り次ぐ。

理解度チェック(3問)

Q1. 上司宛てに「親展」と書かれた封書が届いた。秘書の対応として適当なものはどれか。

  1. 1内容を確認するため開封してから渡す
  2. 2開封せず未開封のまま上司に渡す
  3. 3急ぎと判断して自分で処理する
  4. 4他の郵便と一緒に後でまとめて渡す
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正解:2. 開封せず未開封のまま上司に渡す

「親展」は宛名本人が直接開封してほしいという指示なので、秘書は開封せず未開封のまま上司に渡すのが適当である。内容確認のための開封は機密保持に反し信頼を損なう。親展は急ぎを意味する脇付ではないため自分で処理するのも誤りで、本人に渡すことが最優先である点を押さえる。親展=本人だけが開ける、と覚えておけば仕分けの際に迷わない。

Q2. 「至急」と書かれた郵便物の扱いとして適当なものはどれか。

  1. 1機密文書なので開封しない
  2. 2他の郵便より優先して速やかに取り次ぐ
  3. 3緊急ではないので翌日に回す
  4. 4差出人に内容を確認してから渡す
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正解:2. 他の郵便より優先して速やかに取り次ぐ

「至急」は急いで処理してほしいという指示なので、他の郵便物より優先して速やかに確認し上司へ取り次ぐのが適当である。至急は機密指定ではないため開封しないとする対応は誤り。緊急ではないと判断して翌日に回すのも趣旨に反し、差出人への内容確認も不要で、まず速やかに処理することが求められる。至急=処理の速さを求める脇付、と機密の親展と区別して理解する。

Q3. 親展と至急の違いの説明として適当なものはどれか。

  1. 1親展は速さ、至急は機密を求める
  2. 2親展は機密保護、至急は処理の速さを求める
  3. 3どちらも秘書が必ず開封してよい
  4. 4どちらも開封してはならない
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正解:2. 親展は機密保護、至急は処理の速さを求める

親展は宛名本人の開封を求める機密保護の脇付、至急は急いで処理してほしいという速さの脇付であり、目的が異なるためこの記述が適当である。両者の意味を逆にした記述や、どちらも必ず開封してよい・どちらも開封してはならないとする記述は、それぞれの脇付の趣旨を取り違えており不適当である。親展は開けず本人へ、至急は最優先で取り次ぐ、と対応を分けて覚える。

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