Aマーケットイン
マーケットインは、お客様が何を求めているかを起点に、そのニーズに合う製品やサービスを企画し提供する考え方です。品質を「使用目的への適合」や顧客満足でとらえるQCの基本姿勢と重なります。ただし、要求の把握を誤ると的外れになるため、ニーズを正しくつかむ努力が欠かせません。
顧客ニーズを起点にする
使用目的への適合・顧客満足を重視
QCが基本とする考え方
マーケットインは、市場や顧客の要求(ニーズ)を起点に、求められるものを作って提供する考え方です。プロダクトアウトは、作り手の技術や都合を起点に、作れるものや作りたいものを提供する考え方です。品質管理では、お客様第一の立場からマーケットインを基本とし、プロダクトアウトに偏って顧客のニーズと離れないよう戒めます。
| 観点 | マーケットイン | プロダクトアウト |
|---|---|---|
| 発想の起点 | 市場・顧客のニーズ | 作り手の技術・都合 |
| 重視するもの | お客様が求める品質 | 自社の技術・生産の都合 |
| 品質の考え方 | 使用目的への適合・顧客満足 | 作れる範囲での品質 |
| 主なリスク | 要求の把握を誤ると外す | 顧客ニーズと離れやすい |
| QCが勧める姿勢 | 基本とすべき考え方 | 偏りに注意すべき考え方 |
マーケットインは、お客様が何を求めているかを起点に、そのニーズに合う製品やサービスを企画し提供する考え方です。品質を「使用目的への適合」や顧客満足でとらえるQCの基本姿勢と重なります。ただし、要求の把握を誤ると的外れになるため、ニーズを正しくつかむ努力が欠かせません。
顧客ニーズを起点にする
使用目的への適合・顧客満足を重視
QCが基本とする考え方
プロダクトアウトは、作り手の技術や設備、都合を起点に、作れるものや作りたいものを送り出す考え方です。優れた技術を生かせる利点はある一方、顧客の求めと離れると独りよがりになりやすく、QCではマーケットインに偏りを正す視点として理解されます。
作り手の技術・都合を起点にする
顧客ニーズと離れやすい
偏りに注意すべき考え方
マーケットインは「顧客起点(求められる物を作る)」、プロダクトアウトは「作り手起点(作れる物を送り出す)」。QCの基本はマーケットインです。
Q1. マーケットインの考え方として、もっとも適切なものをひとつ選べ。
正解:2. 市場や顧客の要求を起点に、求められるものを作って提供する
マーケットインは、市場や顧客のニーズを起点に、求められる製品やサービスを提供する考え方で、お客様第一のQCの基本姿勢と重なります。作れるものや設備の都合を起点にするのはプロダクトアウトで誤り。検査を厳しくすることは品質保証の一手段であって、マーケットインの意味そのものではありません。
Q2. プロダクトアウトに偏ったときに起こりやすい問題として、もっとも適切なものをひとつ選べ。
正解:1. 顧客のニーズと離れた、売れない製品を作ってしまう
プロダクトアウトは作り手の技術や都合を起点にするため、偏りすぎると顧客のニーズと離れ、求められない製品を作ってしまう独りよがりに陥りやすくなります。顧客要求を取り入れすぎるのはむしろマーケットイン寄りの心配で誤り。検査基準の緩みやコスト上昇は必ず起こるものではなく、プロダクトアウトの典型的な問題点ではありません。
Q3. 品質管理におけるマーケットインとプロダクトアウトの位置づけとして、もっとも適切なものをひとつ選べ。
正解:2. QCではマーケットインを基本とし、プロダクトアウトへの偏りに注意する
品質管理では、お客様第一の立場からマーケットインを基本とし、プロダクトアウトに偏って顧客ニーズと離れないよう注意する、という位置づけが正しい説明です。基本を逆にした選択肢、両者を同一視する選択肢は誤り。マーケットインは顧客起点、プロダクトアウトは技術・作り手起点であり、これを逆にした選択肢も誤りです。