問題
運用中の基幹システムの保守が困難になってきたので、基幹システムの再構築を実施することになった。運用中のシステムは過去十数年間運用してきたが、開発時点の設計書や要件定義書もすべて残っている。この再構築に当たって、次の記述の中で最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1運用中のシステムの利用プロセスを分析し、これを参考に新システムを再構築する。
- 2運用中のシステムを上書きしながら新システムを開発し、これに本番データを入力してその挙動を調べることで、新システムの正当性を確認することができる。
- 3開発時点の設計書に基づいて、新システムを再構築する。
- 4開発時点の設計書を詳細に分析して、その処理手順をすべて新システムで実現することが、システムの一貫性保持の点で望ましい。
正解
1. 運用中のシステムの利用プロセスを分析し、これを参考に新システムを再構築する。
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解説
十数年運用する間に業務は変化し、現行の使われ方は当初の設計書どおりとは限らない。再構築では現に運用中のシステムの利用プロセス(実際の使われ方・要件の変化)を分析し、それを参考に新システムを構築するのが適切で、アが正しい。 イ:本番(運用中)システムを上書きしながら開発し本番データで検証するのは、現行業務の停止リスクが大きく不適切。ウ・エ:十数年前の設計書どおりに作る、あるいは旧処理手順をすべて再現するのは、その間の業務変化を無視し陳腐化した仕様を引き継ぐ恐れがあり、再構築の趣旨に反するため不適切。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成19年度 中小企業診断士1次試験 経営情報システム 第17問)
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