問題
システム開発の基本的フェーズは、フェーズ1:要件定義、フェーズ2:外部設計、フェーズ3:内部設計、フェーズ4:プログラム開発、フェーズ5:各種テスト、フェーズ6:稼動である。これら各フェーズを後戻りすることなく順に行っていく方法論を、ウォータフォール型システム開発方法論と呼ぶ。しかし、この方法論には種々の課題があるとされ、その課題の解消を目的に多様な方法論が開発されている。そのような方法論に関する記述として最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1RAD は、ウォータフォール型システム開発方法論よりも迅速に開発することを目的としたもので、システムエンジニアだけで構成される大人数の開発チームで一気に開発する方法論である。
- 2システム開発を迅速かつ確実に進める方法論として XP があるが、それは仕様書をほとんど作成せず、ストーリーカードと受け入れテストを中心に開発を進める方法論である。
- 3スパイラル開発は、1つのフェーズが終わったら、もう一度、そのフェーズを繰り返すペアプログラミングと呼ばれる手法を用いて確実にシステムを開発していく方法論である。
- 4プロトタイピングは、フェーズ5の各種テストを簡略に行う方法論である。
正解
2. システム開発を迅速かつ確実に進める方法論として XP があるが、それは仕様書をほとんど作成せず、ストーリーカードと受け入れテストを中心に開発を進める方法論である。
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解説
XP(eXtreme Programming)はアジャイル開発の代表的手法で、(1) 詳細な仕様書を作らずユーザストーリー(ストーリーカード)で要求を表現、(2) テスト駆動開発(受け入れテストの先行作成)、(3) ペアプログラミング、リファクタリング、頻繁なリリース等のプラクティスを核とする。よってイが正解。ア:RAD(Rapid Application Development)は少人数のチームでツール(プロトタイピング/CASE 等)を活用して短期間で開発する手法であり、大人数で SE のみという特徴は誤り。ウ:スパイラル開発は要件分析・設計・実装・評価のサイクルを段階的にスパイラル状に繰り返してリスクを低減する手法であり、ペアプログラミングは XP のプラクティス。両者を混同している。エ:プロトタイピングは要件定義段階で試作品を作って早期に仕様を確認する手法であり、テスト工程を簡略化する方法論ではない。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成22年度 中小企業診断士1次試験 経営情報システム 第14問)
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